No.2531 コナビール・ラバマン・レッドエール(アメリカ)

 ハワイ州コナ醸造所が造る季節限定レッドエール・スタイルです。モルトは,PALE,MUNICH30, HONEY, CARAMEL120, CHOCOLATEを使用。ホップは,ALCHEMY, CASCADE, MT. HOOD,HALLERTAUの4種類です。モルト由来のカラメルとチョコレートのような香りが特徴とのことですが,カラメル,チョコレートともにそれほど感じません。よかったです。カラメルとチョコレートを特徴とするビールは,甘くて飲めたものではありません。このビールは,甘さ控えめ,すっきりとしたレッドエールで,好感が持てました。それにしても,ラベルに漢字で限定と書かれていますが,どの段階で貼られたシールなのでしょうか。せっかくのいい感じのラベルが台無しです。IBU30。アルコール度数5.5%。355ml401円。友和貿易が輸入しています。
(2016.10.9.)
No.2532 シュー・フィエル・ブリッゲリ・モン・プラジール(ノルウェー)

 久しぶりに飲むノルウェーのビールです。2013年にベルゲン近郊に創業したクラフトビール醸造所,シュー・フィエル・ブリッゲリ醸造所が造るペールエール・スタイルです。グラスに注ぐと,透き通った琥珀色の液体。口に含むと,グレープフルーツとピーチの軽やかな香りとほど良い感じのホップの苦味がいい感じです。瑞々しいスッキリした味わいで,喉ごしもドライです。とても上品な感じです。瓶のデザインからもセンスの良さが伝わってきます。使用ホップは,ホライズン,シトラ,アマリロ,センテニアルです。IBU35。アルコール度数4.7%。330ml584円。レディバードトレーディングが輸入しています。
(2016.10.10.)
No.2533 シュー・フィエル・ブリッゲリ・シャール・ラタン(ノルウェー)

 昨日に続き,ノルウェーのシュー・フィエル・ブリッゲリ醸造所が造るビールです。スタイルは,セッションIPAです。昨日のビールが美味しかっただけに期待させます。グラスに注ぐと,美しい琥珀色の液体。口に含むと,フルーティーで柑橘系の香りとホップの苦みがバランスよくゴクゴク飲めるタイプです。喉ごしは,ドライでキレがあります。使用ホップは,ホライズン,サミット,アマリロ,センテニアルです。IBU45。アルコール度数4.7%。330ml584円。レディバードトレーディングが輸入しています。
(2016.10.11.)
No.2534 シュー・フィエル・ブリッゲリ・ショーミ・ペールエール(ノルウェー)

 シュー・フィエル・ブリッゲリ醸造所のビールが続きます。一昨日のモン・プラジールと同じくペールエール・スタイルになります。ただ,こちらの方がアルコール度数が6.0%と高いので,濃厚な感じです。口に含むと,グレープフルーツ,レモンなどの柑橘系の香りとかすかな松のニュアンスを感じながら,マンゴーなどのトロピカルフルーツの甘みが口内に広がります。しっかりしたモルト感ときっちりしたホップの苦みがバランスよく,なかなかの秀作です。使用ホップは,アマリロ,シトラ,モザイクです。IBU45。330ml626円。レディバードトレーディングが輸入しています。
(2016.10.12.)
No.2535 サイレン・クラフト・ブリュー・ハーフマスト(イギリス)

 2013年に創業したイングランド,レディングの南にあるサイレン・クラフト・ブリューが造るセッションIPAです。この醸造所は,2014年には,英国1位の醸造所にも選ばれています。本日の1本は,何といってもアルコール度数が,普通ではありません。アルコール度数は,なんと2.8%しかありません。グラスに注ぐと,強烈な炭酸の泡が吹き出します。口に含むと,ホップの苦みと麦芽の旨みはしっかりしています。アルコール度数が低い分,強めの炭酸で補っている感じです。喉ごしは極めてドライ。やっぱりちょっと物足りないです。IPAは,アルコール度数高めがいいです。330ml562円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.10.13.)
No.2536 バルセロナ・セルドス・ボラドレスIPA(スペイン)

