No.1981 パルヤスIPA(ベルギー)

 インディアペールエールといっても,アメリカンIPAとベルジャンIPAでは,全く異なるビールということが分かります。ホップの苦みよりも,酸味が強くフルーティーな仕上がりのIPAです。このパルヤスIPAは100%ペールモルトで醸造されています。4種類のホップ (トマホーク,カスケード,ザーツ,アマリロ) がフレッシュなアロマと心地よい苦味を生み出しています。ドライホッピング(完成直前段階)でネルソンソーヴィンホップを加えることで,ソーヴィニョン・ブランのような香りを与えています。アメリカンIPAを飲み慣れている私には,新鮮な味わいでした。アルコール度数6%。330ml560円。
(2015.2.13.)
No.1982 ブレイクサイド・トロ・レッド(アメリカ)

 茨城の鉱泉宿,湯ノ網鉱泉鹿の湯松屋に来ています。持参のビール1本目は,オレゴン州ポートランドのブリューパブ,ブレイクサイドが造るチリビールです。カップに注ぐと,淡色のブラウン,アンバー・カラーの液体から,フルーティな麦芽とカラメルの香りが漂います。口に含むと,カラメルの甘味と麦芽のこうばしさ,スッキリとした飲み口のビールです。後味にはピリッとした副原料のチリがアクセントとなって口の中に広がります。このビールは,地元スペイン料理店のとのコラボレーション・ビールで,スペイン料理に合わせて造られたそうです。鉱泉宿には不似合いですが,湯上がりの1杯は,何を飲んでも美味しいです。アルコール度数6%。650ml926円。
(2015.2.14.)
No.1983 ロンポック・パンプルマウス・シトラスIPA(アメリカ)

 湯ノ網鉱泉鹿の湯松屋にて飲むアメリカ地ビール2本目です。オレゴン州にある ロンポック醸造所が造るインディアペールエールです。カップに注ぐと,淡いブラウン,柑橘系の香りが漂います。口に含むとホップの苦みとグレープフルーツの爽やかな味が喉の奥に駆け抜けます。IBU70,フルーティーで強めの苦みが心地よいです。宿の大瓶キリンラガーは650円ですが,こちらのビール926円,かなりお得です。瓶ビールの持ち込みは荷物が重くなりますが,やめられません。アルコール度数5.8%。650ml。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.2.14.)
No.1984 HUBホップワークスIPXシングル・ホップ・ファゲル(アメリカ)

 HUB=ホップワークス・アーバン醸造所が造るオーガニックホップのIPXシングルホップシリーズのうちの1本です。ファゲル・ホップはイギリスの伝統あるホップで,1800年代初頭から使われているそうです。現在の収穫量はかなり少ないようです。IBUは60ですが,強烈な苦みはありません。カップに注ぐと,ゴールドの液体にホップの清々しい香りが漂います。口に含むと,柔らかな飲み口で,しっかりとしたモルトの旨味が感じられ,スイスイいけます。古き良き日本の農村風景を眺めながら温泉宿で飲むアメリカ地ビール,なかなか乙なものです。アルコール度数6%。650ml912円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2015.2.14.)
No.1985 レボリューション・クロス・オブ・ゴールド(アメリカ)

 温泉宿で飲む4本目です。IPAが続いたので,嗜好を変えてゴールデン・エール・スタイルのビールを飲みました。イリノイ州シカゴにあるレボリューション・ブルーイングのクラフトビールです。ウィートモルトがボディに厚みを出しカスケードホップでドライホッピングし,古典的なアメリカンゴールデンエールのアロマが出ています。口に含むと,見た目よりスパイシーで,苦みとコクとを感じます。パイン,ピーチ,ハチミツのような甘みと酸味も感じ,フルーティーで厚みと奥行きのある飲み応えです。アルコール度数5%。650ml1013円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2015.2.14.)
No.1986 ローグ・ファーム7ホップIPA(アメリカ)

