No.2121 トゥー・ビアーズ・トレイルヘッドISA(アメリカ)

 ワシントン州にあるトゥー・ビアーズ醸造所が造るインディア・セッション・エール・スタイルです。この醸造所のビールを飲むのは初めてです。ワクワクします。この醸造所は2007年にジョエル・バンデンブリンクがワシントン州シアトルに創業しました。社名は,バンデンブリング氏が友人と仲違いした時にバーで2パイントのビールを飲んだら,ありのままで正直な意見が交わすことができた事に由来しているそうです。さて,本日のビールは,グラスに注ぐと,シトラスの爽やかな香り。口に含むと,ライトボディでゴクゴク飲める旨さです。IBU48の柑橘系の苦みとともに,クリスピーな麦芽の旨み,完璧なバランスです。アルコール度数は4.8%と軽めなのでスイスイ飲めます。なかなかの傑作です。355ml498円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2015.8.30.)
No.2122 サミエルアダムス・サマー・エール(アメリカ)

 マサチューセッツ州にあるボストン・ビール社が造る夏季限定アメリカン・ウィート・エール・スタイルです。原材料には,二条大麦と小麦,ハラタウミッターフリュ,ザーツノーブルホップのほか生姜やレモンピールも使用しています。グラスに注ぐと,黄金色のいかにも夏向きといった液体。口に含むと,小麦のフルーティーで爽快な味わいにジンジャーのスパイシーさが加わり,サッパリと爽快な喉越しです。ベルギーのホワイト・スタイルとは全く違うアメリカ的な味わいです。今日は夏にしては涼しかったので,もっと暑い日に飲んでいたらさらに美味しかったと思います。なんだかんだ言っても8月も終わりです。IBU7。アルコール度数5.5%。355ml435円。日本ビールが輸入しています。
(2015.8.31.)
No.2123 トゥー・ビアーズ・イマージョン・アンバー(アメリカ)

 ワシントン州にあるトゥー・ビアーズ醸造所が造るアンバー・エール・スタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,ほんのりとカラメルの香りが漂うルビーゴールドの液体。口に含むと,やさしいキャラメル・フレーバーのあとに,スパイシーな柑橘類の香りやってきます。ホップは,ヤキマ・バレー産のチノークとカスケードを使用しています。スムーズでさらりとした味わいが秀逸です。バランスのよいスッキリとしたアンバー・エールでした。それにしてもこのところの梅雨のような天気,気分が晴れません。IBU27。アルコール度数5.2%。355ml498円。エバーグリーン合同会社が輸入しています。
(2015.9.1.)
No.2124 ザ・プレミアム・モルツ・芳醇エール(サントリー)

 8月25日に新発売となったザ・プレミアム・モルツの数量限定ビールです。メーカーによるとその特徴は,「上面発酵酵母を使用したエールタイプの特長であるフルーティーな香味と,数種類の濃色麦芽による芳ばしさを調和させ,秋らしいフルーティーで芳醇な中味を実現しました。」とのことです。パッケージは,秋を感じさせる上品なオレンジ色で飲む前から期待が高まります。グラスに注ぐと,プレミアム・モルツとは全く異なるブラウンの液体。香りはあまり感じません。口に含むと,それほどフルーティーで芳醇な味わいはありません。ホップの苦みもさほどではありません。アメリカンエールに飲み慣れている私には,かなり物足りないビールでした。キリン秋味のプレモル版といったところでしょうか。アルコール度数6%。350ml225円。
(2015.9.2.)
No.2125 ワージー・イージーデイ・ケルシュ(アメリカ)

 オレゴン州のワージー醸造所が造るケルシュ・スタイルです。しっかりとしていて強烈過ぎないホップの苦味と香りを持つ伝統的なジャーマンスタイルエールです。ワージー醸造所は,様々なスタイルのビールを醸造していますが,あえてジャーマンスタイルを造る必要があったのか疑問です。それなりに美味しいビールでしたが,価格からいったら,昨日飲んだザ・プレミアム・モルツ・芳醇エールの方がずっといいというのが正直なところです。しかもこのところ梅雨のような天気が続いていて,真夏ならもっと美味しく飲めていたのにと思うと残念です。IBU25。アルコール度数4.5%。355ml438円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.9.3.)
No.2126 グランドキリン・十六夜の月(キリン)

