No.1901 デ・モーレン’tIJコラボレーション・ダブルIPA(オランダ)

 渓流釣りシーズンも終わり,仕事も忙しく,テンション下がり気味のこの頃です。このビールは,デ・モーレンとアムステルダムの’tIJブルワリーのコラボビールです。キャラメル,トロピカルフルーツの甘さに,松の針葉,グラッシーなホップビターといった味が濃厚な1本です。バランスはとてもいいです。しかしながら,この疲れた体にアルコール度数9%は,こたえます。完全にノックアウト状態,1本でいい気分です。レイトビア評価98ポイント。ウィスク・イーが輸入しています。330ml680円。
(2014.10.7.)
No.1902 HUB ピッグ・ウォー・ホワイトIPA(アメリカ)

 HUBは,ポートランドで初のエコ・ブリュワリーとして,醸造所内の設備から醸造過程,容器などに至るまで,あらゆるところでリサイクル素材を使用している特殊な醸造所です。そのHUBが,暑い夏に向けてリリースするシーズナルビールが,ファンキーな白い豚さんのデザインが楽しい,このピッグ ウォーです。IPAの苦味とホップアロマに小麦のマイルドな口当たりを両立させたホワイトIPAです。バランスの良さは完璧です。これは,私的2014年ベスト・ビールかもしれません。いくら飲んでも飽きない,ケース買いしたい1本でした。アルコール度数6%。473ml630円。
(2014.10.9.)
No.1903 モダンタイムス・フォーチュネイト・アイランド・ホッピー・トロピカル・ウィート(アメリカ)

 ウィートエール・スタイルと言ってよいのか,かなり疑問の変化球です。変化球というより,魔球と言った方がよいかもしれません。通常のウィートエールの範疇を超えた,超攻撃的なホップアタックです。ホップ由来のシトラス系のフルーティさが,小麦由来のバナナやマンゴー,ビワといったトロピカルなフレーバーと融合し,その名の通りとってもエレガントな香りが漂います。ボディは軽く,スピーディにゴクゴクと楽しめるドリンカブルな仕上がりです。ホップは,シトラとアマリロを使用しています。IBU46の爽快なウィートエールでした。傑作ですね。アルコール度数4.8%。473ml720円。
(2014.10.10.)
No.1904 アンダーソン・ヴァレー・ホーリー・ゴーゼ(アメリカ)

 アンダーソンバレーの限定シリーズであるハイウェイ128セッション シリーズの中の1本。ホーリー・ゴーゼはその名の通り,ドイツはライプウィッヒで16世紀から造られている伝統的なビールスタイルである「ゴーゼ」を踏襲した珍しい缶ビールです。サワーエールに分類され,塩とコリアンダーを使用して造られる珍しい味が特徴です。レモンの様な酸味と塩気,スパイスの絶妙なバランスで複雑かつ繊細な味わいです。かなりショッキングなクラフトビールならではの変化球です。アルコール度数4.2%。355ml600円。
(2014.10.11.)
No.1905 グランドキリン・マイルドリッチ(キリン)

 グランドキリン・シリーズ最後の1本です。ローソンとの協働開発,数量限定ビールです。近所にローソンがなかったので,最後になってしまいました。このビールは,小麦麦芽の柔らかさと,ホップの芳しい香りが特長です。ディップホップ製法を採用し,旨味と苦味が織りなす,なめらかなコクのある味わいに仕上げています。一部ギャラクシー・ホップを採用し,パッション・フルーツのような爽やかな香りを演出しています。全部飲んでみて,甲乙付けがたいですが,ファミマのホップ・フルーティーが一番美味しかったです。アルコール度数5.5%。330ml245円。製造工場は,滋賀工場です。
(2014.10.13.)
No.1906 ウィッチウッド・インペリアルレッド(イギリス)

 やまやでは定番のウィッチウッドです。久しぶりにイギリス・ビールを飲みましたが,ブリティッシュ・パブで飲んでいるようなとても美味しいレッド・エールです。といっても,イギリスには行ったことありませんが,雰囲気だけは,イギリスです。ロースト麦芽のフレーバーとホップのバランスのよいビールです。キャラメルのような味わいとフルーティさが程よく溶け合っています。原材料は,麦芽,ホップ,オート麦,カラメル色素です。アルコール度数4.7%。500ml500円。コルドンヴェールが輸入しています。
(2014.10.14.)
No.1907 ウィッチウッド・ドクターサースティーズ(イギリス)

 台風19号が去り,めっきり寒くなりました。寒い日のビールは,気分が乗りません。とりあえず,風呂で温まり,湯上がりの1杯です。昨日に続いて,やまやで購入したウィッチウッドです。スタイルがブロンドなので,あまり好みではなく,期待していなかったのですが,期待に反して美味しかったです。柑橘系のさわやかな香り,すっきりとした味わい,ホップの苦みもほどよく,バランスのいい1本です。原材料は,麦芽,ホップ,カラメル色素です。アルコール度数4.1%。500ml500円。コルドンヴェールが輸入しています。
(2014.10.15.)
No.1908 ザムコヴェ(ポーランド)

 ポーランドのビールを飲むのは初めてです。人口4千万人近く,ドイツの隣,ヨーロッパの中心にあるポーランドには,マイクロ醸造所も含めると,70ほどのビール醸造所があるそうです。ポーランドの醸造所の大半は,その設立の都市名を醸造所の名前として掲げています。このビールも,所在地であるナメスウフという町の名を醸造所の名称としています。ポーランドのビール市場は,寡占化がかなり進んだ市場で3社が市場の80%以上を寡占していますが,ナメスウフ醸造所のような地域醸造所も人気を高めているそうです。ナメスウフ醸造所は,生産量でポーランド全土でも第6位の醸造所です。さて,味の方は,自分たちの水源からのクリスタルのようなきれいな水と,最高品質のホップとモルトを,伝統的なレシピに基づいてつくり,例のないおいしさを保証しますとのことですが,正直,可もなく不可もなくといったところでしょうか。アルコール度数5.6%。500ml360円。
(2014.10.20.)
No.1909 マリナ・ラズベリー(ポーランド)

 ナメスウフ醸造所が造るフルーツ・ビールです。100%ラズベリーエキス(2%)とビール(98%)のコラボレーションです。かなりジュースっぽいです。ポーランドのパブではビールを出すときに,ラズベリーやブラックカラントのジュースと一緒に出すことがよくあるそうです。ポーランドでは,「ビールとシロップ]」と呼んでいます。それを,何とストローで飲むそうです。やっぱりジュースだったようです。この飲み方は,ポーランドでは特に女性の間で人気があるそうです。アルコール度数4%。500ml360円。
(2014.10.21.)
No.1910 アップル(ポーランド)

 引き続き,ナメスウフ醸造所が造るフルーツ・ビールです。ポーランドの独特の気候の中,甘いリンゴと最高品質のライトビール風味ベースとのコラボレーションです。シードルのような感じで,かなり甘いです。喉が渇きます。料理には合わない清涼飲料水といったところでしょうか。ほかにも,プラムやジンジャーのフレーバー発泡酒がありますが,ここまで飲めば十分です。アルコール度数4%。500ml360円。富山の塚本商事が輸入しています。
(2014.10.24.)

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210.本日のビール(174)No.1901〜1910