No.2031 ドライペールエール(アサヒ)

 ビール醸造学のマスターの称号を持つアサヒビール社社員により,レシピや製法,味わいといった商品設計が監修さた クラフトマンシップ・シリーズ第2弾です。コンビニ限定です。特徴は,1醸造学マスターによる処方監修,2華やかな香りのカスケードホップを一部使用,3香りの決め手となる厳選ホップを一部手で投入,4豊かなコクを造り出す上面酵母を使用,5麦芽100%による,深く,濃く,膨らむ味わい,6通常より1.3倍熟成させた長期熟成製法とのことです。これは旨いです。これまでに飲んだアサヒの中で最高傑作ではないでしょうか。まとめ買いしました。アルコール度数5.5%。350ml249円。
(2015.4.30.)
No.2032 九十九里オーシャンビールIPA(寒菊銘醸)

 千葉県山武市のクラフトビールです。3月2日より発売された新作です。グラスに注ぐと,ホップの華やかな香りが漂います。口に含むと,強烈なホップの苦み。ホップは,シムコとネルソンソーヴィンを使用しています。柑橘系の香りと強い苦みがバランス良く日本人の仕事らしい繊細さを感じます。IPAにしては,アルコール度数が5%と低く,ゴクゴク飲めるスッキリした喉ごしです。これは傑作です。しかも,330ml400円というこの手のクラフトビールとしては,破格の安さです。感激しました。
(2015.5.2.)
No.2033 常陸野ネスト・セゾン・ドゥ・ジャポン(木内酒造)

 茨城のクラフトビール,木内酒造の新作です。ベルギーの農民が農作業中に喉の渇きを癒すためお茶代わりに飲んでいたというセゾン・スタイル。ラガー(下面発酵)ビールのアメリカン・ラガースタイルのエール(上面発酵)版といったところでしょうか。しかしながら,このビール,ベルギーのセゾン・スタイルとは全く違いました。グラスに注ぐと,小麦のふくよかな香りと米麹の独特の香りが漂います。濃色で濁りのある液体は,ブラウン・ヴァイツェンのようです。口に含むと,セゾン酵母が醸し出す酸味と米麹使用による微かな酸味が絶妙のバランスです。苦味は控えめで,ベルギーでもないドイツでもない日本らしい仕上がりのビールでした。アルコール度数5%。330ml410円。
(2015.5.3.)
No.2034 コシヒカリ米ビール(寒菊銘醸)

 千葉の寒菊銘醸が造るクラフトビール,新作です。コシヒカリ米(ライス)ビールは,千葉県産のコシヒカリを副原料に造ったラガービールです。グラスに注ぐと,色合いはやや濃いめ,炭酸はかなり弱いです。口に含むと,ホップのしっかりとした苦みと,米の甘みがバランス良く心地よいです。小麦の甘みも感じます。なんだか昔懐かしいような味わいのビールです。喉ごしは柔らかく,それでいてドライ。アルコール度数4.5%と,低めなので,スイスイ飲めます。330ml400円。
(2015.5.5.)
No.2035 ブリュードッグ・こんにちは狐(スコットランド)

 フルーツを使ったダブルIPA「Hello My Name Is…」シリーズの1本です。今回は,日本語の印象的なラベルの通り,日本からインスピレーションを受け,特別な原料として柚子を使用しています。ブリュードッグの新作は,すぐに飛びつく方なのですが,副原料が柚子ということでずっと敬遠していました。330ml698円で不味かったら取り返しが付きません。口に含むと,不安はすぐに吹き飛びました。USホップによるオレンジ,グレープフルーツ,ライムのアロマが柚子のフレーバーと絶妙に調和しています。ブリュードッグのセンスのよさに脱帽です。味はモルト由来のキャラメル,ビスケットのバックボーンに超爽快なシトラス,マンダリンオレンジ。アルコール度数8.2%とは思えないゴクゴク飲めるIPAでした。
(2015.5.6.)
No.2036 ベジエールレタス(日本ビール)

