No.2281 ピルス(富士桜高原麦酒)

 山梨県富士河口湖町にある富士桜高原麦酒が造るピルスナー・スタイルです。通販で,送料込み330ml4種4本で1900円という安さに釣られて購入してしまいました。ここのビールは,百年以上の歴史を持ち多くの優れた醸造士を輩出したドイツの「デーメンス醸造専門学校」で学んだ醸造士が造り出す本格的なドイツスタイルのビールとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,無濾過でやや濁った黄金色の液体。口に含むと,IBU30というホップの苦みと,麦芽100%の旨みが絶妙です。クラフトビールにおけるピルスナー・スタイルのお手本のようなビールでした。無濾過のため,喉ごしは柔らかでいい感じです。ドイツというより,日本的で繊細な味わいのビールでした。アルコール度数5%。
(2016.2.13.)
No.2282 シュヴァルツ・ヴァイツェン(富士桜高原麦酒)

 引き続き,山梨県富士河口湖町にある富士桜高原麦酒が造る送料込み4種4本1900円のビールです。醸造元によりますと,「ドイツビールの代表的なスタイルのひとつシュヴァルツは下面発酵で醸造される一般的な黒ビールですが,このシュヴァルツヴァイツェンはヴァイツェンをベースとした上面発酵タイプのビールになります。原料の50%以上が小麦モルトながら,ローストとカラメルでそれぞれ大麦と小麦を使う等,計7種類のモルトを絶妙にブレンドして,これまでにない甘芳ばしさを実現。酸味を抑える独自の製法によって,黒ビール特有のキレとローストカラメル香を存分に引き出したまま,ヴァイツェン特有のフルーティーな香りとフレーバーを共存させました。」とのことです。口に含むと,とても柔らかで,クリームのような喉ごしでした。見事な融合です。アルコール度数5.2%。
(2016.2.14.)
No.2283 ラオホ(富士桜高原麦酒)

 山梨県富士河口湖町にある富士桜高原麦酒が造る送料込み4種4本1900円のビール,最後の4本目です。なぜ,このビールが最後なのかというと,ラオホ・スタイルが,数あるビールスタイルの中で一番苦手だからです。どうも好きになれないのです。ドイツ・バンベルグ特産の日本ではほとんど味わえない燻煙ビールです。燻製をつまみにビールなら分かりますが,ビール自体を燻製味にすることはないと思うのですが。早速飲んでみます。口に含むと,意外にも燻製香は弱めです。酸味とホップの苦み,カラメルのような甘さがベストバランスです。こんなおいしいラオホを飲んだのは初めてです。このスタイルが苦手だったのは,美味しいビールに出会ってなかったからかもしれません。IBU21。アルコール度数5.5%。330ml。
(2016.2.16.)
No.2284 グリーンキング・イーストコーストIPA(イギリス)

 イギリスのグリーンキング醸造所が造るアメリカンホップ使ったIPAスタイルです。本来,IPAというのは,イギリスからインドへの長い航海に耐えられる大量のホップ投入とアルコール度数を持ち合わせたビールと認識していましたが,このビールは全く異なります。アルコール度数は,4%しかなく,ホップの苦みもそれほどではありません。麦芽の旨みも感じられません。とにかく薄いのです。まるでIPAの水割りのようです。原材料に,糖類,カラメル色素を使用している点もいただけません。と,批判が多くなりましたが,IPAという名前が付いていなければ,ゴクゴク飲める夏向きのビールでした。500ml645円。コルドンヴェールが輸入しています。
(2016.2.18.)
No.2285 嬬恋物語メルツェン(浅間高原麦酒)

 群馬県の沢渡温泉に来ています。湯上がりの1杯目は,四万温泉のわしの屋酒店で購入した,嬬恋村の浅間高原麦酒が造るメルツェン・スタイルの缶ビールです。カップに注ぐと,透明感のあるブラウンの液体。口に含むと,モルトのライトな甘みがいい感じです。湯上がりの1杯は,何を飲んでも美味しいものです。沢渡温泉の熱い湯に浸かり,火照った体も一気にクールダウンです。あっという間に1本目終了です。わざわざ遠回りして,四万温泉まで買い出しに行った甲斐があったというものです。アルコール度数5%。350ml391円。クラフトビールとしては,安いと思います。
(2016.2.20.)
No.2286 四万温泉エールおう穴(小春日和)

