No.1891 マルテンス・ブルー(ベルギー)

 250年以上の歴史を持つマルテンス社の醸造職人によって造られる,日本人好みのクセがなくスッキリとしたキレのあるピルスナータイプのビールです。口に含むと,穀物の様な風味,ホップの風味が感じられ,後味には苦味,ドライ感が感じられます。アロマはコーンの甘い香り,米を主体にした日本のピルスナーと違うところです。全体的には,日本人向けに造られたためか,ベルギーらしさはありません。アルコール度数5%。330ml198円。大阪の徳岡が輸入しています。
(2014.9.26.)
No.1892 ビアスプリッツァー(アサヒ)

 白ワインとシャルドネ果汁を使用した,甘すぎない飲みやすさが特長の缶入りビアカクテルです。ビール類ならではののどごしと,シャルドネの爽やかな味と香りが程よく調和し,リラックスしたいときに加え,食事に合わせてもお楽しみいただけるとのことです。しかしながら,私にとっては,ビールにはほど遠い飲み物でした。原材料は,麦芽,ホップ,糖類,カラメル色素,白ワイン,ぶどう果汁,酵母エキス,大豆タンパク,酸味料,香料となっています。アルコール度数3.5%。発泡酒扱いです。350ml125円。
(2014.9.28.)
No.1893 ヴィクトリー・ダートウルフ・ダブルIPA(アメリカ)

 ここ1ヶ月以上,アメリカンIPAを飲んでいません。久しぶりだったので,感動しました。狼のように攻撃的で自然味に溢れ,新鮮なホップのネイチャーな香りと,鮮烈な苦味にノックアウトです。やっぱり私の好みは,ホップのパワーで押しまくるアメリカンIPAなのだと改めて思いました。アルコール度数8.7%を感じさせず,グイグイ行けます。気がついたときには,酔っ払い状態。ダブル・インディア・ペールエールの恐ろしさです。355ml575円。
(2014.9.29.)
No.1894 フライング・ブリュワリー・ドライデッカー・ラガー(オーストリア)

 フライング・ブリュワリーは,飛行機好きのオーストリア人とスウェーデン人が始めたマイクロブルワリーです。このビールは,フラッグシップとなる定番のラガー(ピルスナー系)です。男女で2種類のラベルが存在するそうですが,今回は男でした。どっちにしても味は同じです。オーストリアらしい上質なピルスナーでした。正直,ピルスナー系は日本の大手メーカーの得意とするところなので,わざわざ高い輸入ビールを飲む意義をあまり感じません。アルコール度数5%。330ml475円。
(2014.9.29.)
No.1895 タイニーレベル・ハドウケン・ダブルIPA(イギリス)

 タイニーレベル社は,イギリスのウェールズで2012年に本格始動し始めた若いブリュワリーです。90年代に空前のヒット作となったゲーム界を象徴するソフトからインスピレーションを受けたという必殺IPAです。3種類のホップを使用した超攻撃的なIPAで,IBU値も80オーバーのダブル・インディア・ペールエールです。口に含むと,アメリカンIPAとは異なるイギリスらしいニュアンスも感じることができます。それにしても,恐ろしい醸造所が登場したものです。傑作ですね。アルコール度数7.4%。330ml680円。
(2014.9.30.)
No.1896 冬の芳醇(サントリー)

 早くも冬季限定発売,新ジャンルの登場です。豊かな香りが特長のアロマホップを2倍使用し,香りを引き立たせるレイトホッピング製法を採用することによって華やかな香りを実現しています。また,デコクション製法によって豊かなコクと旨みを引き出し,冬に暖かい家の中でゆったりとお楽しみいただける,香り高い贅沢な味わいに仕上げたとのことです。原材料は,発泡酒,スピリッツです。朝晩は涼しくなったとはいえ,まだまだ暑い日が続いています。美味しく感じるのはもっと先かもしれません。アルコール度数5%。350ml145円。
(2014.10.1.)
No.1897 グランドキリン・ホップフルーティ(キリン)

 キリンとファミリーマートの共同開発商品です。コンビニごとに味を変えてリリースする取り組み,買う方は大変ですが嬉しい取り組みです。希少な「ネルソンソーヴィンホップ」による,フルーティな香りと上質な苦みが特長で,「ディップホップ」製法を採用し,爽やかな味わいに仕上げました。個人的には,もっとホップを利かせてもいいと思うのですが,30〜40歳の男女をメインターゲットにしているとのことで,上質な爽やかさを演出しています。地ビールに比べれば上品で洗練された味わいですが,かなりのお勧めです。アルコール度数5.5%。330ml245円。この価格なら買いですね。製造工場は,滋賀工場です。
(2014.10.2.)
No.1898 タイニーレベル・ザ・フルネルソン・ペールエール(イギリス)

 イギリスはウェールズで造られるマオリ・ペールエールです。プロレス技であるフルネルソン・スープレックスと,ニュージーランド産のホップであるネルソン・ソーヴィンを掛けたユーモア溢れるペールエール。このマオリ・ペールエールは,ネルソン・ソーヴィンの魅力が凝縮され,甘いミュンヘンモルトによる強いグレープフルーツ香が最大の特徴となっています。柑橘系ホップの苦みとモルトの旨味が最高にマッチしています。久々のヒット作です。感動しました。アルコール度数4.8%。330ml630円。
(2014.10.3.)
No.1899 アンカー・ビッグリーフ・メープル・オータム・レッド(アメリカ)

 アメリカの地ビールにハマって今日この頃ですが,そもそもアメリカ地ビールとの出会いは,アンカー・スチーム・ビールが最初でした。久々のアンカー,ラベルデザインからも秋を彷彿とさせる秋季限定のレッドエールです。大きな楓の葉が連想させるメープルシロップをビールの副原料として使用しており,芳醇な風味と甘味をビールのアクセントとして加えています。アメリカン・レッドエールらしく,カスケード,シトラ,ネルソンソーヴィンのシトラスフレーバーもしっかりと感じられ,甘さをギュッと引き締めています。老舗だけあって,他のアメリカ地ビールにはないどっしりとした安定感に思わず唸ってしまいます。アルコール度数6%。355ml380円。安いですね。
(2014.10.4.)
No.1900 グリーンフラッシュ・ウエストコースト・IPA2014(アメリカ)

 以前にも飲んだことのある銘柄ですが,今年レシピを変更したとのことで,改めて紹介します。これまでのIPAからWIPAとして,生まれ変わりました。アルコール度数は,8.1%と高めですが,全く感じさせないグイグイ飲めるホッピーな1本です。ホップは,シムコ,コロンバス,カスケード,センテニアル,シトラをバランス良く使用しています。贅沢に使用したホップの芳醇なアロマにノックアウトです。こんな旨いIPAが毎日飲めたら最高に幸せです。レイトビア98点。355ml600円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2014.10.5.)

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209.本日のビール(173)No.1891〜1900