 群馬県昭和村の農業生産法人「野菜くらぶ」が商品化した取れたてレタスを丸ごと使ったビールです。爽やかな後味が特徴で,開発担当者によると「レタスのビールはおそらく世界初」。独自のアイデアで村おこしを図ろうとしています。赤城山麓に広がる昭和村はレタスの名産地。「レッドアイ」から着想を得て,特産品を生かしたビール造りを発案したそうです。製造を依頼された静岡県沼津市の「日本ビール醸造」が,麦芽エキスを搾り出してビールの原液を作る過程で細かく刻んだレタスを投入する方法で開発に成功しました。原液を煮込む際,レタスの香りや味がよく出るように通常より低めの温度に設定したことでフルーティーな味わいとなっています。原料は麦芽,ホップ,レタス。アルコール度数4.5%の爽やかなビールでした。330ml480円。
(2015.5.8.)
No.2037 月面画報(ヤッホーブルーイング)

 今日は宴会があり,ビールはアサヒの熟撰でした。家に帰り飲み足りないので,ヤッホーブルーイングと,世界的大手通販サイトAmazonとのコラボレーション商品「月面画報」を飲みました。バナナを思わせるフルーティーなアロマが特徴のベルギー酵母と,米国産のホップを使用したベルジャンペールエールというスタイルです。華やかな香りと飲み心地のよさが特徴です。アメリカンペールエールやブリティッシュペールエールを飲み慣れているので,とても新鮮です。とってもお洒落なビールです。さすがよなよなだなと思いました。アルコール度数5.5%。350ml293円。
(2015.5.9.)
No.2038 ちゅらたいむ(オリオン)

 沖縄のオリオンビールとアサヒビールの共同開発商品,夏季限定新ジャンルです。本土向けの「アサヒオリオン沖縄だより」をベースに沖縄・奄美地区限定で昨年より販売されています。オリオンビールの2段ろ過技術と,アサヒビールのクリアなホップ香技術が生み出した,沖縄の夏にぴったりの爽やかでさっぱりとした飲み口に,アロマホップの華やかな香りを付与したテイストが特徴です。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,米,コーン,スターチ,糖類),スピリッツ(大麦)です。新ジャンルとは思えない暑い日にぴったりの旨さでした。安くて旨い新ジャンル,どんどん進化しています。アルコール度数5%
(2015.5.10.)
No.2039 スーパードライ・エクストラシャープ(アサヒ)

 スーパードライは,1987年の発売以来,洗練されたクリアな味,辛口のうまさで,2014年に累計出荷数が35億箱を突破したそうです。その記念として「スーパードライ」ブランドから期間限定商品として発売されたのがこのビールです。氷点下でろ過する 「エクストラコールドろ過製法」と,発酵度を高めアルコール度数が5.5%に高められたことによって,洗練されたクリアな味,辛口はそのままに,超辛口のスーパードライとなっています。スーパードライ自体は,飲み飽きているというかあまり好みではありませんが,この限定商品,なかなかイケます。暑い日にはぴったりの一気に飲めるビールです。350ml170円。
(2015.5.11.)
No.2040 のどごし・青空小麦(キリン)

 キリンの新ジャンル,のどごしシリーズの期間限定です。早くも台風が近づいていて,夏を感じさせます。この新ジャンルは,夏を感じさせる爽やかなパッケージが気に入りました。いいデザインです。中身は,小麦麦芽を一部使用することで,軽やかでマイルドなのどごしときめ細かくふっくらとした泡,数種類のホップをブレンドした,爽やかでフルーティな香りが特長とのことです。個人的には,やっぱりのどごしは,苦手です。後味がビールではありません。見た目のパッケージデザインは爽快なのですが,後味は爽快ではありません。ただ,350ml105円と圧倒的な安さなので,ちょっと節約したいときにはいいと思いました。アルコール度数5%。
(2015.5.12.)

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224.本日のビール(187)No.2031〜2040