No.2211 一番搾り#10542(キリン)

 「一番搾り『5つの香りをくらべる“利き”一番搾りセット』絶対もらえるキャンペーン」の賞品,キャンペーン専用に新規で開発した一番搾り2本の内の1本です。使用しているホップは,ニュージーランド産モーテカ。付属のアンサーブックによると,「心地よい風を運んできてくれるような,マスカットに似た爽やかな香りです。軽やかで爽快だけれども,柔らかな印象も残ります。マスカットやライチに近い果実系の香りで,じっくり香ってみると,ほんのりと甘みの余韻が感じられます。」とのことです。アルコール度数5%。原材料には,大麦麦芽のほか,小麦麦芽も使用しています。330ml。非売品ビール,美味しくいただきました。
(2015.12.5.)
No.2212 一番搾り#10512(キリン)

 昨日に引き続き,キリン限定製造の利き一番搾りセット&香るくるくるグラスのうちのキャンペーン専用品です。使用しているホップは,オーストラリア産ギャラクシーです。付属のアンサーブックによると,「トロピカルで,芳醇。常夏のビーチで過ごす楽しい時間を感じさせる賑やかな香りです。個性が強く甘酸っぱい香り,まるで燦燦と降り注ぐ太陽の光を浴びた,パッションフルーツを思わせるような香りです。泡が香るのも特徴の一つで,泡だけを口いっぱいに含むと,さらに強く香ります。」とのことです。個人的には,ギャラクシーの個性は抑えめで,全体のバランスを優先している印象です。アルコール度数5%。330ml非売品。
(2015.12.6.)
No.2213 ラガーズハイ華やかホップ(サッポロ)

 イオンとサッポロが共同企画した数量限定の新ジャンルです。12月1日から「イオン」「マックスバリュ」「イオンスーパーセンター」「ダイエー」等で販売されています。特徴は,厳選した3種のホップを用い,アルコール分7%と高めの炭酸による颯爽としたのどごしに加え,柑橘系の香りのホップとして用いられるカスケードを採用することで,華やかな香りを実現したとのことです。飲んでみると,かなりドライな喉ごしです。新ジャンルとは思えないビールと間違う旨さでした。さすがサッポロです。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・スピリッツ(大麦)となっています。350ml96円と驚異的な安さです。
(2015.12.9.)
No.2214 マザマ・モザイク・エラプションIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるマザマ醸造所が造るIPAスタイルの缶ビールです。缶のデザインが素晴らしく開缶前からワクワクさせてくれます。名前の通り,モザイクホップを中心に,アマリロ,シトラ,センテニアル使用しています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濁りのあるブラウンの液体。濃厚そうで期待させます。飲む前から,柑橘ホップの香りが強く漂います。口に含むと,フルーティーなグレープフルーツを思わせるシトラス・フレーバーが広がります。麦芽の旨みもたっぷりで,強い苦み,トロピカル系と柑橘系ホップがうまく融合し,バランスは完璧です。期待通りの旨さでした。IBU55。アルコール度数6%。355ml596円。安かったら箱買いしたいところですが,我が家の家計では叶いません。ファーマーズが輸入しています。
(2015.12.10.)
No.2215 トゥアタラ・イッティ(ニュージーランド)

 ニュージーランドのトゥアタラ醸造所が造るアメリカン・セッション・エール・スタイルのクラフトビールです。このところ,ニュージーランドのクラフトビールが熱いです。ニュージーランドのホップがよいのだと思います。特に,トゥアタラ醸造所のビールは,比較的価格が安いので気に入っています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,柑橘系ホップのフルーティーな香りが漂います。口に含むと,トロピカル・フルーツのスッキリとした香りと,さっぱりとしたホップビターで,ゴクゴク飲めるドライな喉ごしです。アルコール度数が3.3%と弱いため,少々物足りない感じです。ITIは,マオリ族の言葉で「小さい」を意味し,アルコール度数が小さいということでしょうか。IBU25。330ml447円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.12.12.)
No.2216 シルバーシティ・セント・フローリアンIPA(アメリカ)

