No.2371 僕ビール,君ビール。よりみち(ヤッホー・ブルーイング)

 ヤッホーブルーイングとローソンの共同で開発オリジナルクラフトビールの第2弾です。4月26日に数量限定で発売されました。ビアスタイルは,アメリカンウィート・スタイルで,香り高いホップが織りなす柑橘やパッションフルーツを思わせる香りが特徴です。また,小麦麦芽を使用することで柔らかな口当たりに仕上げたとのことです。早速飲んでみます。口に含むと,レモンやグレープフルーツのような柑橘系のフルーティーな香りと,強烈な酸味が口内に広がります。原材料は,大麦麦芽,小麦麦芽,ホップのみで,果汁を入れていないのが不思議なくらいフルーティーです。さすが,ヤッホーブルーイング,恐ろしいビールを開発したものです。感動しました。アルコール度数4.5%。350ml288円。
(2016.5.24.)
No.2372 ヱビス・マイスター(サッポロ)

 5月17日に発売となった新作です。ヱビスを知り尽くした全ビール工場と本社の総勢50名を超える技術者が結集し,厳しい品評を重ね,ふくよかな薫りと研ぎ澄まされたコクを実現したヱビスの最高峰とのことです。ホップはヱビスビール同様,ハラタウトラディション種をふんだんに使用し,さらにうまみと薫りが豊潤なロイヤルリーフホップを一部使用しています。大手各メーカーとも,高級志向のビールに力を入れていますが,大歓迎です。このビールも,ピルスナー・スタイルの日本代表といってもよい仕上がりです。ただ,350ml286円は,大手メーカーとしては高いですね。この価格なら,エール好きの私は,よなよなを買ってしまいます。ごめんなさい。アルコール度数5.5%。
(2016.5.25.)
No.2373 ファースト・クロッシング(キリン)

 大手メーカーがクラフトビールブームに乗り,クラフトビールもどきを醸造している中,本格的なクラフトビールを醸造しているのがキリンのスプリングバレーです。本作は,ログロード代官山とスプリングバレーブルワリー東京の記念醸造ビール。アンバーエール・スタイルです。ネルソンソーヴィンホップの華やかな香りとエール特有のおだやかで甘い香り,上質で完璧な仕上がりです。酵母を取り除いていない無濾過のビールです。送料無料のキャンペーン中だったので,思わず購入してしまいました。IBU31。アルコール度数5.2%。330ml6本2332円。
(2016.5.26.)
No.2374 プレミアムモルツ・サマースペシャル2016(サントリー)

 昨年中元期にギフト限定で発売し好評だったことから,4月26日から数量限定で再発売されたプレミアム・モルツです。厳選された欧州産アロマホップのなかでも爽やかな香りが特長のハラタウ産ホップをより多く使用することで,初夏にぴったりの爽やかな余韻を実現した今だけの「ザ・プレミアム・モルツ」です。今回は,味わいのバランスを改良することで,いっそう爽やかな香りをお楽しみいただける中味に仕上げましたとのことです。これまで様々なプレモルが限定で登場する中,オリジナルを越える商品は出ていないなというのが正直な感想です。しかしながら,このプレモル,夏にぴったりの旨さです。アルコール度数5.5%。コンビニ限定330ml缶,245円。
(2016.5.26.)
No.2375 ヴィクトリーロード(アサヒ)

 リオデジャネイロ2016オリンピック日本代表選手団応援商品として,4月26日より発売された限定醸造新ジャンルです。ブラジルでよく飲まれる軽快なボディで苦みが控えめの味わいのビールを参考にし,5種のホップを使用した爽快で華やかなのどごしが特徴となっています。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,大麦,コーン,スターチ),スピリッツ(大麦)となっています。正直なところ,飲んだ瞬間からビールではないなという味ですが,新ジャンルと割り切って飲めば,安いし旨いし,別の飲み物として十分な仕上がりです。アルコール度数5%。350ml113円。製造工場は,博多工場と名古屋工場 です。
(2016.5.27.)
No.2376 志賀高原ビール・ソー・セクシー・ブラウンⅡ(玉村本店)

