No.2221 ヴァイツェン・ボック(銀河高原)

 岩手県和賀郡,銀河高原ビールの新作です。12月8日より数量限定で全国発売になりました。特徴は,メーカーによれば,「通常のヴァイツェンよりも原材料を多く使用することで,色・ボディ・コク・度数を強くし,濃厚でコクと旨みが感じられる仕上がりになりました。芳醇な香りを引き出すために初期発酵の温度を高く設定。同様に初期糖度も高く設定し,アルコール度数を高めて糖を多く残すことで,味に深みを与えています。」とのことです。早速飲んでみます。口に含むと,銀河高原らしい熟したバナナのようなアロマと蜂蜜のような甘みが広がります。無濾過のため小麦の柔らかさが強調された喉ごしです。芳醇でまろやかなじっくり味わうビールに仕上がっています。アルコール度数6%。350ml278円。
(2015.12.18.)
No.2222 ストークIPA(ニュージーランド)

 ニュージーランドのネルソンにあるマカシンズ醸造所が造るIPAスタイルです。瓶の色が深い緑で高級感を漂わせています。伝統のレシピに則り,厳選された地元ネルソン産のオーガニック・ホップ、,プレミアム・モルト,独自の酵母で醸造されています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,軽く焙煎した麦芽から生まれる深い黄金色の液体。口に含むと,キャラメルのような香ばしく甘い香りで,ホップの苦みはそれほどではありません。これまで飲んだニュージーランドのビールとは異なり,アメリカンスタイルではなく,ブリティッシュスタイルのIPAです。アルコール度数が4.8%と低い割には,深い味わいのビールでした。330ml417円。アブレヴ・トレーディングが輸入しています。
(2015.12.19.)
No.2223 ホルゲート・マウント・マセドン(オーストラリア)

 創業1999年,オーストラリアのクラフトビールの草分け,メルボルン・ウッドエンドにあるホルゲート醸造所が造るペール・エール・スタイルです。マウント・マセドン・ペールエールの名前は醸造所のあるメルボルン郊外ウッドエンドの町を見守るようにそびえ立つマケドニア山に因んでいます。久しぶりのオーストラリアのビール,早速飲んでみます。口に含むと,ホップの苦みはそれほどでもありません。麦芽のトースティーな旨みが感じられ,やわらかな喉ごしです。地元オーストラリア産ビターホップ「トパーズ」の柑橘系の後味と,ニュージーランド・アメリカ産のホップ「アマロ,シトラ,エラ,ヴィクトリアシークレット」を最終工程で使うことで生まれるパイナップルのような華やかな香りが特徴となっています。アメリカン・ペールエールとは違った上品さがあります。IBU30。アルコール度数4.5%。330ml527円。コンタツが輸入しています。
(2015.12.20.)
No.2224 クルーリパブリック・デトックス(ドイツ)

 ドイツで2011年に創業したクラフトビール・ブルワリー,クルー・リパブリック醸造所が造るセッションIPA・スタイルです。ドイツでIPAというのはとても珍しいです。近年のアメリカン・クラフトビール・ブームにより,遂にドイツにもその波が来たかという感じです。伝統的なビール造りを守り続けてきたドイツもいよいよ参入です。期待させます。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,やや濁りのあるブラウンの液体。口に含むと,マスカットのようなフルーティーな香りが漂います。アルコール度数が3.4%と低いですが,しっかりとした麦芽の旨みが物足りなさを感じさせません。完全なアメリカンスタイルです。ドイツもこれから目が離せません。ホップは,コメット,ギャラクシー,チノークを使用しています。IBU32。330ml561円。KOBATSUトレーディングが輸入しています。
(2015.12.21.)
No.2225 ブラックアイル・ゴールデンアイ・ペールエール(スコットランド)

 1998年にスコットランドの北部インヴァネスで創業したマイクロブルワリー,ブラック・アイル醸造所が造るペール・エール・スタイルです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,シトラスの香り漂うブラウンの液体。口に含むと,ホップの苦みとフルーティーな香りがバランス良く,ペールエールの見本のような出来映えです。小規模ブルワリーだからできる丁寧な仕事を感じます。行ったことのないスコットランドの風景を思い浮かべながら,オーガニック・ビール,じっくり味わいました。アルコール度数5.6%。330ml504円。広島市のキムラが輸入しています。
(2015.12.22.)
No.2226 ストーク・ゴールド(ニュージーランド)

