No.2561 シークレット・オブ・ブルーワー(ロシア) 久しぶりにロシアのビールです。ロシアのビールはあまり評判がよくないようで,さらに輸入元が「やまや」ということで,全く期待していません。ロシアのオチャコボという大手ビールメーカーの製品です。ブランドにもなっている「オチャコボ」というのは,古くにドイツでビール醸造を学びロシアへ技術を持ち帰った人物だそうです。古典的ドイツビールを手本に作られています。早速飲んでみます。結論からいうと,これは当たりです。旨いです。古典的なピルスナーの味わい,日本でいえば,クラシックラガーに近い印象です。しかもこちらは,ばくが100%,クラシックラガーを超えています。やまやさん,悪く言ってごめんなさい。アルコール度数4.5%。500ml321円。輸入ビールにしては,破格の安さです。 (2016.11.17.) |
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No.2562 ブリュードッグ・エルビス・ジュース(スコットランド) ブリュードッグの新作です。原材料は,麦芽,ホップのほか,グレープフルーツピール、,スイートオレンジピール,ビターオレンジピールを使用していて,発泡酒扱いのIPAです。使用ホップは,マグナム,アマリロ,シムコー,シトラ,モザイクです。グラスに注ぐと,グレープフルーツの爽やかな香りが漂います。口に含むと,タンジェリンオレンジにキャラメルの風味が,絶妙のバランスでいい感じです。ホップ由来のフローラルで松脂のような苦味を,爽快なグレープフルーツのシトラスフレーバーが包み込んでいます。よくあるフルーツビールとは全く違うあくまでもIPAを主張する完璧な仕上がりです。さすがブリュードッグです。IBU40。アルコール度数6.5%。330ml398円。ウィスク・イーが輸入しています。 (2016.11.18.) |
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No.2563 一番搾り・栃木づくり(キリン) さくら市のコンビニでやっと手に入れることができました。10月12日から発売になった一番搾りです。缶には,「表には出さない。でも人一倍仲間思いなのが,栃木です。栃木の皆様と,地元のことを語り合いました。栃木の人のしあわせな時間に,一番似合うビールをつくるために。気の合う仲間との,大切な時間を輝かせる,華やかな香りと,栃木県産大麦麦芽の豊かな味わいがうれしい一杯。栃木だけの,黄金色の一番搾りを,どうぞ。」と書いてあります。原材料は,麦芽,ホップ,米となっています。コーン・スターチは使用していないものの米を使用している点が気になります。飲んでみると極めて普通。苦労して手に入れた割には今一つでした。取手工場で造っています。アルコール度数5%。ml224円。 (2016.11.18.) |
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No.2564 グリーンフラッシュ・ジャイブ・セッションIPA(アメリカ) カリフォルニア州にあるグリーンフラッシュ醸造所が造るセッションIPAです。近年流行のアルコール度数4%という軽いIPAです。ホップは,シムコー,カスケード,アマリロを使用しています。グラスに注ぐと,ゴールドの液体から,柑橘系シトラス,グレープフルーツ,青々と下草の香りが漂います。口に含むと,低アルコールの割には,クリスピーな口当たりで旨みが詰まっています。柑橘やパイナップル,青々とした草を思わせるフレイバーもしっかりしていて,とてもセッションIPAとは思えない仕上がりです。毎日飲みたくなるようなビールですが,355ml628円は高すぎます。ゴクゴク一気に飲みたいけれど,もったいなくてじっくり味わわざるを得ませんでした。IBU65。ナガノトレーディングが輸入しています。 (2016.11.19.) |
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No.2565 冬の旬味(サントリー) 11月8日発売の冬季限定新ジャンルです。旬味シリーズの第3弾となります。中身の特徴は,メーカーによれば,「アルコール度数6%のしっかりとした飲みごたえと,麦芽のうまみを感じる中味に仕上げました。また,希少なヒュルメロンホップ由来のほんのり甘くまろやかな香りと,スッキリとした後味で,冬に好まれる旨みがぎゅっと凝縮されたコクのある味わいの料理によく合うように仕上げました。」とのことです。飲んでみると,やっぱり新ジャンル,ビールではありません。しかしながら,350ml105円という価格は魅力的です。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,糖類),スピリッツ(小麦),炭酸ガス含有となっています。 (2016.11.20.) |