 個人的に日本一の醸造所と思っている長野の志賀高原ビール,続々新作が登場しています。嬉しい限りです。本作は,南カリフォルニアのピッザポート・ブルーイングとのコラボレーション,ブラウン・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,ブラウンエールにしては,黒に近い焦げ茶色,香ばしいモルトの香りと強いホップの香りが漂います。口に含むと,複雑なモルトの味わいと,強烈なホップの個性がバランスよく,絶妙です。モルトは,7種類の麦芽とオーツ麦を組み合わせた複雑なものとのことですが,個性的でその良さが十分生かされています。脱帽です。しかも,330ml442円。安いです。大満足の1本でした。IBU60。アルコール度数6%。ホップは,アメリカの新しい品種 Equinoxを使用しています。
(2016.5.29.)
No.2377 志賀高原ビール・ノット・ソー・レッドIPA#13(玉村本店)

 昨日に続いて,志賀高原ビール2本目です。志賀高原ビールが造る13番目のIPAとのこと,期待が膨らみます。グラスに注ぐと,泡立ちよく,レッドではなくIPAらしいブラウンの液体から,柑橘系ホップの香りが立ち上ります。口に含むと,爽やかでフルーティーなホップの強烈な苦みと,麦芽の旨みが広がります。喉ごしは,割とドライです。メインのホップにアメリカ産の新品種HBC431を使用とのこと,これまでとは違った個性が光ります。これまた,330ml442円と,格安の傑作ビールです。志賀高原,やめられませんね。IBU60。アルコール度数6%。
(2016.5.30.)
No.2378 志賀高原ビール・ベビー・ブロンド・ミヤマ(玉村本店)

 限定醸造の志賀高原ビール,3本目です。自家栽培米の美山錦を使用した定番商品ミヤマブロンドの妹分です。米を使用するのは反則ですが,このビールに関しては許せます。セゾンスタイルとのことですが,とてもホッピーでさすが志賀高原といった感じです。ホップは,自家栽培の信州早生に加えて,アメリカのまだ名前もない新品種HBC291をたっぷり使用しています。喉ごしは米を使用しているためか,スッキリとドライですが,ホップの苦みが利いているので,とてもいい感じです。絶妙のバランスです。アルコール度数5%。330ml442円。
(2016.5.31.)
No.2379 ファー・イースト・トーキョーIPA第3版(DHCビール)

 東京のファー・イースト・ブルーイングが静岡県御殿場市にあるDHCビールにて醸造する限定ビールです。4月22日に発売となったベルジャンIPAスタイルです。こだわりである東京らしい上質な香りを,ベルギー系酵母とシトラ,カスケード,ファルコナーズといったアメリカンホップを使用して表現しています。口に含むと,ホップの苦みとフルーティーな香りが広がります。バランスがよく,洗練された上質な味わい深い1本に仕上がっています。ベルギーのようなアメリカのようなこれまでにない新鮮な無国籍ビールです。IBU57。アルコール度数5%。330ml691円。ちょっと高いです。
(2016.6.1.)
No.2380 ブリュードッグ・エース・オブ・シムコー(スコットランド)

 ブリュードック醸造所が造るシングルホップIPA「エース・オブ・・・」シリーズの第1弾です。アルコール度数4.5%のセッションIPAスタイルです。アメリカンホップ,シムコーを単独で使用した,IBU40の衝撃的なホップのアロマとフレーバーが楽しめます。メーカー解説によれば,「ベースとなる味わいは,軽やかで,複雑,トースティ―なモルト。そこからシムコー・ホップの爆弾がマンゴー,パイナップル,グレープフルーツとなりグラスで弾けます。」とのこと。個人的には,アルコール度数4.5%が少々もの足りない感じです。まあ,暑い日にはゴクゴク飲めていいかもしれません。330ml409円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.6.2.)

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264.本日のビール(221)No.2371~2380