No.2051 ペールエール(サントリー)

 サントリー・クラフトセレクト・シリーズ第1弾のうちの1本です。柑橘系の香りが特長のカスケードホップをふんだんに使用するとともに,レイトホッピング製法を採用することで,「ハッと目が覚めるような爽やかな香りと心地よい苦み」を実現したとのことです。ピルスナーが得意な大手国内メーカーがペールエールに挑戦するというのは,大いに評価できます。ただ,小さな醸造所が造るクラフトビールに比べると,物足りなさを感じます。350ml254円ですから,大目に見なければいけません。とりあえず,限定ということもあり,なくなる前にまとめ買いしてしっかり飲んでおこうと思いました。大手メーカーらしい洗練された旨さです。アルコール度数5%。
(2015.6.1.)
No.2052 軽井沢ビール・プレミアムエール(軽井沢ブルワリー)

 豊富なラインナップを誇る長野県軽井沢の軽井沢ビールが造る上面発酵ビールの第3弾です。醸造所によれば,「ドイツの伝統を継承した「ケルシュ」。日本人の嗜好を加味し造り上げた上面発酵ならではの上品で繊細な香味が特長のエールビールの自信作。 輝くゴールドの光沢と果物や花のような香りを有する,飲み飽きの無いエールビールの傑作です。」とのことです。この醸造所は,クラフトビールらしからぬ,大手メーカーにも負けない洗練されたビールを造っています。そういう意味で,異色の存在です。クラフトビールと大手メーカーのビールのちょうど真ん中にいる感じです。350ml288円という価格にもそれが現れています。アルコール度数5%。
(2015.6.2.)
No.2053 バーンサイドIPA(アメリカ)

 2010年,ジェーソン・マックアダムがオレゴン州のポートランドに創業した醸造所が造るIPAです。グラスに注ぐと,色は明るめの銅色で透明度も高く,泡立ち泡持ちともに良い。グレープフルーツを思わせるシトラシーな香りとコクのありそうな香りが漂う。期待させます。口に含むと,グレープフルーツのようなシトラシーな風味と,強烈な苦みが爽快です。ボディは重たくなく,すっきりとしたキレがありながらも,心地よい苦味が舌にじわじわしみていきます。とてもバランスの良いIPAです。久しぶりに出会った傑作です。アルコール度数6.6%。IBU84。ファーマーズが輸入しています。久しぶりの大瓶650mlは,飲み応え十分です。
(2015.6.3.)
No.2054 コロンビア・リバー・ホップ・ヘブンIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるコロンビアリバー醸造所が造るIPAです。ラベルが示す通り,ホップをメインにしたIPAです。5種類の麦芽ブレンドに4種類のホップをブレンドして作られ,アメリカンIPAの持つ伝統的なシトラスの香りを湛えた素晴らしい仕上がりです。これまた傑作ですね。650mlで1000円以上の高価なビールですが,居酒屋で生ビール2杯飲んだと思えば,安いもんです。感動的な旨さでした。2000種類以上飲んでいても,出会ったことのない旨いビールとの出合がある。これだから通販ビールの家飲みはやめられません。日本でも,こんなビールを造って欲しいです。アルコール度数7.5%。IBU78。
(2015.6.5.)
No.2055 百人のキセキ・魅惑の黄金エール(サッポロ)

 消費者と共同で新しいビールを開発するプロジェクト「百人ビール・ラボ」において,のべ17,000名のビール愛好家が開発したコラボビール第2弾です。コンビニエンスストアにて,数量限定で発売されたゴールデンエール・スタイルです。アルコール度数7%の高アルコールで,しっかりとした飲みごたえがあり,ザーツ産ファインアロマホップの上品で華やかなホップ香と清冽な苦みが特徴となっています。口に含むと,高アルコールによるまったりとした甘みと,ホップの苦みがバランス良く,高級感溢れるビールです。ゴクゴク飲むビールではなく,じっくりと味わうビールです。350ml237円。
(2015.6.7.)
No.2056 ファイア・マウンテン・ボガート・ノースウエストIPA(アメリカ)

 「枯れずのビア」からお取り寄せしたオレゴン州IPA4本の3本目です。2009年創業,地元ノースウエストスタイルを表現するマイクロブルワリー,ファイア・マウンテン醸造所のIPAです。5種類のモルトにセンテニアル,シムコー,ヘレクレス,ウィラメット,カスケードのホップを使用しています。IBU99ということで,激苦を予想していましたが,意外にスムーズです。ホップの苦みより,モルトの旨味が勝っています。個人的には,これまでに飲んだ2本が究極の旨さだったので,やや期待はずれの感は否めません。旨いビールだとは思いますが,期待しすぎてしまいました。650mlアルコール度数6.9%。
(2015.6.8.)
No.2057 ギルガメッシュ・オイディプスIPA(アメリカ)

 ネット通販「枯れずのビア」で購入した4本の内,最後の1本です。オレゴン州ポートランドの南に位置するセイレムにあるギルガメッシュ醸造所が造るIPAです。この醸造所は,2009年にラドク親子によって創業されました。グラスに注ぐと,色は少し暗めのオレンジ色で,透明度は少し低い感じ。泡立ちはあまりよくありません。口に含むと,シトラスや樹脂を感じるホップの瑞々しい風味が鼻孔をぬけ,かすかなトースト風味の麦芽の甘みが喉を潤します。ホップの苦みは抑えめです。後口にはコクとしっかりとした苦みが残るなかなかの逸品です。IBU60。650mlアルコール度数6.4%。
(2015.6.9.)
No.2058 ラガーズ・ハイ(サッポロ)

 イオンとサッポロビールが共同企画した数量限定,新ジャンルです。厳選した3種のホップを用い,アルコール分7%と高めの炭酸による颯爽としたのどごしが特長の商品だそうです。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・スピリッツ(大麦)です。飲んでみると,予想した通りというか,かなりドライというか,ビールではないなというのが正直なところです。でも,350ml118円ですから,暑い日にぐいっと飲みたいといういう人には,いいと思います。何といっても,炭酸飲料より安いのですから。アルコール度数7%の割には,グイグイ飲めます。そこのところがウリなのかなと思います。
(2015.6.10.)
No.2059 麦とホップ・ザ・ゴールド・薫るコク(サッポロ)

 2015年5月12日に数量限定発売したコク系新ジャンルます。従来の「麦とホップ The gold」との違いは,サッポロで育種開発されたホップ,富良野産ゴールデンスターを一部採用し,夏の爽やかな香りとしっかりとしたコクを両立したとのことです。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)ですが,かなりビールに近い味わいです。ビールといわれても新ジャンルと気がつかないで飲んでしまいそうなほどです。低価格も魅力的です。350ml118円。これなら,いつものビールにもう1本追加してもいい感じです。アルコール度数5%。
(2015.6.11.)
No.2060 ミスティック・ホワイト(ベルギー)

 ベルギービール醸造所の中で3番目の規模を誇るハーヒト醸造所が造るホワイトビールです。このビールは,ミスティックチェリーのベースとして作られていたものを2006年に,ミスティックホワイトとして販売されるようになったものです。グラスに注ぐと,小麦由来の白く霞のかかったようなブロンド色。口に含むと,苦みが少なく,少し酸味と甘味があり,フルーティーでスパイシーなすっきりとした味わいです。原材料には,大麦麦芽や小麦の他に,コリアンダーやオレンジピールを使用しています。250mlというのが物足りなく感じます。アルコール度数5%。248円。
(2015.6.12.)

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226.本日のビール(189)No.2051〜2060