No.1921 加密列の風(ゼンワークス)

 岡山県岡山市,吉備土手下麦酒醸造所のビールが続いています。このビールは,岡山市東区矢津の「夢百姓 石村農園」さんの2年熟成をかけた,無農薬カモミールを使った「カモミール麦酒」です。カモミールは,キク科の一種の耐寒性一年草で,花にリンゴに似た特有の強い香りがあります。このカモミールを使用した珍しいビールです。地ビールらしいアイデア溢れる1本です。ハーブのような香りとフルーティーな味わいが楽しめます。このようなオリジナリティ豊かなビールを飲めるのも,地ビールの楽しみ方の一つです。
アルコール度数5%。330ml450円。
(2014.11.5.)
No.1922 珈琲すたうと(ゼンワークス)

 岡山県から通販で取り寄せた吉備土手下麦酒醸造所の地ビール,10本。最後の1本になりました。原材料にコーヒー豆を使用したスタウトスタイルです。口に含むと,香り豊かなコーヒーを飲んでいるよう。意外にもスッキリしていて,甘さもほどほどバランス良く仕上がっています。吉備土手下麦酒10本飲んで思ったのは,この醸造所はスタウト系が旨いということです。最後を飾るにふさわしい個性的で美味しいビールでした。まだ未知のビールもあるので,機会があったら取り寄せてみようと思いました。一番いいのは岡山に行くことでしょうがなかなかそれは叶いそうにありません。アルコール度数5%。330ml450円。
(2014.11.6.)
No.1923 デイ・オブ・ザ・デッドIPA(メキシコ)

 メキシコはバハカリフォルニア州のマイクロブルワリーで長年受け継がれてきた醸造技術を用いて造られるメキシコ産クラフトビールです。メキシコの地ビールを飲むのは初めてです。セルベセリア・メヒカーナ醸造所から4種類の「デイ・オブ・ザ・デッド」が発売されています。パッケージは,ラテンアメリカ諸国の伝統行事,死者の日のシンボルをあしらったものだそです。さて,中身ですが,IBU83とのことで,ホップの苦みが強烈なアメリカンIPAです。好みの味です。しかしながら,アメリカの老舗クラフトビール醸造所に比べると若干見劣りする感じです。価格が安いので,その辺は大目に見たいです。アルコール度数6.8%。330ml368円。
(2014.11.7.)
No.1924 デイ・オブ・ザ・デッド・アンバーエール(メキシコ)

 デイ・オブ・ザ・デッド2本目です。死者の日とは毎年11月1,2日に制定されているメキシコを中心とした祝日で,家族や友人が集い故人に想いを馳せ,語り合い祈りを捧げる日だそうです。砂糖で作られたガイコツやマリーゴールド,故人の好きだった品などで華やかに装飾されたオフレンダという祭壇が,墓前だけでなく街じゅうに置かれるとのことです。さて,アンバーエール。トフィー,キャラメル,コーヒーの香りとホップの苦みが心地よく,クリスピーな味わいのエールですと,ラベルには書いてありますが,かなりスッキリ系のアンバーエールです。少々物足りなく感じました。アルコール度数5.5%。330ml368円。
(2014.11.8.)
No.1925 プレミアムアルコールフリー・香るブレンド赤(サッポロ)

 サッポロが数量限定で2014年9月9日に発売したノンアルコールビールテイスト飲料です。ずっと,冷蔵庫の奥で出番を待っていましたが,本日,ようやく出動しました。情熱的な赤い液色で,ふわっと香る,香ばしく豊かな香りと,すっきりとした飲み口が特徴とのことですが,ビールというよりは,甘味のないコーラのような味に感じました。原材料は,麦芽,水あめ,ホップ,酵母,酸味料,香料,カラメル色素となっています。350mlを飲み終える頃になって味に慣れてきました。けっこうイケます。96円は安いです。
(2014.11.9.)
No.1926 デイ・オブ・ザ・デッド・ヘーフェバイツェン(メキシコ)

 デイ・オブ・ザ・デッド3本目です。バナナやクローブの香りを持つフルーティでまろやかな味のヘーフェバイツェン・スタイルです。口に含むと,無濾過の柔らかな喉ごしを期待しましたが,意外にもキリリとしたドライな印象です。少し,冷やしすぎたのかもしれません。330mlの小瓶が,368円とコストパフォーマンスの良さがこのビールの最大の売りだと思います。もっと旨いヘーフェバイツェンを求めるなら,ドイツのビールを飲むべきでしょう。アルコール度数5.5%。東京のリードオフジャッパンが輸入しています。
(2014.11.9.)
No.1927 デイ・オブ・ザ・デッド・ポーター(メキシコ)

 デイ・オブ・ザ・デッド4本目です。最後にとっておいた甲斐がありました。米ビール専門誌「DRAFT MAGAZINE」,ビール・オブ・ザ・イヤー2013において最高得点を獲得したポーター・スタイルです。焙煎した茶色麦芽を用い,コーヒー,チョコレート,
キャラメルなどの香ばしさが特徴の黒色エールです。しつこさはなく,濃厚なのにスッキリしている美味しいビールでした。最近,黒系がお気に入りです。寒くなってきたせいかもしれません。デイ・オブ・ザ・デッド最後にふさわしい満足の1本でした。アルコール度数5%。330ml368円。
(2014.11.10.)
No.1928 百年麦芽(サッポロ)

 2014年11月5日に数量限定で発売された新ジャンルです。メーカーによれば,「この商品は,英国・ノーフォークの製麦所で100年以上受け継がれてきた『手作り麦芽』を使用しています。この地域は穏やかな海洋性気候が特長で,上質な麦芽用大麦の産地として英国内で高く評価されています。その上質な大麦を使い,長い経験を積んだ職人の手による丁寧な発芽工程や焙燥工程が,麦芽の力強い味わいと個性を生み出します。この『』手作り麦芽』のうまみを最大限に活かすため『長期熟成製法』を採用し,芳醇で凝縮したうまみを実現しました。」とのことです。限りなくビールに近く旨いです。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・スピリッツ(大麦)です。アルコール度数5%。350ml103円。
(2014.11.11.)
No.1929 キャプテンクロウ・エクストラペールエール(信州東御市振興公社)

 長野のOH!LA!HO!ビール,新作です。ビア・ウェブマガジン「THE TRANSPORTER」とオラホビールのコラボレーションで生まれたビールだそうです。通常の2倍以上の大量のホップを使い,心地よい苦味と強烈なホップアロマが特徴的です。強烈な柑橘系の苦みは,アメリカンスタイルそのものです。感激しました。よなよな,志賀高原と並ぶ傑作アメリカン・ペールエールです。長野県は安くて旨い地ビールの名産地ですね。これはもう完全にケース買いです。アルコール度数5%。350ml298円。
(2014.11.12.)
No.1930 一番搾り・プレミアム(麒麟麦酒)

 2014年6月11日にギフト専用商品として発売されたプレミアム・ビールです。なぜか,コンビニで1本245円で売っていました。このビールは,よりプレミアム性の高い麦汁を低温で搾ることで,ビールの雑味を抑えています。さらに,「一番搾り」にも一部使われている第一等品ホップ「かいこがね」を75パーセント以上使用しているそうです。ホップを発酵中の麦汁に漬け込む製法を採用したことで華やかなホップの香りを高めることに成功したそうです。ひと味違う一番搾り,美味しくいただきました。アルコール度数5.5%。330ml麦芽100%。
(2014.11.13.)

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212.本日のビール(176)No.1921~1930