No.1911 クラフトマンズ・ビア・円熟の旨み(サントリー)

 イオングループの数量限定発売です。ブラウマイスターの資格を持つ醸造家が世界中の多様なタイプのビールを参考に醸造した「クラフトマンズ ビア」シリーズの第二弾です。大手メーカーには珍しいメルツェン・スタイルのビールです。濃色麦芽を一部使用するとともに,従来のビールに比べて約3割長く熟成した贅沢長期熟成によりまろやかなコクと旨み,優しい口当たりを実現しています。今日は,せっかくの休日というのに熱があり,体調不良です。熱っぽい体調に合ったとても旨いビールでした。限定なので追加購入しておきたいと思いました。アルコール度数5.5%。350ml193円。
(2014.10.26.)
No.1912 吉備土手下麦酒・縁えにし(ゼンワークス)

 岡山県岡山市にある吉備土手下麦酒醸造所が造るビター・エールです。ラベルの縁の書は,吉備土手からも近い北方は法龍寺の御住職に書いて頂いたそうです。グラスに注ぐと,色は濁りのある焦げ茶色。アロマは甘く香ばしく,微かに柑橘系なホップの香りがします。個人的には,ホップの苦みより甘みが強く感じられ,好きなタイプではありませんでした。全体的には,悪くいうと完成度が低く,良くいうといかにも地ビールらしい個性があり,日本酒でいうどぶろくのような魅力があります。飲んでみる価値がある1本です。アルコール度数5%。500ml600円。地ビールにしては,発泡酒扱いのためか破格の安さです。
(2014.10.27.)
No.1913 吉備土手下麦酒・瑞穂国(ゼンワークス)

 岡山県岡山市にある吉備土手下麦酒醸造所が続きます。稚媛の里の朝日米と備前味噌の米麹を吉備土手のビールの仕込みの過程でブレンドして一緒に醗酵させたビールです。グラスに注ぐと,色はすっきりとした透明のゴールドです。口に含むと,ふんわりとしたなかにもキリリとしたフルーティーな香りが漂います。冷酒のような吟醸香もあり,ホップの苦みとよくマッチしています。個性的で味わい深い1本でした。原材料は,麦芽,大麦,米,米麹,ホップです。麦芽使用率,25%未満。アルコール度数5%。500ml600円。
(2014.10.28.)
No.1914 吉備土手下麦酒・香りの麦(ゼンワークス)

 岡山県岡山市にある吉備土手下麦酒醸造所が続きます。カスケードホップをふんだんに使用した,ハーブのような爽やかな香りが特徴のペールエールです。グラスに注ぐと,濁りのあるブラウン。ホップの爽やかな香りが漂います。口に含むと,ホップの苦みより,麦の甘みを強く感じ,少々物足りない印象です。アルコール度数は,5%ですが,強いアルコール臭を感じます。あまり出来がよくなかったのでしょうか。まあ,それも地ビールならではの楽しみです。完成度が低いのが反って魅力的です。500ml500円。破格の安さです。
(2014.10.29.)
No.1915 吉備土手下麦酒・御崎(ゼンワークス)

 岡山県岡山市にある吉備土手下麦酒醸造所が続きます。イングランドペールエール・スタイルです。グラスに注ぐと,濁りのあるブラウンで,昨日飲んだ香りの麦と似た印象です。口に含むと,ホップの苦みより,麦芽の甘みが強く感じます。御崎は,定番商品のようですが,いかにも地ビールといった手作り感が嬉しいです。こういうビールを安く生で飲める岡山の人たちが羨ましいです。遙か遠い岡山の地に思いをはせながらいただきました。アルコール度数5%。500ml500円。
(2014.10.30.)
No.1916 吉備土手下麦酒・天計(ゼンワークス)

 岡山県岡山市にある吉備土手下麦酒醸造所が続きます。500ml950円と,かなり高価なストロングエールです。青い瓶は,見た目も高級感たっぷりです。地元の神宮寺またの名を天計神社の名にあやかり,ふんだんにモルトとポップを用いて,2ヶ月かけてゆったりとじっくりと醸造しています。アルコール度数は,6%ですが,口に含むとかなり濃厚な甘みが広がります。じっくりと味わうタイプのビールです。ゴクゴク飲んではいけません。値段も高いので,一気に飲んではいけません。
(2014.10.31.)
No.1917 瀬戸の憂鬱(ゼンワークス)

 瀬戸内の海をイメージして仕込んだ,青色のビールです。くちなしの色素を使用して着色しています。青というよりは,緑色に近いかもしれません。もっと鮮やかな青は,城端麦酒や網走地ビールで経験済みです。同じ流れをくむビールです。味より,見た目を楽しむビールですね。口に含むと,フルーティでさっぱりとした呑み口です。原材料は,麦芽,大麦,ホップ,くちなし色素。麦芽使用率25%未満で,発泡酒扱いです。330ml450円と,手頃な値段です。昨日は牛久の地ビールを散々飲んだので,今日はこのビールがちょうどいいです。アルコール度数5%。
(2014.11.2.)
No.1918 オールフリー・ゆず(サントリー)

 ノンアルコールビールテイスト飲料の限定版です。徳島産ゆず果汁を使用したオールフリー・瀬戸内限定ゆず」を瀬戸内エリア7県限定で発売していたものを全国で数量限定発売したものです。アルコール度数0%,カロリーゼロ,糖質ゼロの3つのゼロは,そのままに,機能面のみならず,うまみがありながら,すっきりとした味わいに仕上がっています。思ったほど,ゆずの香りは邪魔にならず,清々しい香りを感じられる中味に仕上がっています。ビールにはほど遠いですが,休日の昼間飲むならアリですね。350ml103円。
(2014.11.3.)
No.1919 小麦の麦酒・ヴァイツェン(ゼンワークス)

 岡山県岡山市の吉備土手下麦酒醸造所です。ヴァイツェン・スタイルとのことですが,グラスに注いで驚きました。琥珀色の透明な液体です。通常,ヴァイツェン・スタイルと言えば,黄土色の濁った液体を想像しますが,想定外の外観です。口に含むと,さらに驚きが。通常のヴァイツェン・スタイルは,小麦のふわりとした喉ごしと,バナナのような小麦の甘みが特徴ですが,このヴァイツェンは,ある意味想像を超える味です。小麦の甘みは感じるものの,キリリとした喉ごしで,ホップの苦みと強いアルコールが感じられます。悪く言うと完成度が低い,よく言えば個性的。地ビールならではの魅力と言えば,魅力ではあります。アルコール度数5%。500ml600円。
(2014.11.3.)
No.1920 吉備の烏(ゼンワークス)

 岡山県岡山市の吉備土手下麦酒醸造所が続きます。スタウトスタイルの発泡酒です。これまで,吉備土手下麦酒醸造所のビールを立て続けに飲んできましたが,個人的には一番美味しいビールとなりました。岡山の烏城(うじょう・岡山城の別名)にあやかって名付けられたというこのビール,コクがあるけどスッキリしていて飲みやすいです。これまでに飲んだビールは,個人的には甘すぎるものが多かったのですが,甘みも抑えめで好みの味でした。アルコール度数5.5%。500ml600円。

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211.本日のビール(175)No.1911〜1920