No.2191 クルシャン・フル90セッション・エール(アメリカ)

 クルシャン醸造所は,2012年デービッド・ヴィットがワシントン州べリンハムに創業しました。創業当初から人気があり,翌2013年には,早くも醸造量を2倍にし,さらに2015年には2つめの工場を新設したとのことです。成長著しいビアメーカーです。本日のビールは,セッション・エール・スタイル。グラスに注ぐと,清々しいホップの香りが漂います。口に含むと,麦芽の旨みとホップの苦みが意外にドライでスムーズ。個人的には,薄くて物足りない感じですが,夏だったら最高かもしれません。使用モルトは,pilsner,vienna,ホップは,bravo,hallertau perle,usperle,spalter selectです。IBU45。アルコール度数4.2%。355ml619円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2015.11.12.)
No.2192 深み味わうヱビス(サッポロ)

 11月10日に限定醸造で発売となったヱビスの新作です。特徴は,通常より麦芽を多く用いたことでより深いコクと飲みごたえを実現したとのことです。また,これまで使用したヨーロッパ産の麦芽の中で旨味が特に強いものを使用し,さらに約2倍の熟成期間をかけることで凝縮した旨味を引き出しています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,缶のデザインにぴったりのブラウンの液体。口に含むと,カラメル香とともに,しっかりした麦芽の旨みが喉を通過します。ホップの苦みは抑えめです。とてもスムーズで,上質な味わい深い1本でした。さすが,ヱビスです。アルコール度数6%。350ml200円。スーパー「ヤオコー」で購入しました。
(2015.11.13.)
No.2193 タップルームNo.21IPA(アメリカ)

 ニューヨーク州ロチェスターにあるタップルーム醸造所が造るIPAです。IPAとしては,標準的な出来だと思いますが,特筆すべきは,価格です。「やまや」で3本1080円で販売していました。1本360円。安いです。この価格で,アメリカのクラフトビールが飲めるのは嬉しいです。グラスに注ぐと,鮮やかなブラウンの液体。カラメル香が漂います。口に含むと,モルトの旨味とホップの苦みがバランス良く,やわらかな喉ごしです。アメリカンIPAとしては,おとなし目の味ですが,安定感のある味わいです。モルトは,Pale, Crystal, Caramelを使用。ホップは,CTZ, Chinook, Williamette, Goldingを使用しています。IBU60。アルコール度数6.3%。355ml。
(2015.11.15.)
No.2194 タップルームNo.21ペールエール(アメリカ)

 昨日に引き続き,タップルーム醸造所のペールエール・スタイルです。「やまや」にて,3本1080円の低価格アメリカン・クラフトビールです。昨日のIPAが旨かっただけに期待させます。グラスに注ぐと,琥珀色の液体。柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,モルトのどっしりした旨みが強く感じます。ホップの苦みはそれほどでもありません。濃厚な割に喉ごしはドライで,それほどコクはありません。期待したほどではなく,苦みの強いIPAの方が好みでした。3本買うならIPAですね。ホップは,カスケード,コロンバス(トマホーク),アマリロを使用しています。IBU35。アルコール度数5.3%。355ml。
(2015.11.17.)
No.2195 エクストラ・ペールエール(銀河高原ビール)

 岩手県西和賀町の銀河高原が造るクラフトビールです。限定のボトルビールを,缶ビールにしてのリニューアル再発売です。シトラホップのスパイシーな香りを引き出すために仕込み工程を工夫し,醗酵温度の段階的な調整で麦芽本来の甘さを引き出しています。グラスに注ぐと,銀河高原らしい無濾過・ビール酵母入りの特徴である濁りのあるオレンジ色の液体。柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,柑橘系ホップの強い苦みと,凝縮されたモルトの旨味がバランス良く,やわらかな喉ごしです。爽やかな缶のデザインとは裏腹に,力強い仕上がりとなっています。アルコール度数5%。350ml278円。「やまや」で購入しました。
(2015.11.17.)
No.2196 桜こまち(わらび座)

