No.2111 オールフリー・ビターオレンジ(サントリー)

 今夜はカシマスタジアムでサッカー観戦です。車で行くのでビールが飲めません。こんな日に便利なのが,ノンアルコールビールテイスト飲料です。7月28日から数量限定で発売された新作です。「オールフリー」ならではのすっきりとしたビール味を活かしつつオレンジ風味の爽やかな甘みとほろ苦さを感じる中味に仕上げたとのことです。グラスに注ぐと,その時点でビールではないなというのが明らかです。口に含むと,ビターオレンジ風味ということで,全くビールテイストではありません。炭酸飲料水としては,美味しいと思います。ビールの代用にはほど遠いです。350ml103円。
(2015.8.16.)
No.2112 前略好みなんて聞いてないぜSORRY其ノ四(ヤッホーブルーイング)

 和の素材や製法でブルワーが作りたい飲みたいビールを作るがコンセプトの第4弾です。グラスに注ぐと,色は綺麗な黄金色。香りは柚子。柑橘系のなかでも特に清冽な柚子の皮のいい香りがスッと入ってくる。口に含むと,柚子の香りが鼻孔を抜けていきます。苦みはホップより柚子の方が強めです。1回の仕込みで,柚子の果汁50kg,柚子の皮は100kg使うそうです。さらに,海のにがりを豊富に含んだあら塩を使用。世界的にも,塩を使用したビールはとても珍しいです。とてもユニークなフレーバーに仕上がっています。暑い夏にぴったりのビールです。アルコール度数4%。350ml324円。
(2015.8.17.)
No.2113 ザ・ブリュー糖質70%オフ(サントリー)

 糖質70%オフ,セブン&アイグループ限定の第4のビール,新ジャンルビールです。グラスに注ぐと,泡立ちよく色は黄金色。口に含むと,すっきりさっぱりとしていて爽やかなホップ風味が特徴的です。明らかにビールではありませんが,夏にはゴクゴク飲める爽快さがあります。安いし,糖質オフというのも魅力です。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,糖類,食物繊維),スピリッツ(小麦),炭酸ガス含有となっています。天然水100%仕込,インフュージョン製法と,アロマホップ,ビターホップの最適配合がウリのようです。アルコール度数4%。350ml123円。
(2015.8.18.)
No.2114 ターミナル・グラヴィティ・タップ・アウト(アメリカ)

 オレゴン州にあるターミナル・グラヴィティ醸造所が造るアメリカン・ストロング・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,カラメルと果実の芳醇な香り。口に含むと,よく熟したアプリコットやピーチのような果実の旨味,酸味,カラメルとアルコールの甘味が絡み合います。かなり濃厚です。それもそのはず,アルコール度数は,9.8%もあります。ゴクゴク飲めるだけに危ないです。かるく焼かれたバランスの良いモルトブレンドに,クリスタル & カスケイドホップとライを少々使用しています。355ml495円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.8.20.)
No.2115 エリシアン・スーパーファズ(アメリカ)

 アメリカ・ワシントン州のエリシアン・ブリューイングが造る季節限定ペールエール・スタイルです。ブラッドオレンジを使用した変化球です。グラスに注ぐと,ブラッドオレンジとノースウェストホップの爽やかな香りが漂います。ホップはシトラ,カスケード,アマリロを使用しています。IBUは45。口に含むと,オレンジを丸かじりしたようなフレッシュな香りとジューシーな苦味が秀逸です。麦の旨みも詰まっていて,芳醇で味わい深い仕上がりです。オレンジが前面に出てこないので,極めてバランスがいいです。ゴクゴク飲める旨さです。アルコール度数5.4%。355ml504円。東京のビア・キャッツが輸入しています。
(2015.8.24.)
No.2116 ワージー・インペリアルIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるワージー醸造所が造るインペリアルIPA・スタイルです。グラスに注ぐと,爽やかな柑橘系のアロマ。色は,淡色のオレンジ,ゴールド。口に含むと,グレープフルーツやレモンといった柑橘系の香りとともに,しっかりとした苦味が心地よいです。喉ごしは意外にドライ。インペリアルIPAにしては,濃厚でまったりとしたところがなくスッキリしています。アルコール度数は8.5%と高めですが,それを感じさせないバランスの良さ。オレゴン産のホップ8種類を使用しています。IBU85。355ml473円。えぞ麦酒が輸入しているビールは価格が良心的だと思います。
(2015.8.25.)
No.2117 ターミナル・グラヴィティ・フェスティバル(アメリカ)

 オレゴン州にあるターミナル・グラヴィティ醸造所が造るストロング・ウィンター・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,焦げ茶色の濃厚な液体。熟した果実とバニラのような甘い香りが漂います。口に含むと,フルーティで重厚な甘み,バニラのような見た目通り濃厚な味わいです。アルコール度数も8.4%と高く,強烈なパンチ力です。ウィンター・エールですので,本来は暖かい部屋で冬に飲むべきビールのようです。台風が来て蒸し暑いこの時期に飲むのは失敗でした。賞味期限が来年の6月になっているので冬までとっておけばよかったなあと反省しています。355ml495円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.8.26.)
No.2118 エリシアン・ルーザー(アメリカ)

 ワシントン州にあるエリシアン醸造所が造るペール・エール・スタイルです。ワシントン州に拠点をおくインディーズ「サブ・ポップ・レコード」の20周年祝い用に造られたとのことです。グラスに注ぐと,淡色のオレンジ,クリスピーなアロマで麦芽の甘味とナッツの香りが漂います。口に含むと,軽めのトロピカル・フレーバーとともに,歯切れのよいモルトの香ばしさと,ホップの苦みがバランス良く喉を通過します。日本原産のホップであるソラチエースを使用しています。意外にも,アルコール度数は7%もあり,スッキリした喉ごしです。IBU50。好みのスタイルなのでとても美味しくいただきました。355ml504円。ビア・キャッツが輸入しています。
(2015.8.27.)
No.2119 ローグ・ブルータルIPA(アメリカ)

 オレゴン州ニューポートのローグ醸造所が造るIPAスタイルです。日本では「なまらにがいビール」という商品名でも売られているとのことで,以前飲んだビールということになりますが,改めて紹介します。ホップは,カスケードとハラタウの交配種,クリスタルを使用しています。モルトはイギリス産です。完熟のオレンジのようなフレーバーに,おだやかな柑橘系の香り。ホップの苦みもビターでスパイシーです。ハイレベルなIPAで,改めてローグ醸造所の実力を認識しました。傑作です。IBU59。アルコール度数6%。355ml473円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.8.28.)
No.2120 ワージーIPA(アメリカ)

 オレゴン州のワージー醸造所が造るIPAスタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,オレンジやレモンの柑橘系の爽やかな香りと,香草のような香りが漂います。色はやや濁りのあるオレンジ色。口に含むと,柑橘系ホップのしっかりとした苦みとともに,パイナップルやマンゴーのような芳醇な甘みがバランス良く鼻孔を抜けていきます。を感じたのち、香草の香りと柑橘系の香りが鼻孔を抜ける。なかなか優れたIPAです。IBU69。アルコール度数6.9%。355ml438円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.8.29.)

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234.本日のビール(195)No.2111〜2120