No.2241 エリシアン・スペース・ダストIPA(アメリカ)

 1995年創業,ワシントン州シアトルにあるエリシアン醸造所が造るIPAです。販売店解説によると,「二条大麦ウェスタン・プレミアムと,c-15 と Dextri-Pilsモルトのハーモニー。ホップはチヌークで苦味を引き出し,そして後半に乾燥シトラとアマリロを投入。星屑が夜空に舞う流れ星のように,チヌークホップの柔らかな苦味,人気ホップ・シトラとアマリロの柑橘風味が,キラキラときらめきながら,スーッと消えていきます。」とあります。爽やかな甘味と苦味,それでいてIPAらしい重量感のあるじっくり味わえる傑作ビールでした。IBU62。アルコール度数8.2%。355ml561円。ビアキャッツが輸入しています。
(2016.1.7.)
No.2242 フル・セイル・ワセール(アメリカ)

 オレゴン州にあるフル・セイル醸造所が造る冬季限定イングリッシュ・ストロング・エール・スタイルのビールです。このスタイルのビールを飲むのは久しぶりなので期待させます。グラスに注ぐと,深い褐色の液体。フルーティでスパイシーな香りが漂います。口に含むと,熟した果実,ナッツ,フルーツケーキのような旨みが広がります。いつものIPAに比べれば苦みはそれほどでもありません。とは言っても,アメリカのビールです。イギリスとは違ったホップの苦みが心地よいです。芳醇な味わいは,寒い冬にぴったりのバランスのよい1本でした。IBU56。アルコール度数7.2%。355ml576円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.1.8.)
No.2243 空模様・流れる雲のヴァイツェン(サッポロ)

 那須湯本温泉に来ています。那須高原のコンビニで購入したこのビール。湯上がりにいただきました。以前からサッポロの那須工場で醸造されている限定ビール3本のうちの1本ですが,銘柄名が変わったので,リストアップしました。流れる雲のヴァイツェンは,空の合間を流れる雲のように,ほんのりやさしいフルーティーな味わいです。透き通ったタイプのクリスタルヴァイツェンで,濾過することですっきりとした味わいに仕上げています。小麦を使用し,苦みを控えたやさしい口当たり。湯上がりの1杯には最高のビールでした。アルコール度数5%。350ml325円。
(2016.1.9.)
No.2244 空模様・陽ざしのピルスナー(サッポロ)

 那須湯本温泉で飲むビールが続きます。同じく,那須高原のコンビニで購入したビールです。13時に宿にチェックインし,ビール2本飲んでは温泉に入るという行動を繰り返しています。とにかく湯上がりのビールは最高です。陽のように鮮やかな切れ味のピルスナー・スタイルです。チェコのザーツ産ファインアロマホップをふんだんに使用し,華やかに香るホップと麦芽の旨みがしっかりした贅沢な味わいのビールです。サッポロが造るビールですので,ヱビスに近い味です。350ml325円ですから,ヱビスに近いならヱビスを飲んだ方がいいかもしれませんが,地方限定ビールをその土地で飲むのもいいものです。アルコール度数5%。
(2016.1.9.)
No.2245 アメリカン・ブレイクアウェイIPA(アメリカ)

 ニール・ファロン氏が2010年にワシントン州エドモンズに創業したアメリカン醸造所が造るIPAです。ブルーマスターは,数多くの受賞ビールを生み出しているスキップ・マドセン氏です。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濃いめの琥珀色の液体。力強いホップの香りの中にシトラス&フローラルのほのかな香りが感じられます。口に含むと,グレープフルーツを感じさせる柑橘系ホップの苦みと,モルトの甘みがしっかりとしていて,重量感たっぷりです。瓶ビールだったら,いや樽生だったらもっと美味しかったろうと,缶ビールであることがもったいないビールでした。IBU90。アルコール度数7.2%。355ml498円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2016.1.10.)
No.2246 ブラックアイル・レッドカイトエール(スコットランド)