 9月1日,コンビニ期間限定発売のキィウィIPA・スタイルです。本日は,釣りで昭和村に来ています。途中のコンビニで購入し,宿で昼間からビールです。ニュージーランド産ホップ由来のグレープフルーツを思わせるフルーティな香りが特長の希少ホップ,ネルソンソーヴィンを使用しています。グレープフルーツ果汁を副原料に使用しているのではないかと疑うほど,柑橘系の香りと苦みが強烈です。IPAにしては喉ごしがドライで従来のグランドキリンの味わいは引き継がれています。今までにない個性的なビールでした。アルコール度数5.5%。330ml255円。滋賀工場で製造しています。
(2015.9.5.)
No.2127 空模様・月夜のデュンケル(サッポロ)

 昭和村の釣り宿,中島屋で飲む2本目です。これまた塩原のコンビニで購入したビールです。もともとは,通販Webサイト「サッポロビールネットショップ」の専用商品としてリリースされた空模様シリーズ3品種の内の1本らしいです。このシリーズは,ヴァイツェン,ピルスナー,デュンケルと3タイプあるそうですが,売っていたのはデュンケル・スタイルのみでした。結果的に一番好みのスタイルのみ売られていたのでよかったです。アロマ立つコクと深みが持ち味のデュンケル・スタイル。丹念にローストしたカラメル麦芽を使用しています。心和むダークブラウンの液色と洗練された甘みの味わいです。アルコール度数5.5%。350ml325円。ちょっと高いですね。那須工場で製造しています。
(2015.9.5.)
No.2128 スクーナー・エグザクト・テスト・バッチ(アメリカ)

 ワシントン州にあるスクーナー・エグザクト醸造所が造るシュバルツ・スタイルの缶ビールです。スクーナー・エグザクト醸造所は,2007年に創設された新しい醸造所です。今回の1本は,ホップ,麦,技術など常に新しいものを探求するTEST−BATCHシリーズの1本です。缶のラベルはプリントではなくシールになっていることからもレアな1本であることが分かります。軽めのダークモルトとイーストのスパイシーな風味が心地よく,このところの梅雨のようなじめじめした天気を一掃する喉ごしです。とてもスムーズでゴクゴク飲めます。アルコール度数5.4%。IBU23。355ml504円。ビア・キャッツが輸入しています。
(2105.9.7.)
No.2129 磨きケルシュ(サッポロ)

 8月4日よりコンビニで数量限定販売のケルシュ・スタイルです。ドイツの伝統的なビール,ケルシュをモデルに,麦芽の穀皮を分離させる技を加え,味わいに磨きをかけています。ケルシュは,大麦麦芽や小麦麦芽を用いドイツケルン地方で醸造される上面発酵ビールです。上面発酵酵母使用による華やかな香りとともに,キレのある爽やかな後味が特徴となっています。もともとサッポロのビールはふわりとしたやさしい喉ごしが特徴ですが,このビールは香り豊かでキレのある仕上がりです。それでもサッポロらしさを失わないキレはあるけどやわらかな喉ごしはさすがです。アルコール度数5%。350ml237円。
(2015.9.8.)
No.2130 ワージー・バニラクリームエクストラ・スタウト・ライツアウト(アメリカ)

 じめじめした天気が続いています。梅雨のようです。こんな日は,ガツンとしたビールが飲みたい。オレゴン州にあるワージー醸造所が造るスタウト・スタイルです。販売店の説明によれば,「バニラビーンズとミルクシュガーを使ったハイブリッドなアメリカンスタウトです。オーツとミルクシュガーがスムーズなソフトなボディーと甘みを造り出します。香りの主役はふんだんに使われたマダガスカル産のバニラビーンズ。」とのこと。思いのほかスムーズでゴクゴク飲めるスタウトでした。旨いです。IBU30。アルコール度数7.7%。355ml438円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.9.9.)

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235.本日のビール(196)No.2121〜2130