 ワシントン州にあるシルバーシティ醸造所が造るIPAスタイルです。この醸造所は,1990年からレストラン経営をしていたスコットとスティーブのホーメス兄弟が,トーマス・ケンパーとウエストサウンドブルワーズクラブのドン・スペンサーの協力のもと1996年に創業しました。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,強い柑橘系の香りが漂います。口に含むと,力強いシトラスと松の木の香り。甘いキャラメルのフレーバーとベストマッチ。完璧なバランスです。ホップの苦みと麦芽の旨みがぎっしり詰まった傑作です。アルコール度数7.3%。355ml570円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2015.12.13.)
No.2217 ブリューフィスト2レイトIPA(イタリア)

 イタリアのロンバルディア州にあるブリューフィスト醸造所が造るインペリアルIPAです。この醸造所は,2010年創業のクラフトブルワリーです。イタリアのクラフトビールは珍しいですが,日本と同じようなクラフトビールのムーブメントが起こっているそうです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濃厚な液体から,強烈なホップの香りが漂います。ホップは,チヌーク,コロンバス,ネルソンソーヴィンが使用されています。口に含むと,フレッシュグレープフルーツジュースのような強烈な柑橘系の香りとともに,ホップの苦みが襲ってきます。麦芽の旨みもぎっしり詰まっていますが,それでいてドリンカブルな味わいです。スムーズなのにアルコール度数は9.5%もあります。1本で酔ってしまいました。アルコールの高さを全く感じさせない危険なビールです。IBU90。330ml358円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.12.14.)
No.2218 フィッシュ・ブリューイング・ウィンター・フィッシュ(アメリカ)

 昨日に続き,インペリアルIPAです。ワシントン州にあるフィッシュ・ブリューイング社が造るシーズナル・エールです。ラベルのデザインがいかしています。釣りマニアにはたまらない図柄です。これがイワナだったら,最高なのですが。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,ホップのしっかり効いたシトラスの香りが漂います。口に含むと,爽やかなホップの苦みと,熟したオレンジのような甘み,モルトのカラメル感が絶妙です。昨日の,ブリューフィスト2レイトIPAに比べると,これがインペリアルIPAかと思うほどスッキリしています。アルコール度数は7.5%と,それほどでもありませんが,これまたドリンカブルで危険な1本です。季節限定なのがもったいない傑作ですね。355ml495円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.12.15.)
No.2219 ミッケラー・ピーター,ペール&マリー(デンマーク)

 特定の醸造所をもたないファントム・マイクロ・ブルワリーのミッケラー醸造所が造るペールエール・スタイルです。ピーター,ペール&マリーというネーミングは,ピーター ポール&マリーの駄洒落でしょうか。アメリカン・ポップスとアメリカン・ホップも駄洒落になっています。とりあえず,飲んでみます。口に含むと,パッションフルーツのような香りとともに,オレンジの強い酸味が襲ってきます。麦芽の旨みは抑えめで,甘みよりも酸味が印象的です。喉ごしは,ドライでスイスイ飲めるタイプです。さすが,ミッケラー,強烈な個性を放っています。原材料は,麦芽,ホップ,オート麦となっています。アルコール度数は4.6%と軽めです。330ml583円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.12.16.)
No.2220 ブリュードッグ・リザード・ブライド(スコットランド)

 ブリュードッグが造るプロトタイプチャレンジ2015シリーズの1本です。サワー・ベリーIPAスタイルという珍しいタイプで,副原料に,チェリー,ブルーベリー,クランベリー,ブラックベリーを使用しています。ホップは,シトラ,センチニアル,チャレンジャー,モザイク等を使用しています。グラスに注ぐと,美しいディープパープル。ジュース系のフルーツビールかと不安になります。口に含むと,きっちりしたホップの苦みと麦芽の香ばしさが,不安を一蹴します。全くの杞憂でした。さすがブリュードッグ。旨いです。そして唯一無二の個性を放っています。アルコール度数5.5%。330ml468円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.12.17.)

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246.本日のビール(205)No.2211〜2220