 このところヨーロッパのクラフトビールが続いています。本日は,バルセロナ・ビア・カンパニーが造るIPAスタイルです。IBUは65で,かなり苦いです。いい感じです。柑橘系の苦みより,松やセンブリ系の苦みです。個性的でクラフトビールらしさ満点です。この醸造所は,モンセニ自然公園の天然水を使用して,伝統的な製法で丁寧に造っているとのことですが,伝統より革新的なイメージです。瓶のラベルもかなり個性的で,好感が持てました。今後の展開が楽しみです。使用ホップは,センテニアル,アマリロ。アルコール度数6.0%。330ml518円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.10.14.)
No.2537 マジック・ロック・ラプチャー(イギリス)

 マジックロック醸造所は,イングランドのマンチェスターとリーズの中間に位置するハダーズフィールドで2011年に創業しました。アメリカのクラフトビールに魅せられたリチャードとジョニーのバーハウス兄弟にヘッドブルワーのスチュワート・ロスが加わり,2015年から缶ビールも生産しています。本日のビールは,レッドエール・スタイルです。グラスに注ぐと,濃い目のブラウンの液体。口に含むと,いかにもアメリカンスタイルのホップの苦みと麦芽の旨みがいい感じです。喉ごしは柔らかく,芳醇な味わいです。モルトは,Cara Red, Dark Crystal, Golden Promise, Viennaを使用。ホップは,Amarillo, Columbus, Magnum, Simcoeです。グレープフルーツ、松のアロマ,ホップ由来のオレンジと南国果実,そして香ばしくリッチな麦芽のフレーバーが見事に融合しています。アルコール度数4.6%。330ml496円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.10.15.)
No.2538 マジック・ロック・ソルティ・キス(イギリス)

 昨日に続き,マジック・ロック醸造所の缶ビールです。スタイルは,珍しいグーズ・スタイルです。原材料に,シーバックソーン(スナジグミ),シーソルト,グースベリーを使用したジャーマンスタイルのゴーゼです。グラスに注ぐと,磯の香りを感じる薄い金色の液体。口に含むと,ヨーグルトのような穏やかな酸味と一緒にベリーの甘酸っぱさがやってきます。ほのかに麦の風味を漂わせながらも,全体的には酸味と塩味が支配的です。なかなかお目にかかれない珍しいスタイルです。こんなビールを飲めるのも,クラフトビールの楽しみです。アルコール度数4.1%。330ml504円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.10.16.)
No.2539 ファウンダーズ・オールデイIPA(アメリカ)

 ミシガン州にあるファウンダーズ醸造所が造るセッションIPAスタイルの缶ビールです。2010年に開発されたセッションIPAの先駆けです。グラスに注ぐと明るい黄金色の液体から,華やかなグレープフルーツや青々しい草のような香りが漂います。口に含むと,シトラスの香りと松のような苦みを感じながらモルトの甘みへと続いていきます。フィニッシュは極めてドライで軽やかです。個人的には,少々物足りない感じですが,全体のバランスは非常によいです。IBU42。アルコール度数4.7%。355ml555円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2016.10.18.)
No.2540 ファウンダーズ・センテニアルIPA(アメリカ)

 昨日に続き,ミシガン州にあるファウンダーズ醸造所が造るIPAスタイルの缶ビールです。ブルワリーの看板商品でIPAのお手本とも言われる定番中の定番です。グラスに注ぐと,明るめのアンバーカラーの液体から,柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,グレープフルーツ,オレンジ,松のようなホップの香りと,パンのようなモルト感。モルトの甘みとホップの苦みが絶妙なバランスです。アメリカンIPAの王道です。価格が高いので毎日とは行きませんが,いつまでも飲み続けたいと思わせる傑作でした。IBU65。アルコール度数7.2%。355ml613円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2016.10.19.)

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282.本日のビール(237)No.2531〜2540