No.2231 キャステール・ホッピー(ベルギー)

 創業1811年創業,ブリュッセルにあるヴァン・ホンスブルック醸造所が造るベルジャン・エール・スタイルです。やまやで購入しました。やまやには,飲んだことのないベルギービールがたくさんあるのですが,なかなか買う気になれません。ホッピーとのラベルを見て,もしかしたら旨いかなと思って買ってみました。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,やや濁りのあるゴールドの液体から,青りんごやマスカットのようなすがすがしい香りが漂います。口に含むと,青リンゴのようなフレーバーとともに,爽やかなホップ由来の苦味が心地よいです。原材料に,糖類とか安定剤などが入っていたので,警戒していたのですが,かなり旨いです。これは当たりですね。アルコール度数6.5%。330ml429円。コルドンヴェールが輸入しています。
(2015.12.28.)
No.2232 八海山泉ピルスナー(八海山)

 新潟県南魚沼市にある八海山泉ヴィレッジが醸造するピルスナー・スタイルのクラフトビールです。基本的には,ピルスナー・スタイルは飲み飽きているので,購入することはないのですが,今回はお土産にいただきました。スキー場で飲むクラフトビールは格別だと思いましたが,雪不足でスキーはできなかったそうです。早速飲んでみます。大手メーカーのピルスナーとは全く違った麦の旨みが絶品です。しばらくこの手のビールは飲んでいなかったので,懐かしい味です。エールに傾倒している私としては,ある意味,新鮮な味わいに思わず唸ってしまいました。たまにはいいもんです。アルコール度数5%。500ml。
(2015.12.29.)
No.2233 ヒューガルデン・ロゼ(ベルギー)

 ホワイトビールに10%のフランボワーズ果汁で風味づけしたフルーツ・ビールです。グラスに注ぐと,ピンクの濁った液体。フランボワーズ由来のフルーティーな香りが漂います。口に含むと,甘さは控えめで,ラズベリーの酸味が利いています。甘いだけのフルーツビールではなく,しっかりしたビターな仕上がりに,さすがヒューガルデンと思わず唸ってしまいました。250mlなのであっという間に終わってしまうところが残念です。原材料は,麦芽・ホップ・小麦・糖類・果汁(ラズベリー,りんご,いちご,エルダーベリー),コリアンダーシード,オレンジピール,酸味料,香料,甘味料(アセスルファムK)です。アルコール度数3.0%。375円。アサヒが輸入しています。
(2015.12.30.)
No.2234 修善寺ヘリテッジ ヘレス(ベアード)

 静岡県伊豆市の新醸造所で造るベアードのヘレス・スタイルです。これまでベアードといえばアメリカン・エール系に力を入れてきた醸造所というイメージがあるが,今回は,ドイツのバイエルン地方に長く伝わる偉大な歴史あるビールスタイルに挑戦している。グラスに注ぐと,クリアーな黄金色。口に含むと,クラフトビールらしい芳醇な麦の旨みが襲ってきます。まろやかで,バランスのとれた1本でした。ホップは,ドイツ産トラデッィション,スパルター,チェコ産ザーツの生ホップを使用。IBU20。アルコール度数5%。330ml475円。今年もたくさんの新しいビールとの出会いがありました。2015年に乾杯!
(2015.12.31.)
No.2235 俺のAJI ペールエール(城端麦酒)

 新年明けましておめでとうございます。2016年1本目は,富山県南栃市にある城端麦酒が造るペールエール・スタイルの発泡酒です。箕面ビールの故大下正司を称える限定醸造で,ラベルにはマサジ・ザ・グレートの文字とともに似顔絵が描かれています。大下氏とは直接面識はありませんが,一関地ビールフェスティバルでお話を伺ったことがあります。正月早々何となく感傷的な気分になってしまいました。グラスに注ぐと,クリアーなブラウンの液体。口に含むと,贅沢に使用したカスケードホップの柑橘系アロマが爽やかなアメリカンスタイルです。とてもスムーズでゴクゴク飲めてしまいます。アルコール度数6%。330ml583円。
(2016.1.1.)
No.2236 輝W7(城端麦酒)

