No.2621 初醸造2017 IPL(ベアード)

 久しぶり,ベアードビールです。ブライアンの醸造ノートより。「 今年の初醸造は,ホッピーなインディアペールエールのレシピだが,ラガー酵母で発酵させたインディアペールラガー。モルトはフロアーモルテッドのピルスナーに,パンのような風味のあるウィーンとミュンヘンを隠し味程度に組み合わせた。75IBUとなるドイツとニュージーランド産の5種類のホップを煮沸􄽂に投入,同様に貯酒タンクにも全5種のホップをドライホップとして投入,まさにインディアペールにふさわしい仕込みとなった。これをベアードのハウスラガー酵母で発酵させ,ラガー特有のクリーンで,丸みのあるフレーバーも魅力的だ。」とてもホッピーで爽やか,モルト感は弱く喉ごしドライです。アルコール度数7%。330ml475円。
(2017.1.31.)
No.2622 デ・モーレン・ホップ&リーフダ(オランダ)

 デ・モーレン醸造所が造るアメリカン・ペール・エール・スタイルです。リーフダはオランダ語で「愛」の意味だそうです。グラスに注ぐと,ダークゴールドの液体。口に含むと,爽快で,フルーティーな軽やかさ。グレープフルーツの香りと苦みが支配的ですが,次第にマンゴーのようなフルーティーさがやって来て,喉ごしは意外にドライです。アルコール度数が4.8%とやや物足りない感じですが,なかなかバランスの取れた1本でした。IBU57。330ml496円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.2.1.)
No.2623 ローグ4ホップIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるローグ・エールズ醸造所が造るIPAスタイルです。自社農場の4つのホップ(Rogue Farms Rebel,Freedom,Yaquina,Alluvial)を使用しています。アルコール度数も4.44%ということで,4ホップと名付けられているようです。グラスに注ぐと,泡立ちのよいオレンジ色の液体からフルーティーな香りが立ち上ります。口に含むと,爽やかな柑橘系の香りとともに,IBU55のホップの苦みが襲ってきます。麦芽の旨みは控えめで,喉ごしドライです。アルコール度数が低いので,IPAというよりは,セッションIPAのような感じです。個人的には,少々物足りない感じでした。355ml479円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.2.2.)
No.2624 ローグ7ホップIPA(アメリカ)

 昨日飲んだ4ホップIPAと対になるIPAです。ローグファームズの7種類のホップ(Rogue Farms Liberty,Newport, Revolution, Rebel, Independent, Freedom ,Alluvial )を使用しています。グラスに注ぐと,オレンジ色の液体から,柑橘系の香りが立ち上ります。口に含むと,トロピカルフルーツの甘みとしっかりとした松のような青い苦みがバランスよく調和しています。アルコール度数も7.77%あるので,飲みごたえも十分です。アメリカンIPAの傑作と言っても過言ではないでしょう。満足感高いし,価格も安いです。シリーズ化して,5ホップ,6ホップ,8ホップと続けてほしいものです。IBU76。355ml479円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.2.3.)
No.2625 ドライプレミアム豊醸・焙煎仕立て(アサヒ)

 本日,那須湯本温泉に来ています。湯上がりのビールは,ギフト専用品として販売された限定ビールが「やまや」にて単品で販売されていたので,買ってみました。カップに注ぐと,濃いめの色がいい感じです。口に含むと,焙煎麦芽のコクと旨みが感じられ,飲みごたえがあります。直前に,一番搾り・名古屋づくりを飲みましたが,同じコク系なら名古屋づくりの方が美味しいと感じました。どっちにしても,湯上がりのビールは最高です。原材料は,麦芽,ホップ,米,コーン,スターチです。アルコール度数6.5%。350ml213円。
(2017.2.4.)
No.2626 ウィドマーブラザーズ・リプレイIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるウィドマーブラザーズ醸造所が造るセッションIPAスタイルです。輸入元,アイコン・ユーロパブの資料より。「リプレイIPAは複雑なホップと飲み易さのバランスがとれたセッションスタイルIPAです。際立つホップアロマとビールの味わいを“繰り返し”お楽しみください。複雑なホップのアロマと味わい,飲み易いボディが特徴です。」使用麦芽は,ペールモルト(2ROW PALE),小麦麦芽,カラメル麦芽です。使用ホップは,アルケミー,X-431,シトラ,シヌックとなっています。アルコール度数は,4.5%ながら,しっかりとしたコクと,ホップの苦みが利いた充実の1本でした。瓶のデザインが凝っています。IBU40。355ml432円。安いです。
(2017.2.5.)
No.2627 ロストコースト・アーグ・ペールエール(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるロスト・コースト醸造所が造るペール・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,ゴールドの液体から,シトラスやグレープ・フルーツの香りが漂います。口に含むと,すっきりとしていてフルーティー。それでいてホップの苦みもバッチリ。IPAに近いニュアンスです。この醸造所は,価格も安く,それでいてキッチリした味のビールを醸造しているので好きです。日本にいて,こんな美味しいビールが飲める幸せ,実感しました。使用ホップは,カスケード,センテニアル,シトラです。アルコール度数5.2%。355ml432円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.2.6.)
No.2628 レシア・ジェット・ラグ(イタリア)

 イタリアのクラフトビール,久しぶりです。レシア醸造所が造るアメリカンIPAスタイルです。グラスに注ぐと,スタウトのような濃い目の液体。泡立ちがよく,濃厚な感じです。口に含むと,麦芽由来の樹木や焙煎香,ホップが作り出す華やかな柑橘香が強めで,味の方もアメリカンIPAにスタウトを合わせたような濃厚さです。アメリカンIPAのイタリア的解釈でしょうか。個性抜群の1本でした。残念なのは,250mlの瓶なので,あっという間に飲み終わってしまうことです。本来は,じっくり味わうビールなのでしょうが,個人的には1パイントぐらいガッツリ飲みたい感じです。アルコール度数6%。525円。静岡市のバーチが輸入しています。
(2017.2.7.)
No.2629 レシア・マリア・マタ(イタリア)

 イタリアのクラフトビールが続きます。レシア醸造所が造るアメリカン・ペールエール・スタイルです。10種類のホップを使用しているそうで期待させます。グラスに注ぐと,泡立ちのよい濃厚な液体から,柑橘系の華やかな香りが立ち上ります。口に含むと,IPAのようなしっかりとしたコクと苦み,いい感じです。IPAスタイルのジェット・ラグと甲乙つけがたい旨さです。やっぱり,残念なのは,250mlの瓶なので,あっという間に飲み終わってしまうことです。本来は,じっくり味わうビールなのでしょうが,個人的には1パイントぐらいガッツリ飲みたい感じです。アルコール度数6%。525円。静岡市のバーチが輸入しています。
(2017.2.9.)
No.2630 サウンド・リバティ・ベイIPA(アメリカ)

 ワシントン州ポールスボーにあるサウンド・ブリュワリーが造るIPAスタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,明るいゴールドの液体からシトラスの香りが立ち上ります。口に含むと,ホップの苦みが強烈です。IBU47とは思えないキッチリした苦みです。渋みも感じます。それでいてフルーティー,モルト感は弱めです。アメリカンIPAの王道といったところでしょうか。気に入りました。ただ,355mlの缶ビールで626円というのは,けっこう痛いです。安かったら毎日飲みたいビールです。アルコール度数7%。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2017.2.11.)

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295.本日のビール(246)No.2621~2630