No.1601 シュパーテン・オクトーバーフェスト(ドイツ)

 ミュンヘンの6大ブルワリーの一つ,600年以上の歴史があるシュパーテン社のオクトーバーフェストビアです。オクトーバーフェストは,ミュンヘン市長がシュパーテンの樽を開けることよって開始されます。ビール純令に従い,麦芽・ホップ,水,酵母のみで作られています。期間限定ビールではありますが,極めてオーソドックスな味わいで,それほど個性は感じられません。安心して飲めるのが長所でしょうか。輸入ビールにしては,500ml550円は安いと思います。アルコール度数5.9%。
(2013.10.14.)
No.1602 ブルームーン(アメリカ)

 アメリカ・コロラド州デンバーの地ビールです。ベルギー産小麦を用いた伝統的なビールの醸造技術に加え,微かな甘味を生み出す最高級のバレンシアオレンジのピールを使用しています。さらに小麦とオーツ麦を加えることで,滑らかでクリーミーな後味を引き出しています。柑橘の微かな甘みがアクセントとなっているベルギーにはないアメリカらしいベルジャン・ホワイトとなっています。これは傑作です。355ml348円という価格にも大注目です。久しぶりのヒット・ブルワリーです。感激しました。アルコール度数5.5%。
(2013.10.15.)
No.1603 レールケン ・ビオ ・そば・ブロンド(ベルギー)

 台風26号の直撃を受けた。仕事場からの帰り道は通行止めでとんでもない迂回を強いられました。やっと我が家にたどり着いて飲むビールは,とても旨いです。このビールは,原材料にソバを使用しています。しかしながら,ソバの風味はほとんど感じられず,いかにもベルギービールらしいフルーティーで爽やかなビールでした。ラベルのデザインとは全く異なり洗練された味わいの美味しいビールでした。250mlというのが少々物足りなかったです。アルコール度数6%。480円。
(2013.10.16.)
No.1604 フレンスブルガー・ピルスナー(ドイツ)
 
 1888年に創業し,他のビールが王冠に変更する中,伝統を守り,未だにスウィングトップの形状の瓶を使っています。シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のフレンスブルクのフレンスブルガー醸造所の下面発酵タイプ,個性派極辛口ピルスナーです。原料は,麦芽とホップ,水が原料ですが,ホップが利いてビターな味わいです。ピルスナーは,日本で一番なじみの深いスタイルなので,価格から考えると,それほどの価値はないように思います。アルコール度数4.8%。330ml630円。瓶代の方が高い感じです。
(2013.10.17.)
No.1605 ゴッドファーザー・スーパーストロング(インド)

 インドのビールを飲むのは,久しぶりです。好みの問題ですが,アジアのビールにあまりいい印象はありません。1961年創業のデヴァンズ社のビールです。このゴッドファーザー・スーパーストロングは18日間の熟成期間をかけ,味わい深いビールを追求しています。原材料は,インド産の高級麦芽にドイツ産のホップを使用していますが,米や糖類も使用しているのでその点がマイナスです。アルコール度数6.5%と高めで,全体的には一昔前のビールを飲んでいるような古典的な味わいです。正直,あまり好みではありませんでした。330ml230円。安さが魅力でしょうか。
(2013.10.19.)
No.1606 麦職人(オリオン)

 久しぶりに発泡酒を飲みました。新ジャンルの台頭ですっかり影の薄くなった発泡酒ですが,何だか懐かしい味です。新ジャンルがビールに近い味を追求しているのに対し,あくまでも独自の味を追求している感じです。「スッキリした飲みやすさと,豊かな飲み応え!醸造方法を進化させることで,雑味のない澄んだうまさを実現!」というキャッチセールスも,ちょっと淋しい感じです。原材料は,麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。ちょっと懐かしい発泡酒,たまにはいいかもしれません。アルコール度数5.5%。350ml168円。
(2013.10.21.)
No.1607 くちどけの冬小麦(サントリー)

 冬季限定の新ジャンルです。厳選した小麦麦芽と大麦麦芽を最適なバランスで配合し,雪のように白い泡を実現したとのことです。また,雑味の少ない小麦麦芽を使用し,低温から温度をゆっくりと上げ,熱負荷を低減させる「インフュージョン製法」を採用することで,やわらかい口当たりとなっています。これまでにない新ジャンルで,クリスタル・ヴァイツェンの新ジャンル版といったところでしょうか。スッキリとして爽やかなさすがサントリーの仕事だなと,思わず唸ってしまいました。アルコール度数5%。350ml108円。
(2013.10.22.)
No.1608 プロースト糖質50%オフ(韓国)

 酒販店「カクヤス」のオリジナルブランドです。韓国で造られている新ジャンルです。糖質オフで美味しいと思った新ジャンルは,これまでにありません。韓国から輸入されるプライベートブランドで美味しいと思った新ジャンルもこれまでにありません。というわけで,全く期待せずに飲んだのですが,予想に反して意外にイケます。350ml88円だったら,これはアリではないでしょうか。アルコール度数4%。
(2013.10.23.)
No.1609 プロースト(韓国)

 酒販店カクヤスのオリジナル新ジャンルです。 プローストとはベルギーの言葉で「乾杯」を意味し,毎日もっと気軽に上質な「乾杯」をお楽しみいただきたいという想いから名づけたすです。酒のプロであるカクヤススタッフが多くの試作品の中から厳選したこだわりの味とのことで,確かに新ジャンルにしては,普通に飲めます。自分の味覚がおかしくなったのかなと思うぐらい自然に飲めました。350ml88円なら,十分イケます。ビールではありませんが,美味しく飲めました。アルコール度数5%。
(2013.10.24.)
No.1610 ゼロライフ・糖質ゼロ(オリオン)

 メーカーのホームページによれば,「オリオンゼロライフは,オリオンビールの醸造技術を結集し,2年以上の開発期間を経て,麦系新ジャンル商品での業界初となる糖質ゼロを実現しました。」とのことです。通風の薬を飲んでいる私にとっては,ありがたい内容なのですが,やっぱり味が新ジャンルです。ビールではありません。薬を飲んでいても,ビールは飲めるところまで飲み続けたいです。正直,飲めなくなる日が来るのが怖いですが,飲めなくなったらお世話になりたい新ジャンルでした。アルコール度数4%未満。350ml108円。
(2013.10.25.)

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175.本日のビール(144)No.1601〜1610