No.2441 オオサカ・ベイ・ブルース(小西酒造)

 東京の老舗卸問屋であるコンタツの呼び掛けにより共感した,歴史のある酒造メーカー三社(石川酒造、小西酒造、黄桜)が「この街を奏でる,音楽のようなビール」のコンセプトの元,醸造したクラフトビールの1本です。大阪シリーズは,天文19(1550)年の創業という老舗中の老舗である小西酒造によるOSAKA BAY BLUES。ベルジャンホワイト・スタイルです。日本でいち早くベルギービールを輸入した事でも知られる小西酒造がなせる技,ボトル熟成です。オレンジピールとコリアンダーによるスパイスと爽やかな柑橘の風味が特徴です。大阪のイメージだともっとコテコテのビールがいいのではないでしょうか。アルコール度数5%。330ml510円。
(2016.8.11.)
No.2442 多摩川源流麦酒(大和葡萄酒)

 山梨県甲府市の甲斐ドラフトビールが造るピルスナー・スタイルです。この醸造所のビールは,初めて飲みます。1995年創業ですから,比較的老舗の部類に入ります。このビールは新作で,多摩川の源流である山梨県甲州市の中島川から取水した清水で仕込んだクラフトビールだそうです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,薄い麦茶のような色合いの液体。残念ながらこの手のビールは,当たったことがありません。口に含むと,予想通り,私には薄いです。しかも酸味というか雑味を感じます。たまたま瓶詰めの段階でこのビールだけハズレだったのかも知れませんが,残念な味でした。アルコール度数5%。330ml491円。
(2016.8.12.)
No.2443 8ワイアード・セミコンダクター・セッションIPA(ニュージーランド)

 8(エイト)ワイアード醸造所が造るセッションIPAです。アメリカンホップとニュージーランドホップを大量に使用しています。グラスに注ぐと,柑橘系ホップのフルーティーな香りが漂います。口に含むと,アルコール度数4.4%とは思えない芳醇な味わいです。ホップの苦みも強烈です。それでいて,セッションらしく爽快でゴクゴク飲めるバランスの良さ。これはセッションIPAの傑作ですね。夏にぴったりの完璧な1本でした。IBU30。330ml584円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.8.13.)
No.2444 堺収穫麦酒こだわりやさかいライラガー(堺ファーム)

 大阪南部の堺市にある農業施設「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」内にあるブルワリーが造るライ・ラガーです。茨城県稲敷市にあるファームの農業公園「こもれび森のイバライド」で売っていたので思わず買ってしまいました。3本で1350円ですが,500円分の無料券が付いていたので850円で購入できました。これはかなりお得です。家に帰り,早速飲んでみます。ライ麦を使用した穀物の香りが程よいドイツ流の美味しいビールでした。アルコール度数4%。330ml通常450円。
(2016.8.14.)
No.2445 堺収穫麦酒ハーベストの香り(堺ファーム)

 昨日に続き,大阪南部の堺市にある農業施設「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」内にあるブルワリーが造るビールです。季節限定のホワイトエールです。実際に飲んでみると,ホワイトエールというよりは,クリスタルヴァイツエンという感じです。ラベル表示はどうであれ,美味しいビールには違いありません。観光地のビールは,だいたいハズレが多いものですが,この醸造所は,きちんとしたビールを造っています。美味しくいただきました。アルコール度数5%。330ml。
(2016.8.15.)
No.2446 堺収穫麦酒すきやさかいピルスナー(堺ファーム)

 堺・緑のミュージアム・ハーベストの丘3本目です。この醸造所は,原料の「麦芽」「ホップ」「酵母」はドイツ産の厳選したものを100%使用し,とことんドイツ製法にこだわっています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,地ビールらしくやや濃い目のピルスナーです。口に含むと,麦芽の旨みがしっかりと感じられます。とても美味しいピルスナーですが,このスタイルはあえて地ビールを飲まなくても,大手メーカーの安いビールで十分という気がします。高いお金を出しても飲みたいピルスナーには,なかなか出会えないものです。アルコール度数5%。330ml。
(2016.8.16.)
No.2447 晴のどごし・初夏仕立て(キリン)

 4月19日より期間限定で発売された新ジャンルです。のどごしは,正直あまり好みではないので冷蔵庫の奥の方にずっと眠っていました。初夏限定とのことですが,すでに夏真っ盛りのこの季節,大部遅くなってしまいました。柑橘系の香りが特長のアロマホップを使い,初夏にぴったりのフルーティな香りとすっきり飲みやすい味わいを実現したとのことです。期待していませんが,とりあえず飲んでみます。口に含むと,これはかなり旨いです。のどごしに対して偏見があったようです。スッキリしていて,爽やかで350ml88円。まとめ買いするには時すでに遅し。残念です。来年も登場することを祈ります。アルコール度数5%。
(2016.8.16.)
No.2448 パラレル49フィルシィー・ダーティーIPA(カナダ)

 カナダにも美味しいクラフトビールを造る醸造所が続々登場しています。パラレル49醸造所が造る北米西海岸スタイルのIPAです。個人的には,最も好きなスタイルです。パッションフルーツ,マンゴー,パイナップル,柚子などを思わせるフルーティーで複雑なホップのアロマと風味が強烈に香り,攻撃的なホップの苦みと針葉樹を思わせるフレーバーをモルトの甘みが引き立てます。華やかさと荒々しさ,ホップのキャラクターの両面を存分に堪能できるIPAです。ホップの苦みとモルトの旨味のバランスは完璧です。毎日飲みたい100点満点のビールでした。IBU76。アルコール度数7.2%。341ml546円。ビーシービアトレーディングが輸入しています。
(2016.8.17.)
No.2449 レッドコメット・コラボレーションIPA(ベアード)

 静岡のベアードが造るニュージーランドのファンクエイステイト・ブルーイングとのコラボレーションIPA,限定醸造です。原材料は,麦芽(ミュンヘン,ライ,アンバー,ブラック),ホップ(ニュージーランド産モトゥエカ,ネルソンソーヴィン,国産信州早生,アメリカ産ソラチエース),酵母(ハウススコティッシュエール酵母)を使用。IBU60。グラスに注ぐと,赤銅色の鮮やかな液体。口に含むと,芳醇で複雑な味わいは,オリジナリティ溢れるバランスの良さ。さすが,ベアード,計算が緻密です。美味しくいただきました。アルコール度数5.5%。330ml481円。
(2016.8.18.)
No.2450 ロンパク・Cノート・インペリアルIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるロンパク醸造所が造るインペリアルIPAです。7つのCのつくホップ(カスケード,コロンバス,クラスター,チヌーク,チャレンジャー,センテニアル,クリスタル)を使用していることから名付けられたこのビール,IBUは何と100です。期待させます。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濃い赤銅色の液体から,松やハーブを思わせる香りが漂います。口に含むと,IBU100の苦みはそれほどでもありません。インペリアルIPAにしては,喉ごしがドライでスムーズです。柑橘香は控えめで,モルトの旨味とのバランスが優れています。アルコール度数6.9%。355ml496円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.8.19.)

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272.本日のビール(228)No.2441〜2450