No.2571 田沢湖ビール・ピルスナー(わらび座)

 秋田県仙北市のわらび座が造るピルスナー・スタイルのクラフトビールです。定番のビールながら,今まで飲んだことがありませんでした。やまやで売っていたので,買ってみました。グラスに注ぐと,美しく黄金色に輝く色合いがいい感じです。口に含むと,クラフトビールならではの深い味わいに感激しました。IPAばかり飲んでいるので,たまにこういうビールを飲むと,原点に帰ったというか,懐かしい気分になります。モルトの旨味と,スッキリと爽快なノド越しが上品です。最高級のピルスナーモルトとチェコ産のファイン・アロマホップを使用しているとのこと,老舗らしいどっしりした安定感抜群の1本でした。アルコール度数5%。330ml513円。
(2016.11.28.)
No.2572 ヱビス・和の芳醇(サッポロ)

10月中旬より,歳暮ギフト限定で発売となった新商品です。この商品は,厳選された国産麦芽と国産ホップを使用し,上質な味わいに仕上げ,ヱビスの深い味わいに加え,芳醇な香りも楽しめる,贅沢な贈り物にふさわしいギフト限定醸造のヱビスとのことです。外観は,上品な藤紫色を基調に,日本の伝統文様である麻の葉文様を背景にあしらい,和の世界観を表現し,冬のギフトにふさわしい高級感のあるデザインとなっています。ディスカウントスーパーで単品で販売されていたので買ってみました。味の方は,ヱビスですから申し分ありません。それにしても,もう解体セール,早すぎるような気もします。アルコール度数5%。350ml218円。
(2016.11.30.)
No.2573 クリアアサヒ・初摘みの贅沢(アサヒ)

 11月22日より発売となった期間限定の新ジャンルです。2016年に収穫した摘みたての山形県産ホップと,香り高いアロマホップを使用することによって,クリアアサヒ・ブランドならではのクリアな後味はそのままに,爽やかな香りと豊かな味わいを実現しましたとのことです。一昨年は「摘みたてホップ」,昨年は,「初摘みの香り」と名前を変えていますが,中身はさして違わないのではないでしょうか。賞味期限の関係で比べることはできませんが,新ジャンルにしては,かなり優秀な商品です。十分ビールの代用になります。個人的には,スーパードライより美味しいかなとも思ってしまいます。アルコール度数5%。350ml118円。
(2016.12.2.)
No.2574 肉専用ペールエール(ヘリオス)

 11月29日,いい肉の日にちなんでローソン限定で発売されたクラフトビールです。ホップは,ヒュール・メロンとハラタウ・ブランを使用とのこと。グラスに注ぐと,ペールエールにしては,濃色のブラウンの液体です。口に含むと,ペールエールというよりは,レッドエールに近い味わい。ホップの苦みは弱めで,焙煎麦芽の甘みが支配的です。アメリカン・ペールエールを期待していた私には,少々期待はずれでした。とはいえ,沖縄の限定クラフトビールが,コンビニで売られているという幸せ。文句は言いません。アルコール度数5%。350ml335円。原材料は,麦芽,ホップです。
(2016.12.3.)
No.2575 スカトルバット・テル・テール・レッド(アメリカ)

 犬のラベルが愛らしいワシントン州にあるスカトルバット醸造所が造るアイリッシュ・レッド・エール・スタイルのクラフトビールです。グラスに注ぐと,キレイなルビーレッド色の液体から,柑橘系ホップの爽やかな香りが立ち上ります。口に含むと,さっぱりとしたグレープフルーツの風味と松の香りがいい感じです。レッド・エールというよりは,IPAに近い濃厚な旨みが詰まっています。IBUも42で,ホップの苦みが強めで,個人的には大満足の1本でした。家計が許せば毎日飲みたい旨さでした。アルコール度数5%。355ml505円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2016.12.5.)
No.2576 アドナムス・モザイク・ペール・エール(イギリス)

