No.2401 ベアリパブリック・グランダム(アメリカ)

 ベアリパブリック・ブリューイングは,カリフォルニアワインで知られるソノマ地域あります。本作は,モルトの力強いバックボーンと4種のアメリカンホップを巧みに組み合わせたアメリカンペールエールです。グラスに注ぐと,淡色ゴールドの液体から,柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,スッキリとした中にもしっかりとした麦芽の旨みが感じられます。柑橘系のフレーバーは,アメリカの王道を行く完璧な仕上がりです。ペールエールの傑作といってよいと思います。IBU50。アルコール度数6%。嬉しい特売品です。355ml495円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2016.6.25.)
No.2402 ラッキー・バケット・レイヤバウト(アメリカ)

 ネブラスカ州にあるラッキー・バケット醸造所が造るペール・エール・スタイルです。このビールは,元々,シングルバッヂシリーズの限定醸造でしたが,人気に答えて遂に定番商品化されたものです。グラスに注ぐと,ペールエールにしては濃い目の銅色。フルーティーなホップの香りが漂います。口に含むと,マスカットのようなホップの爽やかな香りと,麦芽の旨みがバランスよくスッキリしているのに深い味わい,バランスのとれた1本です。昨日に続き,アメリカンペールエールの傑作です。アメリカのクラフトビール,飲めば飲むほど奥が深いです。アルコール度数5.5%。355ml572円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2016.6.26.)
No.2403 ロスト・コースト・レッドIPA(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるロスト・コースト醸造所は,1990年に2人の女性により創業し,生産拠点を移転しながら急成長し続け,アメリカを代表するブルワリーになっています。このビールは,ペールモルトとスペシャリティモルトを使用したフルボディのアメリカンレッドIPAです。グラスに注ぐと,ルビー色の鮮やかな液体からフルーティーな香りが漂います。口に含むと,カラメルのうまみとトロピカルフルーツのうまみがバランスよく,濃厚ですがスッキリしています。エルドラドホップの香りと苦みが秀逸です。アルコール度数が7.4%もあるなんて,全く感じさせないスムーズな喉ごしです。調子に乗ると危険です。355ml432円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2106.6.27.)
No.2404 スマッティノーズ・ショールズ・ペール・エール(アメリカ)

 1994年にピーターとジャネットのイーグルトン夫婦がニューハンプシャー州ポーツマスにあったフランク・ジョーンズ・ブルワリーを買い取って創業したスマッティノーズ醸造所が造るペールエール・スタイルです。 このビールは,ブルワリーを代表するフラッグシップビールとなっています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,ペールエールにしては濃い目の赤銅色の液体。フルーティーなホップの香りが漂います。口に含むと,マスカットのようなフルーティーな香りとビスケットのようなクリスピーな旨みが見事に融合しています。喉ごしスッキリ,イングリッシュスタイルのペールエールです。イギリス流,アメリカ流のよいとこ取りといった感じで,気に入りました。IBU62。アルコール度数5.3%。355ml583円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2016.6.28.)
No.2405 ローレルウッド・グリーン・エレファント(アメリカ)

 オレゴン州にあるローレルウッド醸造所が造るIPAスタイルです。グリーンエレファントは,オーガニックモルトの優しいボディに強いホップのキャラクターが特徴とのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,やや濁りのあるアンバー・カラー。柑橘系ホップのフルーティーな香りが漂います。口に含むと,松やシトラスのフレーバーと心地よい強烈な苦味が口の中に広がります。やっぱり,アメリカンIPA最高です。アメリカのクラフトビール事情,羨ましく思います。日本も頑張ってほしいです。それにはピルスナー文化が変わらないと無理ですかね。IBU70。アルコール度数7%。355ml510円。ファーマーズが輸入しています。
(2016.6.30.)
No.2406 箕面ビール・おさるIPA(エイジェイアイビア)

 大阪にある箕面ブルワリーが造るゴールデンエールのIPAです。もともと,志賀高原で開催されたSNOW MONKEY BEER LIVE 2013 限定ビールとして醸造されたものですが,あまりの人気に定番化したビールです。以前,一関の地ビールフェスティバルでもあっという間に売り切れて飲めなかった苦い思い出があります。グラスに注ぐと,淡色モルトを使用していることから,色は濃厚ではありません。柑橘系の爽やかな香りが漂います。このビールは,3種類のアメリカンホップ「シトラ」「クリスタル」「アマリロ」を使用していて,苦味と香りが特徴的です。口に含むと,苦い思い出が蘇ってきました。定番化したのが理解できる傑作です。アルコール度数6%。330ml488円。
(2016.6.30.)
No.2407 スカトルバット・ゴールデン・マリナー(アメリカ)

 ワシントン州にあるスカトルバット醸造所が造るインペリアル・オートミール・ペールエール・スタイルです。グラスに注ぐと,ペールエールとは思えない濃厚な液体から,シトラスの香りが漂います。口に含むと,強いホップの苦みが襲ってきます。アルコール度数も7.1%あり,IPAのような雰囲気です。IBU41の強い苦みで,アルコール度数は気になりません。ゴクゴク飲めるアメリカの王道を行く旨さです。ペール・エールだと思って飲むと,騙されます。騙されたことに幸せを感じる1本でした。355ml505円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2016.7.3.)
No.2408 エックス・ノボ・エリオットIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるエックス・ノボ醸造所が造るIPAの缶ビールです。この醸造所は,ポートランドに2014年設立の新しい醸造所です。運営は,NPO法人が行っており,利益の100%をポートランドや世界中で社会を良くするために働いている団体へ寄付しています。グラスに注ぐと,鮮やかな赤銅色の濃厚な液体から,フルーティーなホップの香りが漂います。使用ホップは,ギャラクシー,シトラ,センティニアル,シムコーとなっています。口に含むと,オレンジとトロピカルフルーツの香りとともに,モルトの旨味がバランスよくとても旨いです。アメリカンIPAの王道を行く傑作に出会いました。IBU65。アルコール度数6.6%。473ml600円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.7.4.)
No.2409 ブレインズSAスムーズ(ウェールズ)

 ブレインズ醸造所が造るビターエール・スタイルです。販売店によれば,「ナッツのような味わいはファインベールとクリスタルモルト由来。またチャレンジャー,ゴールディングスとフラグルという3つのホップを使用しドライに仕上げることで豊かな味わいとバランスを取っている。」とのこと。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,ウィジェットによるきめ細かな泡が美しいです。口に含むと,極めて薄いウイスキーの水割りのような香りと水っぽさが気になります。私には薄すぎます。薄いギネスか,麦茶を飲んでいるようです。アルコール度数4%では仕方がないのかも知れませんが,ガツンと来るビールが飲みたかったです。440ml491円。大阪の徳岡が輸入しています。
(2016.7.5.)
No.2410 ストーン・パタスカラ・レッドX・IPA(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるストーン醸造所が造るレッドIPAです。2016年2月より,季節限定で販売された新商品です。パタスカラとは,オハイオ州にある小さな都市で,醸造所の共同創業者が育った場所だそうです。グラスに注ぐと,ドイツ産の新品種レッドXからくる鮮やかなルビー色の液体。アマリロ,モザイク,カスケードのシトラス系ホップの香りが漂います。口に含むと,強烈なホップの苦みとともに,トフィ,ビスケットといったモルトのキャラクターがベストマッチ。フィニッシュはドライで程よくビター。完璧な仕上がりです。新たな傑作の誕生です。IBU75。アルコール度数7.3%。355ml628円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2016.7.6.)

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267.本日のビール(224)No.2401〜2410