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No.2566 ローグ・ペンデルトン・ペールエール(アメリカ) アメリカではとてもお気に入りの醸造所,オレゴン州のローグが造るペールエール・スタイルです。何がお気に入りかというと,値段の安さです。輸入元の札幌えぞ麦酒さんはとても良心的です。さて,本日のビールは,ペンデルトン国立公園の素晴らしい景観に触発されて醸造したとのことです。口に含むと,軽やかな中にもきちんとした穀物の味わいと,ホップの爽やかな香りと苦みがバランスよく老舗らしい旨さです。好みのスタイルIPAではないので,IBU30と苦みはやや物足りない感じですが,安いので十分満足です。アルコール度数5.2%。355ml479円。 (2016.11.21.) |
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No.2567 ネブラスカ・エール・ストーム(アメリカ) ネブラスカ州にあるネブラスカ醸造所が造るブロンド・エール・スタイルの缶ビールです。輸入元によれば,「非常にスムースで,繊細な甘さを持ったバランスの良い味わい。ピルスナーモルトとスターリングホップを使用した,レモニーでスパイシーな味わいが特徴です。アウトドアにぴったり。カラッと晴れた青空の下で観る野球観戦のお供に最高のビール。熱気溢れる球場で,勝利に導くゴールデンカラーの爽快なブロンドをお楽しみください!」とのことです。飲んでみると,確かに美味しいビールではありますが,高いお金を出して飲むべきスタイルではないように思います。国産のビールと大きく違う点はありません。IBU13ということで,苦みも弱いです。アルコール度数5.1%。355ml524円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。 (2016.11.22.) |
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No.2568 マジック・ロックハイ・ハイアー・グレープフルーツ(イギリス) イングランドのマンチェスターとリーズの中間に位置するハダーズフィールドにあるマジック・ロック醸造所が造るフルーツ・ペールエール・スタイルです。アメリカンホップを前面に押し出したウエストコースト・ペールエール「ハイワイヤー」にグレープフルーツを加えています。輸入元によれば,アメリカンホップ由来のマンゴー,ライチの南国フルーツアロマに,グレープフルーツの爽快なシトラスビターのレイヤーが加わり見事なハーモニーを奏でていますとのことですが,個人的には,グレープフルーツが強すぎるように思います。とても美味しいビールではありますが,全体としてジュースのような印象で,しっかりビールを飲みたいときには向かないように思いました。アルコール度数5.5%。330ml510円。 (2016.11.24.) |
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No.2569 ラガーズ・ハイ・芳醇のどごし(サッポロ) イオンとサッポロが共同企画した新ジャンルの限定醸造です。9月21日より,発売となっています。「サッポロ ラガーズハイ芳醇のどごし」は,「ラガーズハイ」の特長であるアルコール7%と爽快なのどごしはそのままに,厳選した3種の麦芽をブレンドすることで,秋らしい麦のうまみが広がる味わいを実現した商品とのことです。イオングループの商品ですが,やまやに売っていました。やまやは,イオングループということでしょうか。詳細は知りません。早速飲んでみます。うーむ,ビールではありません。でも,アルコール度数7%が利いています。350ml105円なら,アリでしょう。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・スピリッツ(大麦)となっています。 (2016.11.25.) |
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No.2570 ザ・プレミアム・モルツ初摘みホップ・ヌーヴォー香るエール(サントリー) 昨年に続いて,11月15日から発売となった数量限定ビールです。限定に弱いので,つい買ってしまいます。メーカーもその辺が狙いなのだと思います。2016年に収穫されたザーツ産ファインアロマホップを使用しています。みずみずしい初摘みホップの香りとのことですが,好みは,アメリカンホップやニュージーランド産ホップなので,あまりワクワクしません。上面発酵のエール・スタイルで,日本の大手メーカーでは珍しいスタイルになっています。珍しいスタイルは,サントリーの得意とするところです。ところで,コンビニでは,330mlと量が少ないのはなぜなのでしょうか。アルコール度数6%。 (2016.11.26.) 「ビールがうまい」メニューに戻る |
285.本日のビール(240)No.2561〜2570