 秋田県仙北市のクラフトビールです。330ml513円のビールを「やまや」で154円引きで売っていたので買ってみました。359円なら安いです。説明はHPから。「ブナの天然酵母を発見した秋田県麦酒醸造技術研究会が,県内の桜の名所の花や樹液から300ものサンプルを集め,桜を思わせる最も香り高い酵母でビールをつくることを決めました。しかし,この酵母はアルコールをつくる能力が弱く,ビール作りは難航。その中で,醸造特性の優れた酵母と交配させることで,香り高くキレのあるビールをつくることに成功しました。 酵母は,さくら天然酵母と名づけられ,桜好きの日本人のためのビールといっても過言ではない桜天然酵母ビール・桜こまちが完成したのです。」とのことです。バランスのとれたとても美味しいビールでした。アルコール度数5%。
(2015.11.18.)
No.2197 ルブルス・ホッペラ(ベルギー)

 久しぶりに「やまや」へ行くと,飲んだことのないベルギービールがたくさんありました。ベルギービールは,あまりにも個性が強く,とても好きになれないパターンもあるので,そう簡単に手が出せません。そんな中で,HOPの文字を強調したラベルのビールがあったので,もしかしたらと思い恐る恐る買ってみました。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,ベルギービールではお馴染みの泡立ちの良さ。フルーティーな香りはベルギービールそのものです。口に含むと,ホップの苦みが強めで,いい感じです。ベルギー流のエクストラペールエールといった感じでしょうか。意外にイケました。アルコール度数6%。330ml537円。コルドンヴェールが輸入しています。
(2015.11.19.)
No.2198 僕ビール、君ビール。(ヤッホーブルーイング)

 ヤッホーブルーイングとローソンにより共同開発されたセゾンスタイルです。これまでに限定商品で発売されていましたが,あまりの人気にレシピをグレードアップさせて定番商品として再発売されました。ホップの種類や量は同じくして,ホップの投入タイミングや,煮沸時間を抜本的に改良し,柑橘系のアロマを加えたという新ヴァージョンです。グラスに注ぐと,新鮮な若い果実のような香りが漂います。口に含むと,ホップによるキリッとした心地よい苦みと,スッキリしたグレープフルーツのような爽やかさが口の中に広がります。クリーンでドライなのに,深い味わい。これは久々に傑作ビールに出会いました。感動です。アルコール度数5%。350ml278円。缶のデザインがいいです。
(2015.11.20.)
No.2199 ナイアガラエール(北海道麦酒醸造)
 
 ローソンと北海道麦酒醸造の共同開発,フルーツブルーイング・シリーズ第3弾です。第1弾「レモンラガー」「チェリー&ベリー」,第2弾「ピーチウィート」「ペアラガー」に続く5本目です。残念ながら,チェリー&ベリーは買いそびれてしまいましたが,きっちり第3弾,購入しました。日本のワイン葡萄の生産地日本一は北海道,その道内でトップの生産量を誇るのが余市です。このナイアガラエールには北海道余市産のナイアガラ果汁を15%使用しています。白ぶどう特有の香りと風味を活かすため,淡色のエールをベースにして,まるで白ワインのような味わいです。ビールらしくないですが,たまにはいいです。原材料は,ナイアガラ,麦芽,ホップ,糖類,スピリッツ,酸味料,香料となっています。発泡酒扱いです。アルコール度数5%。300ml288円。
(2015.11.21.)
No.2200 ミンハス・レイジーマット・ファームハウスエール(アメリカ)

 水戸の駅ビルにある「北野エース」で購入しました。このお店は,珍しいビールを結構置いているので時々立ち寄ります。今回見つけたのは,ウィスコンシン州にあるミンハス醸造所が造るウェート・エールスタイルです。1845年創業の老舗です。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濁りのある琥珀色の液体です。口に含むと,ホップの苦みはほとんどなく,カラメルの,コーンの甘みを感じます。かなり昔風のビールです。麦100%でない雑味を感じあまり好みではありませんでした。アルコール度数5%。330ml408円。大昌貿易行が輸入しています。
(2015.11.23.)

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243.本日のビール(203)No.2191〜2200