No.2501 スカトルバット・ゲール・フォースIPA(アメリカ)

 ワシントン州にあるスカトルバット醸造所が造るIPAです。グラスに注ぐと,赤銅色の鮮やかな液体から,ホップのシトラシーな香りが漂います。口に含むと,グレープフルーツのようなコクと苦みが麦芽の旨みとベストマッチ。ホップは,イギリスのゴールディングス,アメリカ産のカスケード,コロンブスを使用しています。IBU96のガツンと来る苦みが特徴です。爽やかで,それでいて重量感のあるアメリカらしい傑作IPAです。こんなIPAを毎日飲みたいものです。アルコール度数5.25%。355ml505円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2016.9.9.)
No.2502 ジョイ・デ・ビブレ・ゴールデンエール(ベアード)

 お馴染み静岡県沼津市のベアードが造る限定醸造,ゴールデンエール・スタイルです。グラスに注ぐと,濁りのある濃い黄金色の液体。口に含むと,麦の甘みと柔らかな喉ごしが特徴的です。酵母は,ハウスベルギーウィット酵母を使用していますが,ベルギーらしさはきつくありません。全体のバランスを考えた上品な仕上がりです。さすがベアード,計算が緻密です。美味しくいただきました。麦芽は,フロアモルテッドピルス&マリスオッター,サワー,アンバーを使用。ホップは,NZ産ワカツ,アメリカ産スターリング,ウィラメット,スロベニアンスティリアンゴールディング,イギリス産ファグルを使用。IBU30。アルコール度数5%。330ml525円。
(2016.9.10.)
No.2503 一番搾り・千葉づくり(キリン)

 友人からいただいた千葉づくりです。製造工場は,取手工場です。以下,缶の表記。「千葉LOVE」「千葉の皆様と,地元のことを語り合いました。おおらかな千葉の人のしあわせな時間に,一番似合うビールをつくるために。難しいこと抜きでワイワイ飲める,すっきりとした味わいと,目にも楽しい菜の花色の一番搾り。千葉だけの一杯をお召し上がりください。千葉支社長 重田吉浩」原材料は,麦芽・ホップ・米です。コーン・スターチは使用していません。アルコール度数5%。個人的には,地元びいきではありませんが取手づくりの方が好みです。350ml170円。
(2016.9.10.)
No.2504 ニュー・ベルジャン・ヘビー・メロン・ウォーターメロン・ライムエール(アメリカ)

 ニュー・ベルジャン醸造所が造る原材料にスイカ,ライムピールを使用したフルーツ・エールです。グラスに注ぐと,ディープゴールドの液体から,熟したウォーターメロン,パパイヤ,シトラスといったフルーツの香りが微かに漂います。口に含むと,ペールモルト・キャラメルモルトによるしっかりとした味わいをベースに,スイカの甘みとわずかなホップの苦みのバランスが良く,味を整えるライムピールのわずかな酸味が絶妙のバランスです。スイカといえば,際物系クラフトビールを連想しますが,計算され尽くされた完璧な仕上がりです。IBU14。アルコール度数5%。355ml555円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2016.9.11.)
No.2505 スタイルフリー・フルーツビアカクテル・ベリーミックス(アサヒ)

 「糖質0」発泡酒のパイオニア「スタイルフリー」から生まれた「糖質0のビアカクテル」です。5月31日から,期間限定発売です。少しビールに飽きてきたので,最後の1本に飲んでみました。グラスに注ぐと,鮮やかなルビー色の液体から,甘いベリーの香りが漂います。口に含むと,爽やかなベリーの味と酸味が支配的で,とてもビールではありません。かといって,酎ハイでもなく,軽いビアカクテルでまずまずイケます。原材料は,麦芽,ホップ,糖類,カラメル色素,酵母エキス,ブルーベリー果汁,大豆たんぱく,ゼラチン,酸味料,香料,アントシアニン色素,甘味料(アセスルファムK)となっています。アルコール度数3.5%。350ml124円。
(2016.9.11.)
No.2506 ミーンタイム・ロンドン・ラガー(イギリス)

