No.2491 小樽麦酒アンバー・エール(北海道麦酒醸造)

 小樽市のクラフトビールです。近所のスーパーで売っていましたが,飲んだことがなかったので購入してみました。グラスに注ぐと,美しいアンバーカラー。口に含むと,しっかりとした麦芽の旨みが感じられます。アメリカのクラフトビールばかり飲んでいるので,かなり上品で日本的な控えめなレシピに抑えられています。日本人向けにバランスよく造られています。なかなかの秀作で,350ml245円というのは買いでしょう。ただ,個人的には物足りなく思ってしまうのは,アメリカンホップのガツンと来る苦みがないせいでしょうか。アルコール度数5%。
(2016.8.30.)
No.2492 ゴールドラッシュ(アサヒ)

 6月28日より発売となったリオデジャネイロ2016オリンピック日本代表選手団応援商品第2弾,新ジャンルです。ずっと冷蔵庫の奥の方に眠っていたので,気が付いたらオリンピックは終わっていました。日本はたくさんの金メダルを取り,国民に感動を与えてくれましたが,個人的にはほとんど興味がなく,気が付いたら終わっていたという感じです。仕事が忙しかったのと,腰痛で気分が沈んでいたせいでしょう。さて,この新ジャンル,ブラジルでよく飲まれる軽快なボディで苦みが控えめの味わいのビールを参考にし,5種のホップを使用した夏にふさわしい軽快な味わいとのことです。オリンピックは終わっていますが,美味しくいただけました。350ml100円だったのでもっと買っておけばよかったと思いました。
(2016.8.31.)
No.2493 麦とホップ・秋の薫り麦(サッポロ)

 8月17日に数量限定で発売となったサッポロ新ジャンル,麦とホップの秋バージョンです。弱火でじっくり丁寧にローストした焙煎麦芽を一部使用し,麦の香ばしい薫りと豊かなコクが特長の秋にふさわしい味わいだそうです。期待させます。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,アルト・スタイルのような深いブラウンの液体。口に含むと,ロースト麦芽の甘みが強く感じられます。個人的には,麦とホップの赤の方がずっと旨いと思いました。期待の割には残念でしたが,新ジャンルです。期待しすぎてはいけません。350ml98円ですから。十分です。アルコール度数5%。
(2016.9.1.)
No.2494 秋味・堪能(キリン)

 福島県の昭和村に釣りに来ています。渓流釣りシーズンも終盤,秋です。秋といえば秋味。今年は,秋味のプレミアムバージョンが発売となりました。コンビニで購入し,早速宿で湯上がりに飲んでみました。とっておきの夜に堪能したい,濃密でグラマラスな秋味をコンセプトにしたとのことですが,待ちきれず,昼間に飲んでしまいました。麦芽1.5杯,アルコール度数7%の濃密な味わいで,飲むほどに広がる華やかな香りと麦の甘みが特徴です。口に含むと,濃厚で麦の甘みを強く感じます。やっぱり昼間から湯上がりに飲むビールではないようです。家に帰ってもう一度,じっくり夜に飲んでみたいと思います。
(2016.9.3.)
No.2495 スタイルフリー・キウイ(アサヒ)

 「糖質0」発泡酒のパイオニア「アサヒ・スタイルフリー」から生まれた「糖質0のビアカクテル」です。5月31日に限定発売されました。ビアカクテルということであまり期待はできませんが,ニュージーランドのキウイホップのようなフルーティーな味わいだったら嬉しいなと微かな期待で飲みました。飲んでみると,やっぱり期待はずれ,甘すぎます。果汁0.1%ですから仕方がないのでしょう。もっと甘さを抑えて酸味が欲しかったです。原材料は,麦芽,ホップ,糖類,カラメル色素,酵母エキス,大豆たんぱく,キウイフルーツ果汁,ゼラチン,香料,酸味料,甘味料(アセスルファムK)となっています。アルコール度数3.5%。 350ml124円。
(2016.9.4.)
No.2496 ロストコースト・フォグカッター・ダブルIPA(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるロスト・コースト醸造所が造るダブルIPAです。カスケード,センテニアル,クリスタル,チヌーク,シトラの5種類のホップでドライホッピングしています。グラスに注ぐと,濃厚な液体からホップの香りが漂います。口に含むと,グレープフルーツの苦みや松のようなホップの苦みとともに,麦芽の旨みが襲ってきます。アメリカらしさ一杯のダブルIPAの傑作です。IBU80ですが,アルコール度数が8.7%あり,その濃厚さのため苦みはそれほど感じません。355ml432円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.9.5.)
No.2497 ニヘデビール・オキナワIPA(南都酒造所)