 群馬県の沢渡温泉で飲むビール,2本目です。2本目は,群馬県四万温泉のわしの屋酒店主人が造る四万温泉エールファクトリーの発泡酒です。濃色系のエール・アンバーエールスタイルです。カップに注ぐと,色も濃く強めに焙煎した麦芽由来の褐色をしています。口に含むと,カスケードホップの柑橘系の香り,まるでグレープフルーツのような香りが口の中にひろがります。湯上がりなので,冷静さを欠いているのかもしれませんが,バランスのよい優れたクラフトビールです。感動しました。しかも,330mlの瓶で400円とクラフトビールとしては激安です。満足感の高い1本でした。アルコール度数5%。
(2016.2.20.)
No.2287 四万温泉エール夜の訪れ(小春日和)

 群馬県の沢渡温泉で飲むビール,3本目です。3本目は,黒色系のエール,スタウトスタイルです。カップに注ぐと,しっかりと焙煎した麦芽由来のまっ黒な液体。ちょっとビールの味を変えたいときに,スタウトは有効です。口に含むと,麦芽由来のコクと甘みが生きています。ホップはゴールディングを使用しているそうです。マイルドで穏やかなハーブのようなアロマがスタウトによくあっています。販売店のわしの屋酒店は,四万温泉の中心にあるコンビニです。店舗の前がバス停になっていて,バスを待つ間にお店で生ビールも飲めるようになっています。今回は,沢渡温泉で瓶ビールですが,この次は,四万温泉で生をいただきたいものです。アルコール度数5%。330ml400円。
(2016.2.20.)
No.2288 四万温泉エール摩耶姫(小春日和)

 群馬県の沢渡温泉で飲むビール,4本目です。4本目は,淡色系のエール・ペールエールスタイルです。ホップはマウントフッドを使用し,ホップ由来のフローラルなアロマと柑橘系のフルーティーなフレーバーがよくいきています。四万温泉エールは,わしの屋酒店が造るクラフトビールです。店主は,本当に四万で造った酒を売りたいと思い立ち,2011年,発泡酒製造の免許を取得しました。温泉街に建物を借り,約500万円をかけて醸造設備を購入し,発泡酒の製造,販売を始めたとのことです。歴史が浅い割には,きっちりした旨いビールを造ります。優れた醸造所です。美味しくいただきました。アルコール度数5%。330ml400円。
(2016.2.20.)
No.2289 ビアキャット・ファーザー・ウエストワードIPA(スペイン)

 群馬県の沢渡温泉で飲むビール,5本目です。四万温泉の酒屋で見つけたスペインのビールです。なんとも不思議な出会いです。イングランドの伝統ビールにスペインの瓶内ニ次発酵と,さらに流行のアメリカンスタイルを取り入れた国際色豊かなIPAスタイルです。「ガレーナ」「オーロラ」「チヌーク」「シトラ」「シムコー」「センテニアル」という6種類のホップを使用しています。味の方は,ヨーロッパのマイクロブルワリーがアメリカンスタイルのビールを造ると,こうなっちゃうのかなというとっても複雑な味わいのビールでした。アルコール度数6.3%。330ml556円。大阪のモトックスが輸入しています。
(2016.2.20.)
No.2290 グリーンキングIPAスムース(イギリス)

 フローティング・ウィジット(窒素ガスを充填したプラスチック玉)が入った缶ビールです。グラスに注ぐと,きめ細かな泡がいい感じです。口に含むと,何とも薄い。アルコール度数が3.6%しかありません。何だか麦茶を飲んでいるみたいです。一応,ホップの苦みはありますが,どうにも薄くて,飲んだ気がしません。これをIPAと言っていいのでしょうか。原材料には,糖類,カラメル色素も入っています。まあ,世界にはいろいろなビールがあるということで,よい体験をさせてもらいました。440ml429円。コルドンヴェールが輸入しています。
(2016.2.21.)

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253.本日のビール(212)No.2281〜2290