 イギリスのミーンタイム醸造所が造るラガー・スタイルです。原材料は,麦芽(イングリッシュ・ピルスナー,ティップル・ペール,ペール・クリスタル),ホップ(ゴールディングス,ソブリン),酵母(サウスバヴァリアン・ラガーイースト,クリーン酵母)となっています。グラスに注ぐと,やや濁りのあるイエローゴールド。口に含むと,しっかりとした麦芽の旨みとホップの程よい苦みがバランスのよい深い味わいのピルスナーです。輸入ビールのピルスナーに当たりは少ないのですが,これは大当たりです。これだけ旨いピルスナーを飲むのは久しぶりな感じがします。大満足の1本でした。アルコール度数4.5%。330ml480円。ワインショップ西村が輸入しています。
(2016.9.12.)
No.2507 ミーンタイム・ヤマキレッド(イギリス)

 ミーンタイム醸造所が造る2012年10月発売の新定番,アンバーエールスタイルです。瓶のデザインが個性的です。高級なワインを飲むような感じです。麦芽は,イギリスとドイツ産,ホップは,ワシントン州ヤキマバレー産の5種類のホップを使用しています。グラスに注ぐと,鮮やかな赤味のかかったブラウンの液体からフルーティーな香りが漂います。なんとなく,瓶の形状から徳利からお酒を注いでいるような感じです。不思議な感覚です。口に含むと,しっかりとした麦芽の旨みと華やかで上質な苦みを感じるホップが絶妙で,上品な仕上がりです。アルコール度数が4.1%と低いため,喉ごしはスムーズです。330ml510円。ワインショップ西村が輸入しています。
(2016.9.13.)
No.2508 伊勢角屋麦酒はなきん・ひまわり(二軒茶屋餅角屋本店)

 三重県伊勢市の伊勢角屋麦酒が造る限定醸造のセッション・ペールエール・スタイルです。花酵母を使用したシリーズ7作目となります。今回の花酵母は,ヒマワリです。ヒマワリの花酵母の香りの特徴は,飲みやすさが売りのセッションスタイルにぴったりなフレッシュな香りです。そこに,伊勢角では初登場のアメリカ産ホップ・エキノックスのグレープフルーツやレモンのような香りを優しく合わせたとのことです。グラスに注ぐと,濁りのある銅色の液体からフルーティーな香りが漂います。口に含むと,柑橘系ホップの爽快な香りと麦芽のしっかりした旨みが見事に融合していて,一気に喉を通過していきます。職人芸といってもいい上質な仕上がりです。この傑作ビールが限定というのは何とももったいないです。アルコール度数4%。330ml559円。
(2016.9.14.)
No.2509 プレミアムモルツ・秋香るエール(サントリー)

 8月30日から香るエールシリーズとして季節限定で発売されました。特徴は,フルーティな味わいに,数種類の濃色麦芽による芳ばしい香りを調和させ,秋らしいフルーティで芳醇な中味を実現したとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,缶のデザイン色そのもののブラウンの液体。口に含むと,カラメルの甘みが感じられます。琥珀ヱビスほど濃厚ではありませんが,かなり甘いです。それほどフルーティーとは思いませんでした。通常のプレミアムモルツが大好きなので,期待が大きかったのですが,やや期待はずれでした。アルコール度数6%。350ml198円。
(2016.9.15.)
No.2510 フォーピュア・フラットアイアン(イギリス)

 フォーピュア醸造所が造るアメリカン・レッド・エール・スタイルです。紅葉の秋は,レッド系のビールがいいです。このところ,琥珀ヱビス,プレモル秋香るエールと飲み継いできてまとめの1本というところでしょうか。グラスに注ぐと,マホガニー色の美しい液体。口に含むと,イギリスのビールとは思えないアメリカンなテイストにびっくり。IBU30にしては,ホップの苦みが際立っています。缶のデザインもアメリカっぽいです。これだけ旨いレッドエールは,日本の大手メーカーには無理でしょう。イギリスの圧倒的勝利。完璧な1本でした。アルコール度数4.7%。330ml579円。ジュートが輸入しています。
(2016.9.16.)

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279.本日のビール(234)No.2501〜2510