 1998年に創業したスコットランドの北部にあるブラック・アイル醸造所が造るアンバー・エール・スタイルです。スタッフは10名にも満たない小規模ブリュワリー,美しく広大なブラックアイルの農場で,犬や羊や鶏に囲まれたのんびりした環境の中,造られたビールとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,赤みがかった琥珀色の液体。爽やかな柑橘系の香りが漂います。口に含むと,クラッシックブリティッシュホップの程よい苦みと,麦芽の甘みが絶妙です。アメリカン・エールでは味わえないスコットランドらしい風格を感じます。アルコール度数4.2%。330ml468円。広島市のキムラが輸入しています。
(2016.1.12.)
No.2247 フィッシュ・ブリューイング・ビシャス・サークル(アメリカ)

 今年は暖冬ということで,冬らしくない暖かな日が続いていましたが,このところ急激に冷え込んできました。こんな日にぴったりのアメリカン・クラフトビール,アンバーエール・スタイルです。ワシントン州にあるフィッシュ・ブリューイングが造るイカしたラベルデザインのビールです。グラスに注ぐと,アンバー・カラーの液体から,カラメルとアプリコットのような芳醇な香りが漂います。口に含むと,フルーティーで爽やかな苦みとともに,カラメルの甘みがバランス良く喉を通過します。IPAばかり飲んでいるので,少々物足りなさもありますが,スイスイ飲める美味しいビールでした。IBU21。アルコール度数5%。355ml438円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2016.1.13.)
No.2248 スクーナー・エグザクト・ホップヴァインIPA(アメリカ)

 ワシントン州にあるスクーナー・エグザクト醸造所が造るIPAスタイルの缶ビールです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,柑橘系ホップの豊かな香りが立ちこめます。かなり好みの香りで,期待させます。口に含むと,フルーティーな柑橘系ホップの香りと,強い苦みが襲ってきます。チヌークとコロンブスを最初に,そしてシトラを最後に大量に追加することでホップのアロマを際立たせているそうですが,缶のデザイン通りのホップを前面に出した凄いビールです。モルトの甘みもバランス良く,期待通りの旨さです。これは傑作です。IBU60。アルコール度数6.1%。355ml516円。ビアキャッツが輸入しています。
(2016.1.14.)
No.2249 トゥー・キルツ・スコテッシュ・エール(アメリカ)

 オレゴン州にあるトゥー・キルツ醸造所が造るスコテッシュ・エール・スタイルの缶ビールです。久しぶりに飲むスコテッシュ・エール・スタイルにワクワクします。本日,14時間ぶっ続けで仕事をして帰宅後の風呂上がりです。これはきっと旨いでしょう。グラスに注ぐと,濃厚な琥珀色の液体。フルーティーな香りが漂います。口に含むと,まるで赤ワインのような果実の酸味とモルティでリッチな味わいが喉を通過します。アメリカのにもこんなビールがあったのかと思わせるヨーロッパ的な仕上がりです。個性的で充実の1本でした。IBU15。アルコール度数6.5%。355ml576円。ファーマーズが輸入しています。
(2016.1.15.)
No.2250 アメリカン・フライング・モンキー(アメリカ)

 ワシントン州にあるアメリカン醸造所が造るペール・エール・スタイルの缶ビールです。今年の干支に因んだわけではありませんが,タイムリーな1本です。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,美しい琥珀色の液体。透明度は低いです。シトラスの香りが漂い期待させます。口に含むと,ライトボディ,ホッピーでドライな仕上がり。非常にバランスがいいです。IPAマニアの私としては,苦みが弱いようにも感じますが,全体のバランスを考えれば程よい苦みです。ただ,355ml498円ですから,それならよなよなエールでいいかなとも思ってしまいます。アルコール度数5.7%。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2016.1.16.)

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249.本日のビール(208)No.2241〜2250