No.2541 クラフトセレクト・ウェートエール(サントリー)

 9月20日に新発売となったクラフトセレクトシリーズのウィートエール・スタイルです。メーカーによれば,「小麦麦芽を一部使用,また数種類のドイツ産アロマホップを配合するとともに,麦汁煮沸終了前後の最適な時期にホップを投入するレイトホッピング製法によって,ベリー系のフルーティで優雅な香りとまろやかで優しい口当たりが特徴のビールになっています。」とのことです。クラフトビール愛好家からすると物足りない感じがしますが,いつも大手メーカーの定番ビールを飲んでいる方々には,入門編としていいのではないでしょうか。個人的には,没個性的で薄い感じがしました。アルコール度数5.5%。350ml195円。
(2016.10.21.)
No.2542 クリアアサヒ吟醸(アサヒ)

 9月12日,冬季限定発売された新ジャンルです。通常の1.5倍の大麦とシトラホップを使用し,長期熟成することにより,深みのあるまろやかなコクと華やかな香りを実現したとのことです。吟醸という日本酒ぽいネーミングですが米は使用していません。飲んでみると,ネーミングはよくありませんが,新ジャンルとしては,かなり旨いです。十分ビールの代用になります。もしかしたら,スーパードライより好きかも知れません。ちょっとまとめて買っておこうと思いました。アルコール度数6%。350ml118円。低価格が魅力です。
(2016.10.22.)
No.2543 フライングIPA(エチゴビール)

 9月27日から新発売の新潟市エチゴビールが造るIPAスタイルの缶ビールです。缶のデザインがアメリカンスタイルで中身をよく表しています。グラスに注ぐと,濃いゴールドの液体。華やかなホップの香りが漂います。口に含むと,フルーティーな香りとともに,ホップの苦みが襲ってきます。インドの青鬼ほどではありませんが,印象として近い感じです。インドの青鬼よりは,モルティな感じで麦芽の旨みを感じます。原材料は,麦芽とホップ。アルコール度数5.5%。350ml278円。インドの青鬼より,10円安いです。このところ毎日飲んでいるインドの青鬼の方が10円分勝っているような感じです。10円をどう見るか,甲乙つけがたい旨さでした。
(2016.10.23.)
No.2544 一番搾り・熊本づくり(キリン)

 「復興応援 キリン絆プロジェクト」の活動の一環として,熊本地震で被災された方,および当該被災地の支援のために10月12日から,全国で発売されました。売り上げ1本につき10円を熊本地震の被災地の復興支援策に活用するとのことです。中味の特徴は,熊本特有の濃い味の料理にも合うように,熊本県産の米,九州産の麦芽を使用し,すっきりと飲みやすく,あとしまりのある味わいで,火の国をイメージした赤い液色にしたとのことです。グラスに注ぐと,一番搾りらしからぬ濃い色が特徴的です。口に含むと,濃い色とは対照的に,米の味が麦の旨みを薄めているような印象です。アルコール度数5%。350ml188円。
(2016.10.24.)
No.2545 ホップタイムPM6:00(サントリー)

 期間限定9月27日から,新発売された新ジャンルです。PM6:00とPM9:00の2種類があります。秋・冬シーズンに家庭でビール類をお楽しみいただきたいという想いから,秋・冬の風情を感じられる限定商品とのことです。特徴は,白ワインのような優雅な香りが特長のハラタウブランホップを使用し,レイトホッピング製法を採用することで,優雅な夕暮れをイメージした華やかな香りに仕上げたとのことです。口に含むと,ビールらしさはありません。独自路線を行く新ジャンルです。ビールにこだわらない人には美味しく飲めると思いました。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,糖類),スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有。アルコール度数5%。350ml96円。安さが魅力です。
(2016.10.25.)
No.2546 ホップタイムPM9:00(サントリー)

