No.1751 ピッツァポート・クロニックエール(アメリカ)

 グレートアメリカンビアフェスティバルで過去84個のメダルを,そしてワールドビアカップでは過去27個のメダルを獲得するなど,驚異の受賞歴を誇るピッツァポートの缶ビールです。低アルコールですがモルトの風味と程よいホップ感がしっかり味わえるアンバーエール・スタイルです。本来ならば,美味しく飲めるはずのビールですが,今日はカシマスタジアムに行き,アントラーズが敗戦という状況の中で,気分的に美味しく飲めることはできませんでした。このビールに責任はありませんが,ビールの味は環境にかなり左右されるので,お許しください。アルコール度数4.9%。473ml647円。
(2014.4.12.)

No.1752 ヴィクトリー・ヘッドウォーターズ(アメリカ)

 ペンシルバニア州ダウニングタウンにある1996年に設立されたヴィクトリー醸造所が造るアメリカン・ペールエール・スタイルのビールです。ヘッドウォーターズは,使用している水の水源の源流にちなんで名付けられたそうです。わざわざ遠方から水を運んで造る理由は,ドイツ,ミュンヘンの水の組成に非常に類似していたためだそうです。この純朴な水がフローラルなアメリカンホップ(シトラとセンテニアル)とジャーマンモルトによって風味豊かなビールに仕上がっています。ホップの苦みとモルトの旨味がバランス良く正統派アメリカン・ペールエールの代表と言っても過言ではないでしょう。アルコール度数5.1%。355ml490円。
(2014.4.13.)

No.1753 ヴィクトリー・プリマピルス(アメリカ)

 ドイツ産のモルト,それにチェコとドイツのホップで作られたヨーロピアンスタイルのピルスナーです。それでいてアメリカ的なホッピーな苦みが特徴的で,米国辛口評価サイトで,得点の取りづらいスタイルのピルスナーで「96ポイント」と超高得点をたたき出したのも頷けるIPA好きにも満足できるビールに仕上がっています。フルフラワーホップスが創り出すシトラスやハーブのキャラクターを感じながらも最後はクリーン。世界クラスのフルフレーバーピルスナーです。日本でも,こんなピルスナーがあったらと思ってしまうのは,叶わぬ夢でしょうか。これぞアメリカン・ピルスナー,誰にも文句を言わせないぞと自信に満ちあふれた1本でした。アルコール度数5.5%。355ml480円。
(2014.4.14.)

No.1754 ミルク・スタウト・レフトハンド(アメリカ)

 アメリカで人気の高いラクトース(乳糖)を使用したミルクスタウトです。特筆しなければならないのは,このビールは窒素ガスを使用しており,泡の立ち方から全く異なります。注いだ瞬間はほとんど泡は立ちません。しかし数秒で液体の中から泡が立ち上がり,まるでアイリッシュ・スタウトの様にキメの細かいクリーミィな泡の層が浮かび上がります。正直,スタウトスタイルは,あまり好みではありません。甘苦いモルトの風味で,喉が渇くからです。それでもこのビールは,ホップの苦みが利いているせいでしょうか,濃厚なのにスッキリしています。こんな美味しいスタウトならOKです。さすが,アメリカナンバー1スタウトに選ばれるだけのことはあります。アルコール度数6%。355ml490円。
(2014.4.15.)

No.1755 ビッグスカイ・パウダー・ハウンド(アメリカ)

 1995年に創業したモンタナ州ミゾウナにあるビッグスカイ醸造所のウインター・エールです。このビールは,10月から3月までのシーズナルビールです。グラスに注ぐと,ハチミツのような甘い香りが漂います。口に含むと,ハチミツのような甘味と,麦の甘みが交錯し,強くはないがしっかりとしたホップの苦みが複雑に絡んできます。ハチミツのような甘味とホップの苦みが,個性的な味わいを表現しています。濃厚ではありますが,スッキリ感もあり,バランスのとれたビールです。アルコール度数7.2%。355ml510円。
(2014.4.16.)