 アドナムス醸造所は,英国ロンドンから北東に向かった海岸線の町,サウスウォルドで1872年に設立された古いブルワリーです。伝統的な英国スタイルを得意とし,地元で人気のローカルビールとのことですが,このイノベーションシリーズは,伝統に現代の風を吹き込んだ革新的なビールで,スモールバッチで限定生産しており,地元のみならず英国のビール愛好家からも高い評価を得ています。本日の1本は,モザイク・ホップを使用したシングルホップ・ペールエールです。瑞々しい柑橘系の香りが特徴的です。アルコール度数は,4.1%と物足りないものの,爽やかでゴクゴク飲める秀作です。330ml432円という低価格も魅力です。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.12.6.)
No.2577 ラーヴィグ・ホッピー・ジョー(ノルウェー)

 ラーヴィグ・アクティブリッゲリ醸造所が造るアメリカン・レッド・エール・スタイルです。この醸造所は,2003年,ノルウェー第4の都市スタヴァンゲルで創業したクラフトビール醸造所で,ミッケラーもビアギーク・シリーズを醸造委託するなど,品質は折り紙付きです。瓶のラベルは,サケ缶のようなデザインであまりいいイメージはしません。グラスに注ぐと,レッド・エールらしく赤ワインのような鮮やかな液体。口に含むと,ほどよいホップ苦味と麦芽のカラメル感がバランスのよいヨーロッパのビールとは思えないアメリカンな仕上がり。トロピカルフルーツとシトラスの感覚と,ネルソンソービンホップからくるワインの様なグレープ感がいい感じです。アルコール度数4.7%。IBU40。330ml584円。レディーバード・トレーディングが輸入しています。
(2016.12.8.)
No.2578 カールストラウス・オーロラ・ホッピヤリス(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるカールストラウス醸造所が造るサンディエゴ・スタイルIPAです。シムコー,モザイク,アマリロ,シトラホップを大量に使用しています。グラスに注ぐと,ゴールドの液体から柑橘系ホップの爽やかな香りが立ち上ります。口に含むと,とてもトロピカルなグレープフルーツ,マンゴー,パッションフルーツ,シトラスと松のフレイバーが次々にやって来ます。フィニッシュはドライでクリスピー。爽やかで,バランスの取れた傑作IPAに,大満足です。もう少し安かったら,いいんだけどなあと思いつつ,外で飲むことを考えたら,十分安い。寒い冬は家飲みです。IBU60。アルコール度数7%。355ml628円。ナガノ・トレーディングが輸入しています。
(2016.12.9.)
No.2579 ヨーペン・ノースシーIPA(オランダ)

 久しぶりに登場したオランダのビールです。正直,オランダのビールにはあまりいいイメージがありません。本日の1本は,ヨーペン醸造所が造るアメリカンIPAスタイルです。グラスに注ぐと,濃厚な液体から,柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,オレンジやトロピカルフルーツの香りとともに,青草のような苦み,麦芽の旨みもバッチリです。アメリカのクラフトビールと言われても気付かないほど,アメリカン。オランダらしさは全くありません。なかなかの傑作ではないでしょうか。IBU70というのも,驚異的です。オランダにもこんな美味しいビールがあったのかと感心しました。アルコール度数6.5%。330ml642円。ちょっと高いです。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2016.12.10.)
No.2580 ラッキー・バケット・ジョグ・タンパー(アメリカ)

 ネブラスカ州にあるラッキー・バケット醸造所が造るブラウン・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,ブラウンというよりは,ブラックといった方がよいようなスタウトのような液体。麦芽の香ばしい香りが立ち上ります。口に含むと,キャラメルモルト,チョコレートモルトのカカオのようなフレーバーが広がります。濃厚な割には,喉ごしはスッキリ,ゴクゴク飲めるタイプです。最近,寒い日が続いているので,暖かい部屋で飲むにはぴったりのビールでした。IBU21。アルコール度数5.5%。355ml572円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2016.12.11.)

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286.本日のビール(241)No.2571〜2580