No.2201 ミンハス1845ピルス(アメリカ)

 水戸の「北野エース」で購入した輸入ビールです。ウィスコンシン州にあるミンハス醸造所が造るピルスナー・スタイルです。前日のビールが今一つだったので,多くは期待していません。グラスに注ぐと,黄金色の液体。ピルスナーにしては,色は濃いめです。口に含むと,1845年から造っているだけあって,古典的な味わいです。キリンのクラシックラガーのような感じです。期待していなかっただけに,意外にイケます。ただ,330ml408円ですから,それならクラシックラガーを飲んだ方がずっといいというのが正直な感想です。麦芽100%が唯一の取り柄ですかね。アルコール度数5.5%。大昌貿易行が輸入しています。
(2015.11.24.)
No.2202 ブルームーン・ハーベスト・パンプキン・エール(アメリカ)

 水戸の「北野エース」で購入した輸入ビールが続きます。ブルームーン醸造所が造る季節限定のパンプキンエールです。近年日本では,ハロウィーンが定着していますが,古くはバレンタイン,恵方巻きの流れをくむ商業戦略のように思われて,どうも違和感があります。個人的には,カボチャはあまり好きではありません。といったところで早速飲んでみます。グラスに注ぐと,オレンジ色の濁りのある液体。口に含むと,予想通りというか,シナモンの香りとカボチャの甘みが支配的です。思ったよりもバランス良く,ブルームーンのいい仕事ぶりが伺えます。美味しいです。副原料に,パンプキン,シナモン,ナツメグ,クローブ,オールスパイスを使用し,発泡酒扱いです。アルコール度数5.5%。355ml367円。モルソン・クアーズ・ジャパンが輸入しています。
(2015.11.25.)
No.2203 ウィンナー(サッポロ)

 セブン&アイグループとサッポロビールの共同開発,欧州四大セレクション・シリーズ第3弾です。10月13日より発売になりましたが,飲むのは今頃になってしまいました。1月発売のミュンヒナーデュンケル,6月発売のドルトムンダーに続く,ウィンナー・スタイルです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,ウィーンモルトによる赤みがかった美しい液体。期待させます。口に含むと,カラメルの甘みが優しく喉を通過します。さすが,サッポロ,上品な味わいです。ここ数日,めっきり寒くなってきました。寒い日には,ぴったりのビールです。アルコール度数5.5%。350ml235円。最後の第4弾は,ピルスナーのはずです。どんなピルスナーが登場するのか,今から楽しみです。
(2015.11.26.)
No.2204 パンプキン・スペシャル(サントリー)

 またまた苦手なパンプキンシリーズです。ハロウィーンの盛り上がりは歓迎したくありません。甘いカボチャが好きではないのです。10月13日に数量限定で発売された発泡酒です。ずっと冷蔵庫の奥で眠っていました。少し邪魔になってきたので,飲んでしまうことにします。グラスに注ぐと,早くもカボチャ特有の甘い香りが漂います。口に含めば,予想通りカボチャの味ですが,それほど飲みにくい際物ではなく,比較的スムーズです。メーカーによれば,「濃色麦芽一部使用により厚みのある味わいを実現しました。さらに,パンプキンと香料を用いることで“ホクホク甘いパンプキン”をイメージした中味に仕上げました。」とのことです。原材料は,麦芽,ホップ,大麦,糖類,パンプキン,香料となっています。アルコール度数5.5%。350ml130円。
(2015.11.27.)
No.2205 冬の乾杯(アサヒ)

 9月29日に新発売となった期間限定の新ジャンルです。冬といってもピンと来ないのでずっと冷蔵庫で眠っていました。最近寒くなってきたので,やっと登場です。いつも新ジャンルには多くを期待しておりません。それでは早速飲んでみます。グラスに注ぐと,通常のピルスナーよりは濃いめの黄金色。いい色ですが,ここで期待してはいけません。相手は新ジャンルです。口に含むと,予想に反して,旨いです。しっかりとした旨みとホップの香りが素晴らしいです。新ジャンルもここまで来たかという感じです。これは当たりです。カスケードホップとシトラホップを一部使用しているそうで,微かですがグレープフルーツのような柑橘系の香りが秀逸です。350ml96円。これは買いですね。アルコール度数6%というのもいいです。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,大麦,コーン,スターチ),スピリッツ(大麦)です。
(2015.11.28.)
No.2206 琉球ペールエール(オリオン)

