No.1581 デ・モーレン・アマリロ・インペリアルIPA(オランダ)

 久しぶりにオランダの地ビールです。数種類のホップのビタリングのあと,アマリロのドライホッピングで上質にまとめた力作です。色は琥珀色。香りは,雄大なホップアロマ,キャラメルのような濃厚麦芽が口の中に広がります。ヌガーの口溶けとオレンジピールの甘みを強く感じますが,それもそのはず,アルコール度数は驚異の9.2%です。それを感じさせないスイート&マイルドビターフレーバーです。魅力的な凝縮フルーツのようなビールでした。330ml546円。
(2013.9.16.)

No.1582 デ・モーレン・アメリカーンス(オランダ)

 アメリカのホップ「アマリロ」でドライホッピングした,ゴクゴク系のアメリカンビターエールです。色は,ディープブラウン。グラスに注ぐと,強烈な炭酸の泡と共に,フレッシュなシトラスの香りが漂います。口に含むと,柔らかい麦芽の香ばしさ。ものすごく快適で,グイグイ飲めるアルコール度数4.5%の軽さです。もちろんデ・モーレンらしさは失わず,個性的な味わい深い1本でした。330ml441円。
(2013.9.17.)

No.1583 デ・モーレン・エンジェルズ(オランダ)

 ザ・グレートブリティッシュ・ビア・フェスティバルに特別出品された限定醸造のビターエールです。ビター発祥の英国に敬意を込めて醸造したそうです。口に含むと,焼きたてのパンにアプリコットジャムを載せたような美味しいグッドコンビネーション。風船ガムのフルーティーな甘さ,IPAのような充実したフルーティーホップが絶妙のバランスです。芳醇なのに喉ごしスッキリ,とても美味しいビールでした。アルコール度数4.5%。330ml420円。
(2013.9.18.)

No.1584 バラデン・オープン・リゼルヴァ(イタリア)

 地ビールといえば,日本かアメリカと思っていましたが,イタリアにも地ビールがありました。バラデンブランドの一角,「オープン・シリーズ」のアメリカン・アンバーエールスタイルで造られる,ホップの香りと深みのある味わいが特徴のビールです。グラスに注ぐと,深みのあるアンバーカラー。口に含むと,ドライマンゴーやアプリコットの香り,それにキャラメルやアーモンドなど甘味と香ばしさも感じる事が出来ます。個人的には,ちょっと甘すぎる感じですが,肉料理やチーズとの相性が良いようです。アルコール度数7.5%。250ml462円。
(2013.9.19.)

No.1585 バラデン・イザック(イタリア)

 昨日に引き続き,イタリアの地ビールです。1997年にイタリアで初めて造られたベルジャン・ホワイトエール・スタイルのビールです。当時,ベルギービールはまだイタリアでは馴染みがありませんでしたが,逆にイタリア発の新しい味わいとして親しまれるようになったそうです。原材料には,小麦,オレンジピール,コリアンダーを使用していますが,本家ベルギーに比べると,香りはかなり控えめで,喉ごしはドライです。ベルギーとは全く違うイタリア流のベルジャン・ホワイトという個性が感じられる爽やかなビールでした。アルコール度数5%。250ml441円。
(2013.9.20.)

No.1586 バラデン・スーパー(イタリア)

 イタリアの地ビールが続きます。イタリアの地ビールというのも珍しいですが,瓶の形も変わっています。量的には,250mlと物足りなさも感じますが,ゴクゴク飲むビールではなく,じっくり味わうタイプのビールなので,このぐらいの量が上品でよいのかもしれません。1997年にベルギーのとあるアビィビールのレシピからヒントを得て生み出されたベルジャン・アンバーエール・スタイルです。この琥珀色に輝くアンバーエールは,フルーティ&スパイシーで非常に味わい深く,また複雑な風味に富んだ逸品です。アルコール度数8%。原材料は,麦芽,ホップ,糖類,酵母,シナモンです。462円。
(2013.9.22.)

No.1587 バラデン・オープン・クラシカ(イタリア)

 バラデンブランドの4本目です。「オープン・シリーズ」のペールエールで,アメリカン・ペールエールのスタイルで造られています。モルトの旨味は十分ですが,やっぱりイタリアというか,アメリカらしい柑橘系のホップとは異なる独特の味わいです。個人的には,本家アメリカには及ばないという感じで,イタリアらしさを追求していって方がよいのではないかと思いました。その点では,十分に個性的で評価できるビールだと思います。アルコール度数7.5%。250ml462円。
(2013.9.23.)

No.1588 パルマ・ロウカ(ブラジル)

 ブラジルはサンパウロでプレミアムビールとして誕生し,ハイネケングループのカイザー社で製造されているペール ラガーです。ブラジルのビールを飲むのは,これで2種類目です。日本国内でのブラジルビールの需要は確かにあるにも関わらず,輸入されている銘柄は非常に少ないです。「ロウカ」とはポルトガル語で「熱狂」という意味だそうです。原材料にコーン,糖類も使用している発泡酒扱いのビールですが,麦芽の旨味がしっかりしたとても美味しいビールでした。アルコール度数4.5%。330ml357円。
(2013.9.24.)

No.1589 21stアメンドメン・ バック・イン・ブラックIPA(アメリカ)

 販売店より。「アメリカ独立戦争の契機となったレキシントン・コンコードの戦いにおいて伝令役を担った人物であり,以来,愛国精神の象徴として知られるポール・リビアからインスパイアを受けて造られたビールです。ビールのスタイルもブラックIPAがセレクトされており,缶にはポール・リビアが行った“真夜中の騎行”の様子がデザインされていますが,よく見ると馬ではなくバイクに跨っていて遊び心も満載。味わいも隠密行動の夜行の様にマイルド&スムースで,アタックは強くはありませんが,確かなモルトの味わいの後からジワジワとロースティな香ばしさが溢れ出し,カカオやコーヒーの様なアフターフレーバーが鼻腔を抜け,満足感たっぷりの味わいに仕上がっています。黒ビールらしからぬフレッシュなホップアロマが特徴的で,ローストアロマに負けることなく楽しめるのも特徴的。」アルコール度数6.8%。355ml567円。
(2013.9.25.)

No.1590 ぐい麦(韓国)

 スーパー・ヤオコーで購入した新ジャンルです。350ml88円という価格が魅力のオリジナルブランドです。味の方は,新ジャンルですので期待していませんでしたが,昔の発泡酒に比べれば格段に飲みやすいです。グラスに注ぐとその色からも分かるように,味は極めて薄いです。「すっきりのどごし」とラベルにある通り,バドワイザーのような感覚です。喉が渇いたときには,安いのでいいのではないでしょうか。アルコール度数5%。
(2013.9.26.)

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173.本日のビール(142)No.1581〜1590