No.2171 金澤百万石コシヒカリエール(わくわく手づくりファーム川北)

 友人からお土産にいただいた石川県川北町のクラフトビールです。特徴は,白山伏流水,石川県産高ギャバ製法麦芽を使用,また,米どころ川北町でとれたコシヒカリ米を使用しています。ギャバは,ガンマ−アミノ酪酸のことで,脳内の血流を高め,酸素供給量を増やしたり,脳細胞の代謝機能を高める働きをするそうです。そういった特徴とは裏腹に,飲んでみるとごく普通のビールで,クラフトビールらしさはあまり感じません。国産大手メーカーのプレミアムビールのような印象です。加賀友禅模様と金沢金箔という石川県が誇る伝統工芸を融合させた雅な缶のデザインから,お土産品としての価値は高いと思います。アルコール度数4.5%。350ml。No.1478の白山わくわくビール・こしひかりエールと中身は同じものと思われます。
(2015.10.23.)
No.2172 夜のどごし(キリン)

 秋限定のどごしです。9月15日発売の新ジャンルです。特徴は,麦100%の豊潤なうま味とゴクゴク飲める「のどごし」の良さを合わせた,にぎやかな秋の夜にピッタリの味わいに仕上げたとのことです。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・大麦スピリッツとなっています。人気の高い「のどごし」の限定版ですが,「のどごし」自体が個人的には好みでないので,この商品も,安さだけが魅力のようでお気に入りとはなりませんでした。新ジャンルでは,麦とホップの赤が一番好きです。まあ,のどごしファンにはたまらない企画だと思います。アルコール度数5%。350ml110円。製造工場は,千歳工場,仙台工場,取手工場,岡山工場,福岡工場と,人気のほどを伺わせる力の入れようです。
(2015.10.24.)
No.2173 麦とホップ・絹のコク(サッポロ)

 麦とホップの限定醸造新ジャンルです。次々と新ジャンルの限定が出ているのでつい買ってしまいますが,個人的に新ジャンルは好きではありません。例外的に,麦とホップの赤は好きなので,この商品も期待しています。特徴は,「麦とホップ The gold」の上質なコクはそのままに,小麦麦芽を一部使用することで,絹のようなやわらかい口当たりを実現,リッチゴールド麦芽,ゴールデンアロマホップを一部使用することで,麦のうまみ・奥深いコクを実現とのことです。飲んでみると,これがなかなかイケます。ビールではありませんが,十分代用になる味です。原材料は,発泡酒(大麦麦芽・小麦麦芽,ホップ・大麦),スピリッツ(大麦)です。アルコール度数6%。350ml110円。
(2015.10.25.)
No.2174 ニュー・ベルジャン・レンジャーIPA(アメリカ)

 コロラド州ニュー・ベルジャン醸造所が造るIPAスタイルの缶ビールです。この醸造所は,1991年に創業し,かつてはベルギー系のビールを得意としていたそうで,少々不安でしたが,飲んでみると完璧なアメリカンスタイル。ホップは,Cascade(シトラス),Chinook(フローラル,シトラス),Simcoe(フルーティー)を使用し,さらに再度投入されたCascadeがしっかりとしたドライホッピングフレイバーを醸し出しています。アンバランスなほど苦みが主張していながら飲みやすい仕上がりです。IBUは70。Pale Malt,Dark Caramel Maltが最初から最後までホップフレイバーと美しく調和し,個性的な1本となっています。感動的な旨さでした。アルコール度数5.2%。355ml547円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2015.10.26.)
No.2175 タイニー・レベル・ワン・インチ・パンチ(イギリス)

 2012年創業のウェールズにある新進気鋭ブリュワリー,タイニー・レベル醸造所が造るゴールデン・アメリカン・セッション・エールです。グラスに注ぐと,爽やかなグレープフルーツのような柑橘系の香りが漂います。口に含むと,レモンやグレープフルーツのような強烈なホップのフレーバーが襲ってきます。とてつもなくフルーティーで喉ごしは意外にドライ。それでいて,深い味わい。なかなかの傑作です。ホップは,モザイクを使用しています。アルコール度数3.9%。330ml685円。個人的には,滅多に購入できない高価格,じっくり味わわせていただきました。ジュートが輸入しています。正直,安ければもっともっと飲みたいビールです。
(2015.10.27.)
No.2176 ニュー・ベルジャン・ランパント・インペリアルIPA(アメリカ)

