No.2341 一番搾り・シングルモルト(キリン)

 キリンの2016年4月12日より,数量限定で発売された小瓶のビールです。特徴は,単一品種のオーガニック麦芽を100%使用し,麦本来のうまみをつきつめたとのことです。イギリス産ウエストミンスター種のオーガニック麦芽を使用しています。ホップについても,オーガニックホップを100%使用しています。口に含むと,麦芽の旨みが口内に広がります。よくできた一番搾りです。昨日まで,スプリングバレーのビールを飲んでいたので,それと比べるとインパクトには欠けます。それを割り引いても美味しいビールでした。アルコール度数5.5%。305ml268円。滋賀工場で造っています。
(2016.4.22.)
No.2342 クラフトセレクト・ヴァイツェン(サントリー)

 2015年に9種のクラフトセレクトが限定販売されましたが,新たに1種類加わりました。ヴァイツェン・スタイルです。また,ペールエール,ゴールデンエールも再発売されました。ペールエールは,人気があったのか,通年販売となりました。さて,今回のヴァイツェン,早速飲んでみます。グラスに注ぐと,透き通った黄金色。通常の濁ったヴァイツェンではありません。濾過したクリスタル・ヴァイツェンのようです。口に含むと,スッキリしていてフルーティー。バナナ臭も控えめで,大手の造るヴァイツェンらしい洗練された喉ごし爽やかなビールでした。なかなかいい感じです。アルコール度数5.5%。350ml198円。
(2016.4.22.)
No.2343 ベルモルト・ホワイト(ベルギー)

 イトーヨーカドーで購入したベルギーの新ジャンルです。輸入は,大阪の徳岡です。ラベルは,日本語でプリントされていることから,かなりの輸入量だと推察されます。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,白濁したクリーム色の液体から,オレンジのような柑橘系の香りが漂います。口に含むと,ヒューガルデンホワイトほど旨みはありませんが,スッキリしていて意外にイケます。330ml99円ですから,これはお得です。ヒューガルデンホワイトの代用になります。愛用したいと思います。原材料は,発泡酒,(大麦,麦芽,ホップ,コリアンダー,ビターオレンジオイル,香料)スピリッツ(大麦)となっています。アルコール度数5.2%。
(2016.4.23.)
No.2344 黒ラベル・エクストラブリュー(サッポロ)

 2016年4月12日数量限定発売のエクステンション商品です。特徴は,2015年日本育種学会賞を受賞したサッポロ独自の旨さ長持ち麦芽を贅沢に100%使用し,喉ごしのうまさと爽快な後味を追求したとのことです。旨さ長持ち麦芽とは,ビールの風味を劣化させる成分であるロックスワン(脂質酸化酵素)を持たない大麦から生まれた麦芽だそうです。早速飲んでみます。いつもの黒ラベルと違いが今ひとつ分かりません。修行が足りないのでしょうか。普通の黒ラベルのように感じます。また,原材料に,米,コーン,スターチを使用しているので,特に新しい味ではありません。新商品なら,麦芽100%のビールにして欲しかったです。アルコール度数5.5%。350ml190円。
(2016.4.24.)
No.2345 ドライプレミアム・豊穣(アサヒ)

 2016年4月12日発売の新作です。中味の特徴は,濃厚で深みのある味わいと広がりのある華やかな香りを実現するため,麦芽量を1.2倍に高めるとともに,希少素材であるアマリロホップとファインアロマホップを採用したとのことです。また,濃厚な味わいと華やかな香りに合わせて,アルコール度数を6.5%に高めることで,しっかりとした飲みごたえになっています。これは,ドライという名が付いていますが,ドライではありません。スーパードライとは全く別物のプレミアムビールといった方がよいと思います。サッポロのヱビス,サントリーのプレミアムモルツに比べると,原材料に米,コーン,スターチを使用している点が残念です。まあ,アサヒとしては,かなりの完成度だと思います。美味しくいただきました。350ml225円。
(2016.4.25.)
No.2346 香りの極ZERO(サッポロ)