 オリオンクラフトシリーズの第1弾,9月8日より限定発売となったIPAスタイルです。最近大手メーカーでも取り組み始めたクラフトビール人気に対応するため,プロジェクトチームを立ち上げ,沖縄の気候風土にあわせアレンジした様々なクラフトビールスタイルを開発したとのことです。特徴は,@エール酵母(上面発酵酵母)が醸し出すフリーティーな香りA希少種ホップ,マンダリーナとカスケードの特性を活かした柑橘系の香りBIPAスタイルの特徴であるきりっとした引き締まるビターテイストとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,IPAにしては薄めの黄金色の液体。口に含むと,ホップの香りと苦みは穏やかで麦芽の旨みも抑えめで,喉ごしはドライです。アルコール度数5.5%。350ml221円。
(2015.11.29.)
No.2207 ブラウンベルグ(サッポロ)

 10月27日に数量限定で発売された新ジャンルです。最初に言ってしまいますが,これは,新ジャンルの最高傑作ではないでしょうか。とにかく旨いです。新ジャンル独特のビールと違う感がありません。というより不味いビールよりよっぽど旨いです。ホップの苦みと柑橘系の香りが際立っています。ベルギー産麦芽,アポロ,ポラリス,ザーツの3種のホップを使用しています。遂に新ジャンルもここまで来たかという感じです。安くて旨い,理想の新ジャンルです。限定というのが惜しいです。是非とも定番にして欲しい1本でした。アルコール度数6%。コンビニで350ml145円。気がつくのが遅れてしまいましたが,まとめ買いすべく,もっと安いスーパーに探しに行きます。
(2015.11.30.)
No.2208 インペリアル・スタウト(サントリー)

 11月4日に発売となったサントリー・クラフトセレクト・シリーズ第4弾2種の内の1本です。麦芽を焙煎することでできるブラックモルトを一部使用するとともに北米産のカスケードホップを使用し,上面発酵酵母で醸造することで深い麦のコクとフルーティな香りの複雑な余韻を実現しましたとのことです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,クリアーな黒い液体。口に含むと,インペリアルスタウトにしては,軽くて爽やか。喉ごしもドライです。一般的なインペリアルスタウトの濃厚で重厚な味わいとは全く異なります。しかも,フルーティーで香り豊か。コーヒーやチェリーのような香りが上品です。これはなかなかの傑作ではないでしょうか。感動しました。アルコール度数6%。350ml204円。
(2015.12.1.)
No.2209 ドライメルツェン(アサヒ)

 アサヒ・クラフトマンシップ・シリーズの第4弾,10月20日から期間限定,コンビニエンスストア限定で発売したメルツェン・スタイルです。このビールは,一般的なメルツェンよりも発酵度を高め,飲みやすさを向上させることで,ピルスナータイプのビールに慣れた日本人にも飲みやすく感じる味わいに仕上げたとのことです。特徴としては,ミュンヘン麦芽を一部使用し,豊かな麦芽の香りとまろやかな甘みの麦芽100%の生ビールとのことです。日本の大手ビールメーカー各社がクラフトビールブームに乗じて,ピルスナースタイル以外のビールをどんどんリリースすることは個人的に大歓迎ですが,ドイツ系のビールはどうも好みでないようです。第5弾に期待したいと思います。アルコール度数6%。350ml249円。製造工場は,福島工場です。
(2015.12.3.)
No.2210 クリアアサヒ・初摘みの香り(アサヒ)

 12月1日から発売となったクリアアサヒの期間限定新ジャンルです。特徴は,2015年に収穫した摘みたての山形県産ホップと,ホップの特長を生かす二段階ホップ仕込みによって,クリアアサヒ・ブランドならではのクリアな後味はそのままに,爽やかな香りと爽快な飲みごたえを実現しましたとのことです。早速飲んでみます。口に含むと,爽やかなホップの香りで,ビールではないのは明らかですが,十分旨いです。350ml100円なので,スーパードライよりいいかもしれません。新ジャンル独特の嫌な後味もありません。素晴らしい完成度です。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,大麦,コーン,スターチ),スピリッツ(大麦)となっています。アルコール度数5%。 製造工場は,茨城工場と四国工場となっています。
(2015.12.4.)

「ビールがうまい」メニューに戻る

244.本日のビール(204)No.2201〜2210