No.2601 ナギサビールIPA(ナギサビール)

 和歌山県白浜町のナギサビール株式会社が造るIPAスタイルです。レギュラー商品のペールエールよりもホップの量を2.5杯にしているそうです。使用ホップは,シングルホップでカスケードだけで仕上げたアメリカンタイプのIPAとなっています。グラスに注ぐと,無濾過の酵母で濁ったブラウンの液体。炭酸は弱めです。口に含むと,思ったほどアメリカンIPAらしくはありません。香りも苦みも抑えめです。無濾過酵母のせいか,どちらかというとヴァイツェン・ボックに近い印象。柔らかな喉ごしです。日本的なIPAと思いました。IBU46。アルコール度数6%。330ml417円。安いです。
(2017.1.11.)
No.2602 ドレイクスIPA(アメリカ)

 カリフォルニア州サンフランシスコ近くのベイエリアのサンレアンドロにあるドレイクス醸造所が造るIPAです。グラスに注ぐと,炭酸の泡が少なめなブラウンの液体から柑橘系の香りが漂います。口に含むと,パインやオレンジを思わせる香りとモルトの深い旨みが渾然一体となって襲ってきます。アメリカンIPAの基本ですね。完璧な仕上がりです。ここ1週間の中では間違いなく最高の1本でしょう。感動しました。IBU64。アルコール度数7%。355ml626円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.1.12.)
No.2603 スティルウォーター・スーパーホップIPA(アメリカ)

 メリーランド州,ボルチモアにあるスティルウォーター醸造所のIPAスタイルです。以下輸入元資料より。「世界中から厳選された4種類のホップ(シトラ/ギャラクシー/ネルソンソーヴィン/パシフィック・ジェム)と,スティルウォーターらしさを表現するのに欠かせないファームハウスイーストを使用。カジュアルに楽しめながら,味わいの奥深さを追求した一本。」名前の通り,ホップによる強烈な苦みが特徴の1本です。アメリカンIPAのお手本といってよい絶妙なバランスで,安かったら毎日飲みたい旨さです。アルコール度数6%。355ml642円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2017.1.14.)
No.2604 オキナワ・サンゴビール・ケルシュ(南都)

 出張で今日は水戸泊まりです。外には飲みに行かず,ホテルの部屋でビールです。駅ビルにある北野エースでビールを仕入れました。このスーパーはビール売り場が充実しています。まずは,沖縄県にある南都酒造所のケルシュスタイルです。2001年よりニヘデビールを醸造していましたが,2016年10月より,オキナワ・サンゴビールとしてリニューアルしました。ドイツスタイルを飲むのは久しぶりのような気がします。麦芽100%と生きた酵母の旨みがどっしりとしていて,安定感抜群の1本でした。アルコール度数5%。330ml486円。
(2017.1.13.)
No.2605 オキナワ・サンゴビール・アルト(南都)

 2本目です。本日のビジネスホテルは,温泉ではありませんが,大浴場があるので快適です。湯上がりのビールは,何を飲んでも最高です。アルト・スタイルをいただきました。カップに注ぐと,ブラウンの液体。口に含むと,スッキリしていてスムーズに喉を通過していきます。サンゴビールは,サンゴでできた醸造所内にある玉泉洞の地下水「コーラルウォーター」使用しているそうです。30万年の年月が創り上げた鍾乳洞の地下100mから汲み上げた水は,カルシウムとミネラルが豊富な水だそうです。いやあ,旨いです。アルコール度数5%。330ml486円。
(2017.1.13.)
No.2606 オキナワ・サンゴビール・ブラックエール(南都)

 早くも3本目です。ブラックエール・スタイルです。カップに注ぐと,コーラのような漆黒の液体です。口に含むと,見た目ほど濃厚ではなく,スッキリしています。苦みや旨みもきつくなく,とてもスムーズです。バランスのよい1本でした。インターナショナルビアカップ2016で,フリースタイルダークエール部門で銀賞を受賞しています。水戸に泊まって,沖縄のビールを飲める幸せ,気分は最高です。アルコール度数5%。330ml486円。
(2017.1.13.)
No.2607 オキナワ・サンゴビール・IPA(南都)

 オキナワ・サンゴビール最後の1本は,IPAスタイルです。一番好みのスタイルを最後にとっておきました。その甲斐あって,4本中,一押しの1本です。カップに注ぐと,酵母の濁りがある濃い目の液体から,柑橘系ホップの香りが立ち上ります。口に含むと,麦芽の旨味とホップの爽やかな苦みが渾然一体となっています。喉ごしは,ややドライな印象です。ちなみに,購入先の北野エースは,つまみ類も充実していて,外に飲みに行かなくても,安く飲むことができます。アルコール度数5%。330ml486円。飲み干したところで,本日,2度目の風呂に行ってきます。
(2017.1.13.)
No.2608 アンカー・ゴー・ウエストIPA(アメリカ)

 本日,5本目となります。アメリカ・サンフランシスコのアンカー・ブリューイング社の缶ビールです。2015年より醸造開始2016年パッキングされた最も新しいアンカー醸造所の定番アイテムです。「ゴーウエスト」はアンカー社創設の起源とされるゴールドラッシュ時代に流行った名文句「ゴー・ウエスト・ヤング・マン」へのオマージュとして命名されたとのことです。使用モルトは,二条大麦。ホップは,アポロ,ブラヴォー。さらにドライホッピングで,シトラ,イクイノックス,カリプソ,ユーリカを使用しています。アンカーらしい傑作アメリカンIPAでした。オレンジやグレープフルーツのような柑橘系の香りと,苦味と旨みのバランスが最高です。アルコール度数6.5%。355ml389円。三井食品が輸入しています。
(2017.1.13.)
No.2609 ドレイクス1500ドライホップド・ペールエール(アメリカ)

 カリフォルニア州のドレイクス醸造所が造るアメリカン・ペールエール・スタイルです。グラスに注ぐと,やや濁りのある濃い目の液体から,柑橘系ホップの香りが立ち上ります。口に含むと,シトラス系の香りが繊細で上品な味わい。アメリカのビールにしては,主張が出過ぎず,控えめな感じ。とはいえ,アメリカン・ペールエールというよりは,セッションIPAといった方がよいようなホップの苦みを兼ね備えています。なかなかの秀作です。アルコール度数5.5%。355ml626円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.1.15.)
No.2610 ラピンクルタ・クリスマス(フィンランド)

 珍しいフィンランドのビールです。ハートウォール醸造所が造るラピンクルタは,フィンランドの人気ナンバーワンビールです。ラピンクルタとは,ラップランドの金という意味だそうです。今回いただいたのは,ミュンヘナー・スタイルのオーガニック・ラガー。クリスマス限定醸造ビールですが,今頃飲むことになってしまいました。北極圏の雪解け水と有機栽培でとれた原料のみで造られています。グラスに注ぐと,澄みきった赤褐色の液体。口に含むと,イギリス系のエールのような独特の香りと苦み,モルトの旨味が程よくいい感じです。アルコール度数4.6%。350ml489円。福岡市の廣島が輸入しています。
(2017.1.16.)

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290.本日のビール(244)No.2601〜2610