No.1941 真夜中の至福(サントリー)

 サントリーが2014年11月4日からコンビニエンスストア限定で発売した麦芽100%ビールです。秋の夜長にぴったりの麦の味わいと,ふくよかな香りが特徴です。グラスに注ぐと,ブラウン系の液体に期待が膨らみます。口に含むと,さすがサントリー,バランスよくコクと喉ごしが両立しています。この手のビールはこれまでも,サントリーが得意とするところで,繰り返し繰り返し発売されていますが,今一つ一般受けしないようです。個人的には気に入りました。ただ,コンビニ限定だと安く買えないのが難点です。アルコール度数6%。350ml221円。
(2014.11.25.)
No.1942 フレンチルージュ(サントリー)

 2014年11月18日から数量限定で発売された新ジャンルです。キャッチフレーズは,「洗練されたクリアな味わいとワインを思わせる優雅な香り」。グラスに注いだ瞬間に,ビールではないなということが確実に分かります。中身は,メーカーによれば,「フランス・シャンパーニュ地方産麦芽を使用し,仕込工程において熱負荷を低減させる“インフュージョン製法”を採用することで,洗練されたクリアな味わいに仕上げました。また,カシス果汁を使用しワインを思わせる優雅な香りと,見た目にも華やかな赤く透き通った液色を実現しました。」とのことです。ビールに飽きたときに飲むのにいいと思います。アルコール度数5%。350ml105円。
(2014.11.26.)
No.1943 ボヘミアンブロンド(霧島高原ビール)

 鹿児島県霧島市の地ビールです。チェコが世界に誇る淡色系のピルスナービールとのことですが,グラスに注ぐと,意外に濃い色合いです。自然発砲のためか,泡立ちがあまりよくありません。特徴は,チェコ麦芽とザーツホップを使用し低温で熟成したコクとキレ,喉ごしさわやかなラガービールで,本場のチェコでもすくなくなった開放型二段階発酵法(下面発酵)という伝統的な製法でつくっているとのことです。ポップのきいた苦みの割には,喉ごしがドライでスムーズです。クラフトビールならではの個性的な味わいです。アルコール度数4%。300ml458円。
(2014.11.27.)
No.1944 バーリアル・リッチテイスト(韓国)

 2014年11月11日から発売されたイオン・グループの新ジャンルです。イオンによれば,「ドイツ産ホップを100%使用。ドイツ産ホップの特徴である,良質なアロマと苦味をお楽しみいただけます。なおかつ口の中に長く苦味が残らず,さわやかな飲み心地です。ホップの発酵期間を長くししっかりとした飲みごたえに発酵期間を長くすることで,アルコール度数が6%と通常のトップバリュバーリアルに比べ1%高くなり,しっかりとした飲みごたえを実現しています。ローストした黒麦芽を使用し余韻までおいしくロースト黒麦芽を使用することでコクと旨みを持たせています。飲んだ後にまろやかな余韻が広がります。」とのことです。350ml88円は,家計に優しいです。意外にイケます。
(2014.11.28.)
No.1945 冬のどごし・華やぐコク(キリン)

 麒麟の新ジャンルのどごし生の冬季限定版です。特徴は,「麦芽比率にこだわることで,ゴクゴク飲めるのどごしを実現し,また,カラメル麦芽を一部使用することで,視覚的にも高い満足感を得られる,冬らしい濃い色合いの液色に仕上げた。煮沸工程の後半に香りつけのホップを投入する,レイトホッピング製法を採用することで,華やぐコクと香りを実現している。」とのことです。このところ,新ジャンルをいろいろ飲んでいますが,飲んでみると,飲む前の悪い印象ほどまずくなく,普通に飲めることに気づきました。物価も上がり気味なので毎日飲む3本のうち1本は新ジャンルにしようと思っています。アルコール度数6%。350ml105円。
(2014.11.29.)
No.1946 クリストフェル・ホワイト(ベルギー)