No.1756 スカ・スチール・トゥ・スタウト(アメリカ)

 コロラド州デゥランゴにあるスカ醸造所が造るミルク・スタウト・スタイルです。甘く香るアロマはバニラの香りです。優しく甘い香りはお菓子のようです。色は,濃色のブラウン。口に含むと,香りとは裏腹にこうばしいロースト麦芽のフレーバーが広がります。口当たりは柔らかくマイルド,ミルク・コーヒーのフレーバーが心地よい1本です。IPAが美味しかったので,期待していましたが,期待通りの旨さでした。アメリカからの輸入ビールとしては,とっても安いのが魅力的です。原材料は,麦芽,ホップ,乳糖。アルコール度数5.4%。355ml390円。
(2014.4.17.)

No.1757 ロストコースト・ウィンターブラウン(アメリカ)

 ロストコーストの冬季限定ビールです。この醸造所は,ラベルのデザインが面白いです。寒い冬にはピッタリのブラウンエールですが,気がついてみると季節は春。飲み遅れてしまいました。たまたま今日は肌寒い日だったので,冷蔵庫の奥から取り出しました。アルコール度数はやや低めで,濃すぎない飲み易さがあります。チョコレートやバニラ,キャラメルといった甘く香ばしい香りが印象的で,その割にはスッキリしていて,程良いスパイシーなアクセントも感じられます。余韻は長めに続きますが,ミディアムボディなので後味は嫌味なくスッキリと消えていきます。アルコール度数6.5%。355ml380円。安さも魅力です。
(2014.4.18.)

No.1758 シエラネヴァダ・インペリアル・レッド(アメリカ)

 入手困難なシエラネバダ・ビールの中でも更にレアなビア・キャンプ・シリーズの2013年度版の内の1本です。シエラネバダが新しいビール造りへの挑戦する一環として取り組んでいるのがこのビア・キャンプ・シリーズであり,試行錯誤によって生み出されるシエラネバダのチャレンジビールです。セットの内容は毎年変わるそうですが,2013年は,IPA,ブラックIPAとこのインペリアル・レッドの3本です。このインペリアルレッドは,アルコール度数8.5%で,濃厚な味わい深い仕上がりとなっています。レッドエールというよりは,インペリアルIPAに近い,芳醇でホッピーな個性派です。355ml510円。
(2014.4.19.)

No.1759 スカ・イーエスビー(アメリカ)

 スカ醸造所が造るESB(イングリッシュスペシャルビター)です。グラスに注ぐと,イングリッシュ・エールの芳醇な香りが漂います。甘い花の蜜の様な香りがあふれます。口に含むと,ガレナホップ,ペールモルトがさわやかに広がります。舌で苦味を感じ後味にモルト由来の甘さ感じられます。カラメル香がフルーティな中に感じられ,全体的にさわやかな味わいです。アメリカのビールでありながら,イギリスエールの複雑で香り豊かな味わいをしっかり表現しています。個性的でいて,正統派。さすが,スカブルーイングです。参りました。アルコール度数6%。355ml398円。安いです。
(2014.4.20.)

No.1760 エイヴリーIPA(アメリカ)

 コロラド州ボルダーにあるエイヴリー醸造所が造るインディアペールエール・スタイルです。口に含むと,ガツンと来るホップの苦み。熟していないグレープフルーツを噛んだような柑橘系の強い苦みです。使用ホップは「コロンバス」「チヌーク」「カスケード」「センテニアル」です。私にとっては,完璧な旨さのビールなのですが,よなよなエールを2缶買える値段ということもあり,毎日飲めるビールではありません。そこのところが心苦しいです。アルコール度数6.5%。355ml549円。日光市のAQベボリューションが輸入しています。
(2014.4.21.)

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193.本日のビール(159)No.1751〜1760