No.2261 ニッポンピルス(サッポロ)

 2015年12月8日発売の数量限定新作ビールです。特徴は,国産原料100%の原料へのこだわりを具現化した商品とのことです。原料の麦芽は,うまみ成分の多い北海道産大麦「りょうふう」と醸造品質に優れた埼玉県産大麦「彩の星」を採用しています。ホップは,ふくよかな香りの北海道富良野産ホップ「リトルスター」,豊かな苦みを引き立てる東北産ホップ「信州早生」を採用しています。また,国産麦芽の美味しさをしっかりと引き出すため,仕込の際に二度煮沸を行うダブルデコクション製法を採用しています。早速飲んでみます。しっかりとした麦の旨みを感じます。これぞ日本を代表するピルスナーといっていいと思います。ただ,強烈な個性は乏しく,ヱビスよりはいいかな程度なのが残念です。アルコール度数6%。350ml196円。
(2016.1.26.)
No.2262 志賀高原・其の十アニバーサリーIPA(玉村本店)

 久しぶりに飲む玉村本店の志賀高原ビールです。私は,日本一のクラフトビール醸造所と思っている志賀高原ビールですので,期待は半端ではありません。10周年記念のビールだそうです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,淡いブロンド色の液体から,柑橘系ホップの強烈な香りが漂います。口に含むと,レモンやパッションフルーツを思わせる爽やかな香りとともに,強烈なホップの苦みが襲ってきます。これは傑作です。期待通りの旨さでした。アルコール度数は,7.5%とのことですが,スイスイ飲めます。330mlというのが残念です。1パイント樽生で飲みたかったです。IBU75。330ml525円。まだ,在庫があるか心配です。
(2016.1.27.)
No.2263 麦とホップ・コクの極み(サッポロ)

 2015年11月25日発売,数量限定の新ジャンルです。この商品は,夏のマイレージキャンペーン景品として好評だったことから,販売となった商品のようです。個人的には,新ジャンルの中で一番ビールに近い味を出していると思っている「麦とホップ」の限定版なので来しています。早速飲んでみます。口に含むと,しっかりとしたコクを感じます。ただ,期待が大きすぎただけに,残念な結果でした。やっぱり後味がビールではないのです。まあ,安く飲めたので十分合格点ということで納得しました。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)です。アルコール度数6%。350ml110円。
(2016.1.28.)
No.2264 金麦・黒のひととき(サントリー)

 2015年12月1日に期間限定新発売となった新ジャンルです。特徴は,「金麦」シリーズに共通する「旨味麦芽使用」などの特長はそのままに,黒麦芽とカラメル麦芽を一部使用し,贅沢長期熟成製法を採用することで,まろやかで豊かな味わいを実現したとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,クリアーな黒い液体。期待させます。口に含むと,見た目よりドライでスムーズな喉ごしです。しかしながら,後味は新ジャンルそのものです。個人的には,麦とホップ黒に軍配を上げたいと思います。まあ,安いのでそれなりに満足です。アルコール度数6%。350ml115円。
(2016.1.29.)
No.2265 仙酔ドラフト(クラフトハートブルワリー)

 広島県福山市にある(株)ハートピア,クラフトハートブルワリーが造るオリジナル・エール・スタイルの発泡酒です。この醸造所は,2015年9月にオープンした新しい醸造所で,今回飲むのが初めてです。期待させます。特徴は,瀬戸内海一のパワースポット,仙酔島の天然海水塩を使って旨味とコクを出したとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,強い濁りのある黄土色の液体。口に含むと,無濾過のやわらかな喉ごしで,藁のような素朴な味わいがかえって新鮮です。ヴァイツェンのような麦の甘みを感じます。後味は,ちょっぴり塩味。手作り感たっぷりのクラフトビールでした。アルコール度数5%。330ml540円。
(2016.1.30.)
No.2266 ザ・プレミアム・モルツ初仕込(サントリー)

 2016年1月26日発売の数量限定です。メーカーによれば,「2015年1月に発売したザ・プレミアム・モルツ初仕込は,この季節にしか楽しめない数量限定ビールとして幅広い層のお客様から大変ご好評いただきました。今回は,ダイヤモンド麦芽を増量したザ・プレミアム・モルツから,収穫・製麦後空輸で初入荷したダイヤモンド麦芽を加えた今だけのザ・プレミアム・モルツ初仕込を限定発売するものです。」とのことです。なお,2015年12月より,ダイヤモンド麦芽を増量するなど,ザ・プレミアム・モルツの味がリニューアルされています。進化を続けるプレモルです。
(2016.1.30.)
No.2267 瀬戸内レモンエイル(クラフトハートブルワリー)

 昨日に続き,広島県福山市の新しい醸造所,クラフトハートブルワリーが造るフルーツエールです。原材料に,瀬戸内産のレモンピールを使用しています。グラスに注ぐと,レモン色ではなく,緑茶のようなやや緑がかった濁りのある液体。意外です。口に含むと,これまた想定外の味でした。所謂甘いフルーツビールではありません。レモンは青いレモンのような香りで渋みを感じます。ハーブや緑茶や塩など,和の味わいです。かなり個性的です。完成度は低いように思いますが,クラフトビールならではの面白さがあり,味わい深い1本でした。アルコール度数4.5%。330ml540円。
(2016.1.31.)
No.2268 ガーネットルージュ(長寿蔵・小西酒造)

 兵庫県伊丹市の小西酒造が造るスペシャリティエール・スタイルです。原材料に国産黒米を使用しています。黒い瓶と紅色のラベルが高級感を漂わせています。グラスに注ぐと,宝石ガーネットを思わせる紅色の液体。この手のビールは,要警戒です。口に含むと,ザクロやイチジクを連想させるフルーティーな香りがいい感じです。麦芽のふくよかな味わいと爽やかなホップの苦みが心地よい余韻をかもし出します。さすが小西酒造です。全体のバランスといい,上品な味わいといい日本を代表するクラフトビールといってよいと思います。アルコール度数4.5%。330ml453円。
(2016.1.31.)
No.2269 テーブル・ピルス・プロトタイプ(ワイ・マーケット・ブルーイング)

 愛知県名古屋市のワイマーケットが,静岡のDHC御殿場高原ビールの醸造設備を借りて醸造したプロトタイプです。2014年創業の若い醸造所なので,今回初めていただきました。特徴は,ピルスナーウルケル酵母を使用し,一回のみのデコクションマッシングで強すぎない深みを創出し,フィニッシングホップにアメリカのシムコーを大量に投入しているそうです。ピルスナー・スタイルということで,あまり期待していませんでした。ところが,飲んでみてびっくり。麦芽の旨みと柑橘系ホップの香りが見事に融合しています。久しぶりに飲むピルスナーの傑作に大感動です。これは日本一のピルスナーではないでしょうか。IBU18。アルコール度数4.5%。330ml533円。
(2016.2.1.)
No.2270 ロストコースト・シャーキネーター(アメリカ)

 1990年に創業したカリフォルニア州にあるロスト・コースト・ブルワリーが造るホワイトIPAスタイルです。「グレートホワイト」に,カスケード,クリスタル,チノーク,シトラホップをドライホッピングして苦みを強めています。グラスに注ぐと,爽やかな柑橘系の香りが漂います。口に含むと,小麦の甘みよりホップの苦みが勝っています。小麦を使用している割には,喉ごしの柔らかさはなくドライな感じです。ホップの旨みを楽しむウィート・エールといったところでしょうか。IBU40。アルコール度数4.8%。355ml426円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.2.2.)

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251.本日のビール(210)No.2261〜2270