No.2041 いわて蔵ビール・きんくら(世嬉の一酒造)

 久しぶり,岩手県一関市のクラフトビールです。「瓶入りでは持ち運びにくい」「もうちょっと気軽に飲めるとうれしい」という声に応えて誕生した常温保存可能な「いわて蔵ビール」の350ml缶です。瓶に比べると味は落ちますが,喉ごしすっきり,ゴクゴク飲めるピルスナー・スタイルです。クラフトビールとしては,335円と格安ですが,よなよなエールに比べると,少し高く感じます。一関の地ビールフェスティバルで生を飲みたいところですが,今年は例年と違う日程のようで行けそうもなく残念です。アルコール度数5%。
(2015.5.13.)
No.2042 いわて蔵ビール・くろくら(世嬉の一酒造)

 引き続き,岩手県一関市のクラフトビールです。缶のデザインを,世界的な評価を受けるnendo・デザイナー佐藤オオキさんがプロデュースしています。好みのスタウトなので期待が持てます。口に含むと,ロースト香が香ばしく,濃厚な口当たりで期待通りの旨さでした。やっぱりクラフトビールはピルスナー以外のスタイルに価値があると思います。どこでも飲めるピルスナーは安い大手メーカーに任せておけばいいのです。昨日は「きんくら」で不完全燃焼だっただけに今日は「くろくら」でバッチリです。アルコール度数7%。350ml335円。
(2015.5.14.)
No.2043 いわて蔵ビール・あかくら(世嬉の一酒造)

 岩手県一関市のクラフトビール,いわて蔵ビールの最後,3缶目です。レッドエール・スタイルのビールです。最後にとっておいた甲斐がありました。3つの中で一番好みの味でした。焙煎した大麦の香ばしい香りとほのかなキャラメル香,抑えめでセンスが光ります。苦みも弱めですが,上品な喉ごしで絶妙のバランスです。世嬉の一酒造らしいきっちりした仕事です。今年は,一関の地ビールフェスティバルに参戦できないのが非常に残念です。東北を旅したくなる美味しいビールでした。アルコール度数5.5%。350ml335円。
(2015.5.15.)
No.2044 ブラウンエール(サントリー)

 サントリー・クラフトセレクト・シリーズ第一弾が数量限定発売されました。2種類同時発売です。今回は,そのうちの1本,ブラウンエールです。このスタイルは,比較的サントリーが得意としているスタイルで,これまでも何度かリリースしています。香ばしい香りと深い味わいが特長のカラメル麦芽を一部使用するとともに,上面発酵酵母を使用することで,ホッと心がくつろぐような香ばしく深いコクと優しい口当たりを実現したとのことです。缶には,旨み4,香り4,苦み2,ボディ3と表記されています。飲んでみると,クラフトビールというには物足りなさがありますが,350ml257円という安さを勘案すると概ね満足です。アルコール度数5%。
(2015.5.18.)
No.2045 オリオンゼロライフ香る贅沢ホップ(アサヒ)

 沖縄県のオリオンビールが醸造し,アサヒが販売している数量限定新ジャンルです。特徴は,ドイツ産新品種「ポラリスホップ」を使用した爽やかな香りと軽やかなおいしさが楽しめる糖質ゼロの新ジャンルです。パッケージは、糖質ゼロの商品であることをわかりすく訴求するため缶体中央部に「糖質0」とブランド名「ZERO LIFE」を記載しています。また,パッケージ全体に桜のイラストを配することで,春らしい華やかさを演出しています。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,糖類,カラメル色素,食物繊維,酵母エキス,大豆ペプチド,甘味料(アセスルファムK)),スピリッツ(大麦)となっています。スッキリしていますが,ビールらしさはありません。アルコール度数3〜4%。350ml100円。
(2015.5.19.)
No.2046 ルビア・バポール・ソット(チリ)

 珍しいチリのビールです。これまで2000種類以上のビールを飲んできて,チリのビールを飲むのは初めてです。カリフォルニア出身のポーランド系アメリカ人ケヴィン・ソット氏が,チリに移住し,2006年チリ・サンティアゴ近郊に立ち上げたブルワリーのクラフトビールです。このビールは,19世紀のアメリカのスチームビールに着想を得た瓶内二次醗酵で造られたラガー・スタイル。通常のラガーより高温で醗酵させるため,苦味とパンチのあるドライな味わいです。グラスに注ぐと,色はオレンジで濁りがあります。口に含むと,ワラのような香りと,モルトの甘み,いかにもクラフトビールらしい個性的な味わいです。洗練されていないところが逆にいいです。アルコール度数5.8%。330ml438円。
(2015.5.24.)
No.2047 田沢湖ビール・ブナの森(わらび座)

 秋田県仙北市のクラフトビールです。日本で唯一,ぶなの天然酵母を使用しています。
そのせいでしょうか,森林浴を感じさせるような優しい香りと味わいが特徴です。甘味がありながら,後に残らずスッキリ飲みやすいビールでした。以下醸造所より。「県内のぶなの樹から採れた樹液が,美味いビールの条件を満たす酵母として発見されました。1000種類以上の酵母の中から発見され,796番目に見つけられた酵母だったことからナナキュウロク酵母と名付けられています。通常の酵母の2〜3倍の発酵期間を要する天然酵母ビール。」アルコール度数5%。330ml513円。
(2015.5.26.)
No.2048 シークァーサーのビアカクテル(オリオン)

 アサヒとオリオンの共同開発商品第2弾の数量限定発泡酒です。ビール風の喉ごしと県産シークヮーサーの香りや酸味が特長です。アルコール分は5・5%で県産シークヮーサーの果汁0・2%を使用しています。ビール類ならではの爽快なのどごしとともに,沖縄県産手摘みシークァーサーのみずみずしい香りとすっきりした酸味を楽しめる,沖縄ならではのビアカクテルです。あくまでもビアカクテルなので,多くを期待してはいけません。ビールに飽きたときに,ちょっと飲んでみるかというスタンスがいいと思います。350ml132円。
(2015.5.27.)
No.2049 ルネッサンス・ボイジャーIPA(ニュージーランド)

 久しぶりに「やまや」に行ってみると,見たことのないビールが並んでいました。ニュージーランドのビールです。たくさん種類があります。「やまや」のビールを全て買うのは危険です。その中から試しにIPAを買ってみました。グラスに注ぐと,炭酸は弱めですが,強いホップの香りが立ちこめます。これは中々期待させます。口に含むと期待通り,トロピカルフルーツのような甘さとニュージーランド・ホップの強烈な柑橘系ホップの苦みがバランス良く喉を通過します。これは久々のヒット作です。ほかのスタイルも試してみたくなりました。「やまや」へGO!アルコール度数6%。500ml734円。
(2015.5.28.)
No.2050 常陸野ネスト・レッドライスエール(木内酒造)

 我が茨城の木内酒造が,主に輸出用に醸造しているクラフトビールです。原料には,ホップ,モルトのほかに「朝紫」という古代赤米を使用しています。また,清酒用大吟醸酵母も加えて発酵させたという遊び心いっぱいのビールです。グラスに注ぐと,色合いは赤みがかったゴールドで,清酒酵母由来の華やかな香りが漂います。いい色です。口に含むと,ベリー系のフルーティーな味わいです。赤米ということで,何となく赤飯を連想してしまいますが,とってもフルーティーでバランスのよい1本でした。アルコール度数7%と飲み応えも十分です。330ml486円。
(2015.5.29.)

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225.本日のビール(188)No.2041〜2050