 ホップタイムの2種類目です。シトラスを思わせる爽やかな香りが特長のシトラホップを使用し,レイトホッピング製法を採用することで,澄んだきらめく星空をイメージした爽やかでフルーティな香りに仕上げたとのことです。パッケージは,澄んだきらめく星空をイメージさせる時間としてPM9:00を大きく中央に配し,背景には満天の星空をデザインしています。PM6:00が,ビールとはほど遠かったので,あまり期待はできません。早速飲んでみます。口に含むと,PM6:00よりは,ずっとビール感があります。新ジャンルとしては美味しいと思います。ただビールとして考えると,やっぱり物足りないです。安さが魅力なので仕方がないかなと思いました。アルコール度数5%。350ml96円。
(2016.10.29.)
No.2547 ザ・プレミアム・モルツ・スパークリングゴールド(サントリー)

 10月25日に新発売となった,セブン&アイグループ限定の缶ビールです。「ザ・プレミアム・モルツ」の「欧州産アロマホップ100%使用」「ダイヤモンド麦芽」「天然水100%仕込」といった特長に加えて,シャンパーニュ産麦芽と,白ワインを思わせる爽やかな香りが特長のハラタウブランホップを使用し,気品ある華やかな味わいに仕上げたとのことです。早速飲んでみます。口に含むと,フルーティーな香りが強烈です。プレミアムモルツとはほど遠い味です。全くの別物です。あまりにも香りが強いので,ビールより新ジャンルに近い味に感じます。おしゃれな感じの缶のデザイン,中身は,若者にはうけるのではないでしょうか。アルコール度数5.5%。350ml262円。ちょっと高いですね。
(2016.10.30.)
No.2548 田沢湖ビール・こまちヴァイス(わらび座)

 秋田県仙北市のクラフトビール,限定のヴァイツェン・スタイルです。仙北市産の小麦「ねばりごし」と大潟村産の「小春二条」をブレンドし,独特の酵母で発酵されることによって醸し出されるフルーティな香りとクリーミーな泡,2016年産の原料を使用し,フレッシュな味わいが特徴とのことです。早速飲んでみます。柔らかな喉ごしと,強いバナナ臭がいい感じです。完璧な仕上がりです。昔,小樽倉庫で飲んだヴァイツェンの旨さを思い出してしまいました。このところ,エールばかり飲んでいてドイツスタイルは敬遠していたのですが,改めてヴァイツェンのよさにふれることができました。満足感高いです。これは日本を代表するヴァイツェン・スタイルではないでしょうか。アルコール度数5%。330ml555円。
(2016.11.1.)
No.2549 田沢湖ビール・あきた麦酒・恵(わらび座)

 昨日に続き,秋田県仙北市のクラフトビールです。期間限定のスペシャルエールです。原材料は,秋田県立大学が大潟村で育てた「二条大麦」「六条大麦」,田沢湖ビール自家製ホップ,和賀山塊のブナの伏流水,秋田で採れた桜の天然酵母を使用と,秋田県産にこだわっています。グラスに注ぐと,キラキラ輝く,黄金色。口に含むと,芳醇な麦の旨みと適度なホップの苦み,フルーティーな香りが絶妙なバランスで喉を通過していきます。昨日に続き,傑作です。わらび座の実力,恐るべし。よくある観光地ビールとは違います。瓶のラベルデザインは,スタジオジブリでアニメーション背景も手がけた,秋田県出身の男鹿和雄さんによるものだそうで,いい感じです。アルコール度数5%。330ml555円。
(2016.11.2.)
No.2550 東北ウェットホップエール2016(ベアード)

 久しぶりに飲んだ静岡県沼津市のクラフトビール,ベアードビール。期間限定のゴールデンエール・スタイルです。原材料は,クリーンな軟水(地域の源泉水),麦芽は,フロアモルテッドピルスナー,ミュニック,カラゴールド,ホップは,山形県産カスケードと宮城県産センテニヨルの生ホップ,) 酵母 は,ハウススコティッシュエール酵母を使用。ベアードにしては個性が足りない印象ですが,スタイルがゴールデンエールなので,仕方がないのかも知れません。上品なさらりとした上質の1本でした。IBU30。アルコール度数5.5%。330ml481円。
(2016.11.3.)

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283.本日のビール(238)No.2541〜2550