 この新ジャンルは,もともとキャンペーン景品として限定製造したものですが,あらためて2016年2月23日,数量限定で発売されました。極ZEROの特徴であるプリン体0,糖質0,人工甘味料0はそのままに,ホップの華やかな香りを追求しています。グラスに注ぐと,濃い目の黄金色。泡立ちは今一つです。口に含むと,マスカットのようなフルーティーな香りが口に中一杯に広がります。原材料は,麦芽・ホップ・大麦・糖類・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく抽出物・香料・塩化カルシウム・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)となっています。とても美味しくいただきましたが,ホップの強い香りが不自然に感じます。もしかしたら,あくまでも推測ですが香料が影響しているのかもしれません。アルコール度数6%。350ml124円。
(2016.4.26.)
No.2347 レフトハンド・イントロバート・セッションIPA(アメリカ)

 最も好きなスタイルのビールは,アメリカンIPAです。でも,アルコール度数の低いセッションIPAスタイルは,物足りなく感じてしまいます。さて,本日の1本は,コロラド州レフトハンド醸造所が造っています。グラスに注ぐと,パパイヤ,キウィ等のトロピカルな香りに松の木の香りが加わりいい感じです。口に含むと,思ったよりもどっしりした深い味わいです。全体のバランスも最高です。セッションIPAの傑作ですね。使用モルトは,二条大麦,ミューニッヒ,ウィーン,カラアロマ,クリスタルの5種をブレンド。ホップは,CTZ,センテニアル,カスケード,チヌーク,スターリン,コメットの6種類を使用しています。IBU55。アルコール度数4.8%。355ml605円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2016.4.28.)
No.2348 スカトルバット・ホップトピア(アメリカ)

 ワシントン州にあるスカトルバット醸造所が造るインペリアルIPAです。ダウンタウンの松本さんのようなラベルが気になります。気になりますが,早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濃厚なブラウンの液体。強烈なホップのアロマが漂います。口に含むと,モルトの旨味とホップの苦みがバランスよく,強めのアルコールを感じさせない逸品です。こんなビールが自宅で飲めるなんて幸せです。お笑い系の味ではありませんでした。正統派です。ホップは,チヌーク,センチニアル,コロンバス,カスケード,ブリオンを使用しています。IBU75。アルコール度数8%。355ml505円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2016.5.1.)
No.2349 ブリュードッグ・アーケード・ネイション(スコットランド)

 久しぶりのブリュードック醸造所にテンションが上がります。このブラックIPAは,IPAとスタウトを融合させたビールです。グラスに注ぐと,漆黒の液体からアメリカ西海岸を代表する3種類のホップ,アマリロ,シトラ,シムコー由来のシトラス,マンゴー,パッションフルーツの南国フルーツアロマが一気に溢れ出します。見た目はスタウトそのもの。口に含むと,モルト由来のロースティなアロマは控えめで,スタウトどころか全くのIPAそのもの。見た目に誤魔化されてはいけません。絶妙なバランスです。これまたブリュードックのなせる神業です。IBU50。アルコール度数5.2%。330ml475円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2016.5.2.)
No.2350 ホワイトIPA(合同酒精)

 牛久にあるシャトーカミヤの地ビール祭りに行きました。1杯目は,新作のホワイトIPAです。泡少なめで大カップに注がれているので,500円はお得です。料金は,チケット制で,11枚綴り2500円,大カップ2枚,小カップ1枚となっています。ホップのフルーティーな香りが漂っています。口に含むと,地元牛久産小麦の柔らかな喉ごしとともに,強烈なホップの苦みがバランスよく,一気に飲んでしまいました。昼間から青空の下飲むビール,最高です。
(2016.5.3.)

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260.本日のビール(218)No.2341〜2350