No.1457 麦とホップ赤(サッポロ)

 期間限定新ジャンル,麦とホップ赤がフェストスタイルと名前を変え,10月12日から発売になりました。発売4年目を迎え,イギリスのエール風から,ドイツのメルツェン風に中身が大きく変更になっています。ドイツ産麦芽とバイエルン産ホップを一部使用し,少し高めのアルコール分(5.5%以上6.5%未満)となっています。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,大麦),スピリッツ(大麦)です。個人的には,昨年までのスタイルが気に入っていたのですが,味が変わってしまい残念です。とりあえず,来年は元に戻ることを期待しています。350ml96円。
(2016.11.8.)
No.165 スピットファイア(イギリス)

 久しぶりに飲むオールドスタイル。スーパーで,580円の30%引き406円だったので,思わず買ってしまいました。1698年よりエールビールを造り続けてきたイギリスで一番古い歴史を持つシェパード・ニーム社が造るエールビールです。グラスに注ぐと,薄めの褐色の液体から,懐かしい香りが漂います。口に含むと,クラフトビールを飲み慣れている身としては,かなりの薄味です。それにしても懐かしい。輸入ビールを飲み始めた頃の記憶が蘇ってきます。イギリスらしい頑固さが伝わってくるペールエールでした。アルコール度数4.5%。500ml。原材料は,麦芽,ホップ,糖類,酵母。素朴な味わいが魅力です。
(2016.11.9.)
No.2262 志賀高原・其の十アニバーサリーIPA(玉村本店)

 準定番商品なのになかなか手に入らない人気のビールです。志賀高原ビールの十周年を記念して醸造を始めたインペリアルIPAスタイルのビールです。余裕のあるときにだけ仕込むそうなので,見つけたら即買いです。副原料に自家栽培の美山錦を使用していますが,これなら日本を代表するIPAといってもよいと思います。4種類のアメリカンホップを使用し,IBU75とのことですが,それほど苦みは感じません。上品な苦みです。香りは,柑橘系のフルーティーな香りが特徴的で,アルコール度数7.5%とは思えないスムーズな喉ごしです。つかった、レモンやパッションフルーツを思わせる爽やかな香り。日本一のビールと言っても過言ではないでしょう。330ml533円。
(2016.11.23.)
No.2194 タップルームNO.21ペールエール(アメリカ)

 コルドンヴェールが輸入するタップルーム醸造所のペールエールスタイルです。以前とラベルのデザインが変わったので,つい買ってしまいました。当然中身は変わるはずもなく,まあまあ平均的なペールエールでした。カスケード,トマホーク,アマリロの3種のホップを使用しています。シトラスの香りがいい感じです。ラベルが変わるとつい買ってしまうのは,マニアの悲しい性でしょうか。やまやに行くと,見たことのないビールがあるとつい手を出してしまいます。なお,輸入元のコルドンヴェールは,日本を代表する総合リテイラー(小売業)であるイオンと,酒類販売のトップリテイラーであるやまやの共同出資による,ワインを基軸商品とした専門輸入商社です。アルコール度数5.3%。355ml429円。
(2016.11.27.)
No.196 サッポロラガー(サッポロ)

 11月22日に,缶タイプが数量限定で再発売になりました。以下,メーカーHPより。「当商品は,業務用市場を中心に大びん・中びんで販売しております。本年7月に缶製品を販売したところ好評を博し,予定を2割以上も上回る販売実績となり,お客様からの期待にお応えすべく,急きょ再発売することになりました。デザインは,表面は現在のびんラベルを忠実に表現し,裏面は1893年当時のラベルと,開拓使麦酒醸造所から札幌麦酒株式会社に至る歴史に触れる文言が記載されています。ラベルに掲げられた赤い星は,開拓使のシンボルであった北極星を示し,ファンの皆様から“赤星”の愛称で長年親しまれています。」定番の旨さです。350ml170円。
(2016.11.29.)
No.1945 冬のどごし・華やぐコク(キリン)

 今年も登場した季節限定の新ジャンルです。缶のデザインは,キーカラーを昨年までの緑色から赤色に変更し,ギフトパッケージを連想させるモザイク模様を採用することで,冬ならではの華やかな品質感を高めたとのことです。中味の方は,煮沸工程の後半に香りつけのホップを投入するレイトホッピング製法で,ホップの華やかな香りを抽出しています。また,カラメル麦芽を一部使用することで,視覚的にも高い満足感を得ることができる冬らしい濃い色合いの液色にしたとのことです。アルコール度数は,6%とやや高めの設定で飲み応えがあります。なにより,350ml115円という安さが魅力です。
(2016.12.1.)
No.935 本旨・麦仕込み(韓国)

 スーパーで見つけた韓国の新ジャンル。初めて飲むかなと思って買ってみたら,以前に飲んだことがありました。缶のデザインが変わると,飲んだことないと勘違いして,買ってしまうことがよくあります。メーカーの罠にはまったようです。さて,この新ジャンル,ジンロが造っています。350ml93円という缶コーヒーより安い価格が魅力です。そして味の方は,これまた意外といっては失礼ですが,けっこうイケるのです。ビールの代用になります。新ジャンルにありがちな癖もあまりありません。とにかく安いのでおすすめです。缶のデザインが地味でテンションは下がります。あくまで中身で勝負といったところでしょうか。
(2016.12.4.)
No.21 ブラウ・マイスター(キリン)

 12月6日からセブン&アイグループで再発売となりました。メーカーによれば,「素材は,眼で確かめ,匂いをかぎ,時に口に入れて味わって選びました。良質な麦芽をふんだんに使用し,米は厳選された上質な醸造米,ホップはきめ細かな泡としまりある味わいをもたらすチェコ・ザーツ産を中心とした良質のファインアロマホップ,アロマホップに加え,さらに豊かな香りを生む毬花ホップを使用しています。ファインアロマの毬花ホップを丁寧に手仕込みすることにより,より豊かな香りが醸し出され,しまりある味わいになったのです。そして,長期熟成することで,全体の調和がとれた仕上がりになります。」とのことです。キリンらしい原点を見るような味わい深い1本でした。アルコール度数5.5%。350ml245円。
(2016.12.7.)
No.2069 一番搾り・福岡づくり(キリン)

 一番搾りのセットをお歳暮でいただきました。送り主様は,私の好みをよく承知です。とりあえず,一本目,福岡づくりです。以前飲んだ福岡づくりと,裏面に書かれている福岡工場醸造長のことばがかわりました。「ワイワイ!ガヤガヤ!福岡のやんちゃな飲み会が,一番盛り上がるビールにしよう。仲間と時間を忘れて,とことん盛り上がるために。地元の濃い味の料理に負けない,福岡県産麦芽の力強いうまみを引き出しました。スッキリした後味で,気持ちよく飲める,福岡だけのしあわせな時間を堪能する一杯です。」頂き物だけに美味しくいただきました。
(2016.12.14.)
No.2221 ヴァイツェン・ボック(銀河高原)

 毎日飲むビールは,アメリカンエール系か国産大手のピルスナー系です。ベルギー系やドイツ系はめっきり飲む機会がなくなりました。そこで登場したのが,銀河高原のヴァイツェン・ボック。久しぶりの濃厚な深い味わいに改めてドイツビールの実力を思い知らされました。毎日飲むビールではありませんが,たまにはいいものです。そして,このビールが日本で醸造されていることに感謝します。輸入ビールに比べれば,破格の安さも魅力です。流行を追わない存在感のあるビールです。350ml278円。アルコール度数6%。
(2016.12.14.)

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