No.2511 HUBギア・アップIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるホップワークス・アーバン醸造所で造るIPAスタイルです。オレゴンとワシントン産のオーガニックホップをふんだんに使用しています。グラスに注ぐと,澄んだ黄金色の液体から,シトラス系のフルーティーな香りが立ち上ります。口に含むと,ロピカルフルーツやマンゴー,パイナップルなどのフレーバーに強烈なホップの苦みがアクセントになっていて,絶妙なバランスです。久しぶりのアメリカンIPAの傑作です。感動しました。IBU65。アルコール度数6.2%。355ml496円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。以前にも書きましたが,えぞ麦酒のビールは安くてお気に入りです。
(2016.9.17.)
No.2512 スクーナー・エグザクト・エメラルドIPA(アメリカ)

 ワシントン州にあるスクーナー・エグザクト醸造所が造るセッションIPAスタイルの缶ビールです。4月〜9月にリリースする季節限定ビールとなっています。グラスに注ぐと,美しいブラウンの液体から,モザイク・ホップによるトロピカルフルーツの香りが漂います。口に含むと,柑橘系ホップ・フレーバーとさらりとした麦芽の旨みがほどよくマッチ。IBU35の心地よいホップの苦みと4.7%の低いアルコール度数でスムーズな喉ごしがいい感じです。昨日に続き,アメリカのクラフトビールらしい傑作です。355ml522円。ビア・キャッツが輸入しています。
(2016.9.18.)
No.2513 フォーピュア・シェイプ・シフター(イギリス)

 フォーピュア醸造所が造るウエスト・コーストIPAスタイルです。この醸造所は,ダンとトムの兄弟が2013年にロンドンで創業した新しいクラフトビール・ブルワリーです。グラスに注ぐと,濃い目の黄金色の液体から,フルーティーな柑橘系ホップの香りが立ち上ります。口に含むと,ガツンと来るホップの苦みと,マンゴー,グレープフルーツ,パイナップル,松のような香りが絶品です。イギリスとは思えないアメリカンな仕上がりです。最高に旨いです。ホップは,シトラ,モザイク,センテニアルの3種のホップを大胆にドライホッピングで加えています。IBU68。アルコール度数6.8%。330ml579円。ジュートが輸入しています。
(2016.9.19.)
No.2514 一番搾り・埼玉づくり(キリン)

 友人からいただきました。取手工場での製造です。「のほほんとしているようで,気もつかえる。埼玉の人って絶妙。」「埼玉の皆様と,地元のことを語り合いました。埼玉の人のしあわせな時間に,一番似合うビールをつくるために。やわらかい口当たりと,爽やかな麦の余韻が,絶妙にとけあう一杯。仲間も仲間の仲間も,ゆるやかにつながる,埼玉の輪にぴったりの一番搾りです。埼玉支社長 蓮池慎二」と,缶には記載されています。麦芽100%,アルコール度数5.5%。同時に飲み比べてみないと分からないけれど,取手づくりに近い味かなと思いました。
(2016.9.19.)
No.2515 ルネサンス・クリッパー・インディアセッションエール(ニュージーランド)

 ルネサンス醸造所の新作です。セッションIPAスタイルで,アルコール度数を3.7%と恐ろしく低くしたIPAです。ここまでアルコール度数が低いと,飲んだ気になれませんが,ホップをふんだんに使っているので苦みはしっかりしています。ラベルを見ると,ニュージーランド産のKiwi,Cascade,Wai−Iti,Motueka,Waimeaなどのホップ名が記されています。全体として柑橘系ホップの爽やかさはあるものの,やっぱり物足りない印象です。やまやで購入しました。330ml429円。
(2016.9.20.)
No.2516 ルネサンス・オデッセイ・ウィット・ビア(ニュージーランド)

 昨日に続き,やまやで購入したルネサンス醸造所の新作です。スタイルは,ウィット・ビア・スタイル。大麦麦芽に加え,小麦麦芽と小麦を使用し,さらにコリアンダーシードとオレンジピールを加えています。グラスに注ぐと,豊かな泡立ち。フルーティーな柑橘系の香りが漂います。口に含むと,とても爽やか。小麦を使用している割には,喉ごしがドライです。このごろ秋めいてきたので,もっと暑い真夏に飲めば,もっと美味しくいただけたと思います。そこのところが残念です。アルコール度数5.2%。330ml429円。やまやの輸入ビールは,安さがウリですが,ルネサンス醸造所に限っては,価格よりも旨さを重視しているように思います。
(2016.9.21.)
No.2517 アサヒドライプレミアム豊醸・涼みの香り(アサヒ)

 2016年お中元ギフトセット限定のビールです。お中元をいただくような身分ではないので,解体セールの単品で購入しました。特徴は,厳選した3種の麦芽に加え,アメリカ産アロマホップを中心とした5種のホップを使用し,夏にふさわしいさわやかな味わいを実現しましたとのことです。缶体は白をベースに空色とゴールドで日本の夏を想起させる朝顔と花火をデザインし,中元期ならではの季節感を表現しています。定番のスーパードライとは全く異なる麦芽の旨みが感じられます。せっかくのアメリカ産ホップの苦みはそれほど感じませんが,美味しくいただきました。原材料は,麦芽,ホップ,米,コーン,スターチとなっています。アルコール度数6%。350ml196円。
(2016.9.22.)
No.2518 スカイライナー・ウィート(イギリス)

 イギリスのクラフトビールメーカー,フォーピュア醸造所が造るウィート・エール・スタイルの缶ビールです。夏季限定のシーズンビールとなっています。グラスに注ぐと,小麦色の液体から爽やかなホップの香りが漂います。口に含むと,柔らかな小麦の味わいがいい感じです。イギリスらしさは全くありません。アメリカン・ウェート・エールそのものです。イギリスのもこのような醸造所が登場してきたことを嬉しく思います。また,手軽に通販で買える現代の物流状況も素晴らしいです。よい時代になりました。IBU30。アルコール度数4.8%。330ml599円。
(2016.9.23.)

No.2519 カルデラ・ホワイトエール(アメリカ)

 昨日は昭和村に釣りに行き,散々ビールを飲んできました。飲み過ぎた翌日にぴったりのビール,ホワイトエールです。本日の1本は,オレゴン州で最初にクラフトビールを醸造したカルデラ醸造所が造るホワイトエール・スタイルです。グラスに注ぐと,黄金色の液体からホップのフルーティーな香りが漂います。口に含むと,喉ごしが柔らかで柑橘系の酸味と小麦の甘みが見事に融合しています。老舗だけあって安定した味わい深い1本でした。じっくり味わうビールもいいものです。アルコール度数4.3%。355ml443円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.9.25.)
No.2520 秋の旬味(サントリー)

 大手ビールメーカー各社が競っている秋季限定商品,サントリーの新ジャンルです。各メーカーとも焙煎麦芽など濃い味のビールを秋のイメージにしているようですが,どれも似たり寄ったりで大差ない感じです。そんな中で1本選ぶとしたら,この「秋の旬味」が個人的にはベストです。アロマホップ由来の華やかな香りと,濃色麦芽を一部使用した香ばしい味わいで,ビールの代用としては,十分な旨さです。さすがサントリーです。8月16日から発売となっています。アルコール度数6%。350ml105円。
(2016.9.27.)

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280.本日のビール(235)No.2511〜2520