 温泉宿で飲むビールも残り少なくなってきたので,キリンラガー大瓶を2本追加。そして持ち込みビール最後の1本が,このIPAです。お馴染みローグ醸造所の強烈な1本です。このビールは,アメリカオレゴン州でもっとも古いホップ畑の地域にあるローグホップファームズのホップを7種ブレンドしています。IBUは90ととても苦く,ホップの柑橘系の香りが秀逸なアメリカンIPAです。最後を飾るにふさわしいとても美味しいビールでした。2人で約2リットルのビールを飲み干し,あとは寝るだけです。温泉で飲むビール,最高です。アルコール度数8%。650ml926円。
(2015.2.14.)
No.1987 グロスバルサ・ベルジャン・ヘーフェ・ヴァイツェン(ベルギー)

 グロスバルサとは,第一次世界大戦時にドイツが使用した大砲だそうです。ドイツ軍がベルギーのリエージュに侵攻し,大砲グロスバルサを使用して,リエージュの要塞を落としたという歴史があります。ドイツのヘーフェ・ヴァイツェンがベルギーに攻めてきたということでしょうか。グラスに注ぐと,淡いゴールドカラーで,ヘーフェ・ヴァイツェンらしいフルーティで華やかな香りがフワッと膨らみます。口に含むと,適度な酸味と甘味,苦味とでバランス良く構成され,スッキリとした味わいです。ドイツにはない,いかにもベルギーらしい解釈です。アルコール度数7%。330ml550円。東京のブラッセルズが輸入しています。
(2015.2.15.)
No.1988 グリーンフラッシュ・ソウルスタイルIPA(アメリカ)

 グリーンフラッシュ醸造所が造る芸術作品ともいえるIPAです。グラスの注ぐと,オレンジがかった黄金色の液体で,熟したマンゴーやマンダリンオレンジ,パイナップルのようなトロピカルフルーツのフルーティーでフローラルなアロマです。口に含むと,甘いシトラスと共にマーマレード,オレンジジュースのような風味がフレイバー全体を通して感じられます。芳醇なモルトの甘味,続いて青々とした草の香りを併せ持つはっきりとしたホップのフレイバーがやって来ます。松のようなビターさがしっかりと舌に残るドライで嫌みのないクリーンなフィニッシュ。ホップはシムコー,シトラ,カスケードを使用し,ホップの魅力を完璧に引き出した仕上がりです。アルコール度数6.5%。355ml622円。
(2015.2.20.)
No.1989 レボリューション・ボトムアップウィット(アメリカ)

 アメリカのシカゴにあるレボリューションブルーイングが造るベルジャンスタイルエールです。原材料には,小麦,コリアンダー,キュラソーに漬け込んだオレンジピールを使用しています。アメリカでは珍しい,甘くなく口当たりの良いウィットです。グラスに注ぐと,オレンジやシトラスのような柑橘系のアロマ。口に含むと,シルキーな口当たりとクリスプな後味が心地よいベルジャンスタイルエールとなっています。割とドライな喉ごしで,甘さを抑えた個性的なビールでした。IBU14。アルコール度数5%。355ml507円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2015.2.21.)
No.1990 ドライプレミアム・煎りたてコクのプレミアム(アサヒ)

 プレスリリースより抜粋。『2月17日より,期間限定で全国発売します。「アサヒスーパードライ ドライプレミアム 煎りたてコクのプレミアム」は,「ドライプレミアム」の特長である贅沢なコクとキレはそのままに,フレッシュなロースト香を有する「煎りたて国産麦芽」を一部使用することで,香ばしいコクと香りを実現したプレミアムビールです。また,アルコール度数は6.5%で,豊かな飲みごたえのある味わいです。』各社レッド系が出そろいました。美味しいです。原材料は,麦芽,ホップ,米,コーン,スターチで,麦芽100%ではありません。350ml256円。
(2015.2.21.)

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218.本日のビール(182)No.1981〜1990