 本日,2本目です。通常,輸入ビールは1日1本までと決めています。家計の関係で,1本だけ贅沢したら,後は,よなよなエールとプレミアムモルツ,新ジャンルなどを飲んでいます。本日は,何だか勢い付いてしまって,2本目です。マカシンズ醸造所のゴールデン・エール・スタイルです。販売店の説明によると,「輝くような明るい黄金色のビールは,ホップ特有の華やかでフルーティなアロマを放ちます。しっかりした苦味の中に麦芽のほのかな甘みも感じられ,飲みごたえのある味わいに仕上がっています。」とのことです。個人的には,ニュージーランドらしからぬイギリス系の雰囲気が最大の特徴だと思いました。アルコール度数4.5%。330ml417円。アブレヴ・トレーディングが輸入しています。
(2015.12.22.)
No.2227 ヴェデット・エクストラIPA(ベルギー)

 ホワイトビールで有名なベルギーのデュベル・モルトガット社が造る2015年夏に限定販売のIPAスタイルです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,やや濁りのあるオレンジブラウン。シトラスのフルーティーな香りが漂います。口に含むと,グレープフルーツのまろやかな苦味とともに,麦芽が生み出すキャラメルの甘味がバランス良く存在感十分です。アメリカンIPAとは全く異なるベルギーならではのIPAに仕上がっています。原材料には,麦芽とホップ以外に糖類を使用していることが残念ですが,味わい深い1本でした。これは夏より冬でしょう。アルコール度数5.5%。330ml486円。伊丹市の小西酒造が輸入しています。
(2015.12.23.)
No.2228 クリスマスビア・メリーゴールド(アサヒ)

 本日クリスマスイヴ。ということで,ザ・クラフトマンシップ・シリーズのクリスマスビア2本を飲んでみます。まず,1本目。メリーゴールドです。国産ゴールデン麦芽を一部使用し,麦芽由来のコクとほのかな甘みが特徴とのことです。爽やかなホップ香を実現するため,厳選したホップを一部手作業で投入するなど細部にこだわり醸造しています。口に含むと,アルコール度数6.5%と高めで,麦芽の旨みが広がります。これは,アサヒの傑作かと思われた瞬間,後味が好みではありません。米やコーン,スターチを使用しているためか,スーパードライにそっくりの甘みがやって来ます。そこのところがとても惜しいです。ただ,スーパードライが好きな大半の日本人には,美味しく飲めると思います。350ml175円。近所のスーパーで買いました。
(2015.12.24.)
No.2229 クリスマスビア・イヴ・アンバー(アサヒ)

 さて,2本目です。こちらも,国産ゴールデン麦芽を一部使用し,麦芽由来の香ばしく豊かな味わいがありながらキレのある後味がお楽しみいただけますとのことです。ホップの投入は最適なタイミングを見極め一部手作業で行うなど,ホップ香と香ばしいロースト香の調和を実現しています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濃いブラウンの液体。これは期待できます。口に含むと,アルト・スタイルでしょうか。麦の甘みがいい感じです。それでいてドライな喉ごし。さすがアサヒです。個人的には,こちらの方が好みです。アルコール度数6%。原材料は,麦芽,麦芽エキス,ホップ,米,コーン,スターチとなっています。製造は博多工場のみです。11月25日から発売になっています。350ml175円。
(2015.12.24.)
No.2230 グランドキリン・梟の森(キリン)

 12月8日から,期間限定,コンビニ限定で発売となったグランドキリン・シリーズの1本です。メーカーによると,@無濾過ビールならではのやわらかな口あたりA小麦麦芽によるなめらかさと上面発酵酵母を使用したエールタイプ由来の華やかな香りに加え,アルコール度数を高めることでしっかりとした飲みごたえを実現Bディップホップ製法を採用し,ホップを通常の仕込み段階での使用に加え,発酵過程でもさらに漬け込むことで,複雑な香味を引き出すC豊かで奥行きのある香りと上質な苦味が特徴のチェコ産ザーツホップを使用とのことです。これまでのグランドキリンとは全く異なる仕上がりです。これは完全にクラフトビールです。ウィート・ストロング・エールの傑作ですね。アルコール度数7.5%。330ml255円。
(2015.12.27.)

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247.本日のビール(206)No.2221〜2230