 ベルギーのマルテンス醸造所が造るベルジャンホワイト・スタイルのビールです。グラスに注ぐと,泡立ちよく白濁した薄い黄色です。口に含むと,爽やかなオレンジの香りと,小麦の風味が広がります。原材料は,大麦麦芽,小麦,オート麦,ノーブル・ホップ,コリアンダーシード,オレンジピールです。ヒューガルデンホワイトには及びませんが,特筆すべきは,価格の安さです。330ml321円。さすが「やまや」,庶民の味方です。他の種類も試してみたくなりました。アルコール度数5%。
(2014.11.30.)
No.1947 シークヮーサー・ホワイトエール(ヘリオス酒造)

 沖縄のクラフトビールです。原料に,麦芽,ホップ,糖類,シークヮーサー果汁を使用した発泡酒です。グラスに注ぐと,泡立ちがよくきめ細かい泡が立ち,色は少し濁りのある薄めの黄色をしています。沖縄県産シークヮーサーの爽やかな香りが立ちこめます。口に含むと,シークヮーサーの強い酸味とほんのりと小麦の風味が感じられ,後味には苦味が残ります。個人的には,シークヮーサーが少し強すぎると思います。これではほとんどジュースです。もう少し抑えめにしてくれるとビールらしくなるのですが。そこのところが少し残念です。沖縄らしいお土産にぴったりのビールだとは思います。アルコール度数5%。350ml298円。
(2014.12.1.)
No.1948 ザ・プレミアム・モルツ・初摘みホップ(サントリー)

 2014年11月25日から期間限定発売された新商品です。メーカーによれば,「ダイヤモンド麦芽,天然水100%仕込といったザ・プレミアム・モルツの特長はそのままに,2014年に収穫されたチェコ・ザーツ産ファインアロマホップを空輸し,仕込みました。みずみずしく華やかな初摘みホップの香りをお楽しみいただけます。」とのことです。特に違いは飲み比べていないので感じませんが,通常のプレミアム・モルツ同様,美味しいビールには間違いありません。華やかな香りに対するこだわりとして,原材料である希少で高品質のファインアロマホップを安定調達するために,2009年より原産地の1つチェコ・ザーツのホップ農家への支援活動を行っているそうです。アルコール度数5.5%。350ml225円。
(2014.12.2.)
No.1949 金麦・琥珀のくつろぎ(サントリー)

 2014年12月2日期間限定発売の新ジャンル金麦シリーズです。グラスに注ぐと,琥珀色の液体が期待させます。中味の特徴としては,金麦シリーズに共通する旨味麦芽を使用などの特長はそのままに,ロースト麦芽を一部使用し芳醇なコクを,ドイツ産アロマホップを一部使用しまろやかな余韻を実現しています。パッケージは,上質感のある赤色を基調に,金の麦穂をあしらった金麦シリーズのロゴを配し,華やかなパッケージに仕上げられています。今年のアントラーズのユニフォームのようなデザインが気に入りました。味の方も,新ジャンルとしては,最高ランクだと思います。サッポロの麦とホップ赤に似ています。アルコール度数6%。350ml124円。
(2014.12.7.)
No.1950 グランドキリン・ビタースウィート(麒麟)

 キリンビール株式会社と株式会社セブン&アイ・ホールディングスが,麦が甘く香ばしい,薫り高いグランドキリンをコンセプトに共同開発した新商品です。12月2日より全国のセブン−イレブンで先行発売されました。両社がこれまで共同開発した「グランドキリン」ブランドとしては,好調の「グランドキリン」「グランドキリン・ジ・アロマ」に続き,第3弾商品となります。グラスに注ぐと,濃い琥珀色の液体が期待させます。特徴は,「麦芽の使用方法を工夫することで実現した,麦の優しい甘みと香ばしさに,ホップのほのかな苦みと甘い香りが相まって,ゆっくりと味わいを愉しめる,薫り高い一本に仕上げました。」とのことです。なかなか味わい深く美味しくいただきました。アルコール度数5.5%。330ml245円。
(2014.12.8.)

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214.本日のビール(178)No.1941〜1950