 コロラド州にあるニュー・ベルジャン醸造所が造るインペリアルIPAです。ホップを前面に出した味わいのビールとして2013年3月に登場しました。ホップは,Mosaic,Calypso,Centennialを大量に使用しています。グラスに注ぐと,見た目は濃いゴールデン色で,マンゴー,シトラスのフルーティーな香りとともに,ドライホッピングからくる青々しい草,スパイシーな松のアロマが感じ取れます。口に含むと,強い苦みが襲いかかってきます。その苦みの後にはモルトの甘みとフルーティなフレイバーが現れ,奥の方にピーチが見え隠れします。これは傑作です。アルコール度数8.5%を全く感じさせず,ゴクゴク飲めます。感動しました。IBU85。355ml547円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2015.10.28.)
No.2177 クラック・ムンダカ(イタリア)

 イタリアにあるクラック醸造所が造るアメリカン・ペール・エール・スタイルです。イタリアのビール,久しぶりです。醸造所名のクラックは,Creative Revolution / Alternative Knowledge の四つの頭文字を取ったもので,「創造革命・転換発想」を理念に掲げて,イタリア半島の右付け根にあるベネト州パドバにて設立されたそうです。また,ムンダカはスペインのバスク地方にある国際的に有名なサーフスポットだそうです。口に含むと,サーフスポットのイメージ通り,パッションフルーツやグレープフルーツ,強烈な柑橘系トロピカルフレーバーです。爽やかで,ドライな喉ごしです。涼しげな瓶のデザインも,ライトな中身と一致しています。ホップはアマリロ,チヌークを使用しています。IBU40。アルコール度数4.8%。330ml612円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.10.29.)
No.2178 クラック・ゲリラ(イタリア)

 引き続き,イタリアクラック醸造所のビールです。こちらは,IPAスタイルです。グラスに注ぐと,夕日のようなサンセットオレンジの液体。大量のフレッシュ・ホップの香りが漂います。炭酸が強めで泡立ちがよいです。口に含むと,強烈な柑橘系ホップの酸味が襲ってきます。その後,モルティな香ばしさとともに,パイナップルやピーチの甘さがやって来ます。恐ろしくフルーティーで,エキゾチック。個性的な1本でした。ホップはモザイク,シムコ,ギャラクシーを使用しています。IBU43。アルコール度数5.8%。330ml655円。価格が高いので,もう二度と飲むことはできないと思いますが,一期一会じっくりと味わいました。ウィスク・イーが輸入しています。
(2015.10.30.)
No.2179 マリスオッター50ESBaird(ベアード)

 ナビスコカップ決勝を観戦し,鹿島アントラーズの個人的祝勝会で,柏で飲みました。2件目に立ち寄った「クラスター」で飲んだのがこの1杯。静岡県沼津市の季節限定クラフトビールです。ベアードのベースモルトであるフロアーモルテッドマリスオッターの誕生50周年を記念して造られたビールです。マリスオッターだけを使用したシングルモルトのエキストラスペシャルビターで,焼きたてのパンを思わせる香ばしさが特徴です。舌触りはクリーミーで優しく,程よく抑えた熟れたパッションフルーツと柑橘系の苦味がバランス良く,ホップの苦みは控えめです。穏やかなモルトの甘みとスパイシーなフレーバーがみごとに調和している傑作です。アルコール度数6.2%。IBU40。試合に勝てば,何を飲んでも旨いです。
(2015.10.31.)
No.2180 ラドラー・ブラッドオレンジ&レモン(サントリー)

 3月に発売されたラドラーの数量限定版ビアカクテルです。10月13日から販売されています。昨日はビールを飲み過ぎたので,ちょっと味を変えてみました。中身の特徴としては,「旨味麦芽使用,デコクション製法により,ビール類らしい飲みごたえのある味わいを実現しました。さらに,適度な酸味とすっきりとした甘みのブラッドオレンジ&レモン風味をビール味とバランスよく調和させました。また,赤を基調とした華やかなデザインにすることで,パーティーシーンにぴったりのパッケージに仕上げました。」とのことです。ビール風味の炭酸飲料という感じで,通常なら辛口評価となるところですが,本日二日酔いにつき,ちょうどいい感じです。原材料は,麦芽,ホップ、,大麦,糖類,酸味料,酸化防止剤(ビタミンC),香料,クエン酸K,甘味料(アセスルファムK,スクラロース)となっています。無果汁です。アルコール度数4%。350ml130円。
(2015.11.1.)

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241.本日のビール(201)No.2171〜2180