 元日に続き,城端麦酒です。北陸新幹線の開業に合わせ,最速車両の「かがやき」W7系をイメージした商品です。グラスに注ぐと,クリアーな黄金色に輝く色合いに柑橘系ホップが香ります。口に含むと,地元産小麦農林10号による芳醇な味わいが,強烈なホップの苦みをまろやかにしています。アルコール度数7%を全く感じさせないゴクゴク飲めるアメリカンウィートIPAです。苦いだけではなくフルーティーでとても美味しかったです。原材料を見ると,茶葉を副原料に使っているようです。この辺が隠し味になっているのかもしれません。IBU60。330ml583円。
(2016.1.2.)
No.2237 さぬきビール父帰ル(レクザム)

 香川県高松市の香川ブルワリーが造るアルト・スタイルのクラフトビールです。香川ブルワリーは,大阪のレクザムが経営しています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,色は暗い赤銅色,ドゥンケルのような濃い色です。口に含むと,ほのかにフルーティーな酸味とカラメルの甘みが特徴的です。今は少なくなったドイツ・スタイルのクラフトビールです。この手のビールは,第1期地ビールブームの頃は多く見られましたが,近年はほとんど姿を消し貴重な存在です。流行遅れといっては失礼ですが,懐かしく感じるある意味地ビールらしいビールといえると思います。アルコール度数6.5%。330ml360円。中身は,No.1508スーパーアルトと同じです。
(2016.1.3.)
No.2238 信州早生ウェットホップエール(ベアード)

 静岡県伊豆市のベアードが造る限定エールです。次々とアイデア溢れるビールをリリースするベアード,期待させます。今回のビールは,英国産のフロアモルテッドマリスオッター,キャラモルト,アンバー,キャラメルの4種の麦芽と,山形県産信州早生生ホップを使用しています。信州早生は20世紀に日本で開発されたホップの種類の一つで,ザーツとホワイトヴァインOPとの掛け合わせだそうです。新鮮な花やハーブのような優しい香りが特徴です。IBUは29と,苦みは少なく,麦芽の芳醇な味わいと爽やかなホップのバランスが優れた1本でした。アルコール度数5%。330ml475円。
(2016.1.4.)
No.2239 アールグレイ(城端麦酒)

 富山県南栃市の城端麦酒が造る冬季限定フレーバー・ビールです。紅茶の中でもベルガモットの香りが特徴的なアールグレイを使用した,クラフトビールならではの変化球です。原材料を見ると,モルトエクストラクト,バーレイシロップ,紅茶,シロップ,ホップとなっています。これだけ見ても,かなりの際物です。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,黄金色の液体で,花の蜜の様な甘い香りが漂います。口に含むと,予想通りの甘いレモンティーのような味とビールの味が微妙なバランスです。個人的には,紅茶とビールはそれぞれ別の方がいいかなと思いました。でも,こんなビールがあるのもクラフトビールの魅力だと思います。アルコール度数5%。200ml440円。
(2016.1.5.)
No.2240 ブリューフィスト・スペースフロンティアIPA(イタリア)

 イタリアのブリューフィスト醸造所がデンマークのトゥ・オールとコラボしたIPAです。グラスに注ぐと,黄金色の澄んだ液体から,強烈なホップの香りが漂います。使用ホップは,シトラとモザイクです。口に含むと,レモンピールやグレープフルーツ系のホップビターが押し寄せてきます。柑橘系の強烈な香りは,副原料を使っていないのが信じられないぐらいとてもフルーティーです。喉ごしは,チタンのようにヒンヤリしてドライです。ゴクゴク飲めるIPAの傑作でした。IBU80。330ml598円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.1.6.)

「ビールがうまい」メニューに戻る

248.本日のビール(207)No.2231〜2240