No.1671 ホップフェスト・コラボレーション2013(ベアード)

 日本の地ビールでは5本の指に入るであろう,二つのブリュワリーがタッグを組んで造り出した,ホップの旨味と魅力がギュッと詰まったスペシャルエールです。ベアードビールと志賀高原ビールが着目したのは,生ホップ。志賀高原の畑から朝摘みウエットホップを産地直送,沼津のベアードビールへすぐに配送し,そうして実現したのがこのビールです。ベアードの修善寺で育てたドライホップも使用しています。ホップの苦みだけでなく,モルトの旨味も忘れてはいけません。滅多に飲めない貴重な限定醸造ビールです。アルコール度数5.5%。360ml525円。
(2014.1.2.)

No.1672 セリス・ホワイト(ベルギー)

 あのNo.1ホワイトビール「ヒューガルデン・ホワイト」を生み出した人物としてその名を知られる,ピエール・セリス氏が,満を持して再び世に送り出した新しいホワイトビールです。原材料は,麦芽,小麦,コリアンダー,オレンジピール,ホップです。オレンジの香りが強いとても美味しいホワイトビールでした。250mlというのが物足りないです。できればもっとしっかり飲みたいです。牛乳屋さんだったセリス氏らしく,ラベルには牛を追っている姿が描かれています。アルコール度数5%。420円。
(2014.1.3.)

No.1673 ストーン・オークト・アロガント・バスタード・エール(アメリカ)

 ストーン醸造所のビールを飲むのは久しぶりです。改めてしの実力に驚嘆しました。何と奥深い味わいでしょう。まだ4日ですが,今のところ今年ナンバー1です。このビールは,アロガント・バスタード・エールをオークチップによりエージングさせた特別版です。ストロングエールらしいフルボディで重厚な口当たりに,オークの熟成感,バニラの甘い香りがまとめています。フルーティでいてインパクト抜群。ホップのアロマも効いている個性豊かで味わい深い1本でした。アルコール度数7%。355ml630円。
(2014.1.4.)

No.1674 ヌグネ・グローバル・ペールエール(ノルウェー)

 輸入元資料より。「ヌグネビールファンからの『もっと気軽に飲めるセッションビールを造ってほしい』との声にこたえて造られたペールエール。世界7か国(イングランド,スロベニア,ニュージーランド,チェコ,アメリカ,ドイツ,オーストラリア)から,13種類のホップ選び抜き,絶妙なバランスで仕上げました。グラスに注ぐと霞がかったゴールデンカラー。香りは,完熟マンゴー,オレンジピールが先に嗅覚を占領し,静かに抜けながら松,ホップのビターさが漂います。口に含むと,再度トロピカルフルーツの爽やかさが広がり,キャラメル,麦芽,草の後にグレープフルーツの苦みとホップの苦みが互いを強調し合い,喉を通過していきます。」完璧です。感動しました。アルコール度数4.5%。500ml840円。
(2014.1.5.)

No.1675 ブリュードッグ・サンタポーズ・ヘザーハニー・スコッチエール(スコットランド)

 輸入元資料より。「ヘザーハニーを投入した穏やかなスコッチエールです。グラスに注ぐとダークマホガニーカラー。柔らかなカーボネーションとともに,深煎りローストのコーヒーフレーバーが香ばしく立ち込めます。一口含むと,暖炉の灰がフワッと舞ったようなスモーク感と,ホップとロースト麦芽由来のくすぐったい苦味が,複雑に舌に滲み込みます。」ブリュードッグの限定にしては,個性は弱いです。それにしても,ブリュードッグですから,中途半端な地ビールとは格が違います。美味しかったです。アルコール度数4.5%。330ml420円。
(2014.1.6.)

No.1676 ブリュードッグ・ホッピー・クリスマスIPA(スコットランド)

 今年ナンバー1更新です。最高に旨いです。シムコーホップを大量に投入した季節限定のIPAです。グラスに注ぐとクリアーディープゴールド。シャンパンのように弾けるカーボネーションから,馨しいホップのアロマが開きます。一口含むと,活き活きとしたシトラスフレーバー。ドライでフローラル,シャリシャリのリンゴやブリュードッグらしいグレープフルーツ系ホップビターがパチパチと弾けます。その中に蜜蝋のような樹液を思わせるグリップ感が,口内に心地良い残香を付着させ,トロピカルなパパイヤやマンゴーのフルーティーフレーバーが,腹の底から見事なキックバックで吹き返します。感動的な1本でした。アルコール度数7.2%。330ml525円。
(2014.1.7.)

No.1677 ファインエールズ・ヤール・ホッピー・ブロンド(スコットランド)

 アメリカのシトラホップのみを使用したゴクゴク系セッションエールです。シトラホップを英国初めて使ったブルワリーはファイン エールズで,ヤールはシトラの実験用としてスタートしたそうです。ヤール(JARL)はノルウェー語で,英語のEARL(伯爵)を意味します。グラスに注ぐと清々しいレモンイエローカラー。シトラス感たっぷりのホップアロマが密に立ち込めます。燦々と輝く太陽の下,刈りたての草を思わせるフレッシュホップがなんとも言えません。土のような複雑さ,クリスピーでドライ。柑橘系が爽やかな素晴らしい1本でした。アルコール度数3.8%。330ml525円。
(2014.1.8.)

No.1678 シメイ・ゴールド(ベルギー)

 シメイと言えば,レッド,ブルー,ホワイトの3種類があまりにも有名ですが,このゴールドは,修道士達の他には,修道院を訪れたゲストのみが飲むことが出来たビールであり,お客様をお出迎えする為の歓迎のビールとして振る舞われていたそうです。門外不出として入手が非常に困難でありましたが,2013年,遂に正規代理店を通じて日本へも輸出が開始されました。スタイルはラガータイプと修道院ビールではあまり見かけない軽快なスタイルでボトリングされています。シメイのラインナップで最もライトで飲み易いビールですが,その味わいの奥底にはスパイシーな刺激や香味が感じられ,ただ軽いだけのラガータイプとは一線を画す味わいに仕上がっています。旨いですね。アルコール度数4.6%。330ml441円。
(2014.1.9.)

No.1679 グリゼット・ブロンシュ(ベルギー)

 ベルギービールが続きます。サンフーヤン醸造所で造られる,唯一のホワイトビールです。スパイスも効かせたベルジャン・ホワイトの典型的なタイプのビールです。味わいは小麦のフルーティさにスパイスの風味がアクセントで効いていて味わい深いですが,全体的にドライでさっぱりとして爽快感があります。レモンやオレンジなど,シトラスピールの様な香りも感じられ,優雅で気品も感じられ,飲み易いので誰でも気軽に楽しむことが出来る親しみ易さがあります。アルコール度数5.5%。250ml399円。小瓶なので少々飲み足りない印象です。
(2014.1.10.)

No.1680 タラス・ブルバ(ベルギー)

 ドゥ・ラ・セーヌという小さな醸造所が造るベルジャン・ブロンドエールです。フルーティで旨味の乗ったモルト由来の味わいがあり,ホップのアロマ,苦味もしっかりと感じられます。ベルギーらしくないドライな喉ごしです。口に含むと,柑橘系の芳醇なアロマと共に,酵母の個性ある香りが口内で弾け,味わいにアクセントをつけながら複雑味を与えています。マンガのようなラベルが個性的です。アルコール度数4.5%。330ml462円。
(2014.1.11.)

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183.本日のビール(151)No.1671〜1680