 沖縄県南城市にあるテーマパーク「おきなわワールド」内にある醸造所で造るクラフトビールです。沖縄には珍しいIPAスタイルです。近年のIPAブーム,大歓迎です。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,無濾過酵母の濁りがあるブラウンの液体から,柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,フルーティーでホップの苦みが利いた上品な味わいです。かなりの完成度です。通常,観光地のビールは,それなりの出来というのが一般的ですが,このビールは違います。バランスの良さ,上品な麦芽の旨み,アメリカンIPAとは異なる日本的なアプローチです。アルコール度数も5%と抑えられているのでとても飲みやすいです。新たな傑作の登場です。350ml540円。
(2016.9.6.)
No.2498 ミーンタイム・ロンドン・ペールエール(イギリス)

 ミーンタイム醸造所は,ロンドンの南,世界遺産に登録されるグリニッジの歴史的街にある,2000年創業の新しい醸造所です。以下,輸入元ワインショップ西村のHPより。「150年前,新しいビターエールスタイルのペール・エールの人気はとても高く,醸造者は需要に応えるためにカリフォルニア産ホップを輸入せざるをえなかった。ミーンタイム・ロンドン・ペール・エールは,その伝統に今も忠実に従い,大量のアメリカ原産のカスケードと センテニアルのホップを混合して複雑な柑橘系のアロマを,イギリス原産のケンティシュ・ゴールディングスでフレッシュなスタイルをもたらす苦味を出しています。これらが合わさって,複雑なスペアーミント,青草,綿織物のようなアロマ,柑橘系フルーツのような風味,そしてペール・エールの醍醐味ともいえる苦味の締めくくりが鼻一杯に広がります。」アルコール度数4.3%。330ml480円。
(2016.9.7.)
No.2499 ラグニタス・アント・サリー(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるラグニタス醸造所が造る今年3月にリリースされた新作です。ドライホップド・スイート・タート・サワー・マッシュ・エールという極めて珍しいスタイルです。グラスに注ぐと,クリアなゴールデン色の液体から,フルーティーなホップアロマが漂います。見た目は,アメリカン・ペールエールのような印象ですが,口に含むと,乳酸菌によるレモンのような酸味が襲ってきます。強烈な酸味ですが,大量にホップを投入することにより苦みで全体を引き締めています。さすがラグニタスです。クラフトビールならではの個性的な1本でした。IBU33。アルコール度数5.7%。355ml584円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2016.9.8.)
No.2500 福島づくり(キリン)

 記念すべき2500種類目は,8月2日に福島県限定で発売となった一番搾り・福島づくりです。道の駅田島で購入しました。ニュージーランド産のホップを使用し,福島の料理にぴったりの軽やかで華やかな味わいが特徴です。以下,缶に記載されている文面です。「気心知れた仲間と,語らいが続く。福島って絆が深くなる。」「福島の皆様と,地元のことを語り合いました。福島の人のしあわせな時間に,一番に合うビールをつくるために,仲間と腰を据えて,じっくり語り合うときに,ずっと飲み飽きないうまさの一杯。毎日を美しく彩る,軽やかな香りの福島だけの一番搾りです。福島支社長 橋本岩男」アルコール度数4.5%。仙台工場製造。
(2016.9.8.)

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278.本日のビール(233)No.2490〜2500
世界のビール2500種類達成!