No.1471 ビッラモレッティ ・ドッピオ・モルト(イタリア)

 販売店解説より。「イタリア語で“ダブル”を意味する“ドッピオ”という名前の通り,麦汁濃度を2倍にした濃厚なストロング・ラガーです。外観こそ通常のラガーと似ていますが,内容は似て非なる物。色もよく見るとしっかり濃いゴールドに輝いており,口にした瞬間に凝縮した麦の旨味と甘味が口中を支配されます。濃厚で飲み応えと味わい深さが加わった分,ホップの風味,苦味もしっかりと高められていて,豊かな甘味の輪郭をしっかりとシャープに削り取って嫌味の無い後味を演出しています。」アルコール度数7%。330ml399円。
(2013.5.23.)
No.1472 ロイヤルブレンド(サントリー)

 4月23日に発売されたイオン・グループとのコラボ限定販売ビールです。アロマホップ由来の華やかで爽快な香りを引き出したアロマビールと濃色麦芽由来の重厚なコクと苦味を引き出したビタービールをブレンドすることで,コクと苦みを感じながらホップの爽やかな余韻を同時に楽しめる豊かな味わいを実現したとのことです。個人的には,プレミアムモルツのサントリーですから辛口になってしまいますが,個性の乏しい濃色ビールのように感じました。価格も350ml198円と中途半端な感じです。もっと安ければまとめ買いしてもいいと思えるのですが,そこのところが残念です。アルコール度数5%。
(2013.5.24.)
No.1473 澄みきり(麒麟)

 麒麟はこれまで「淡麗」(発泡酒)「のどごし生」(大豆新ジャンル)が比較的好調だったため,麦の新ジャンルに課題がありました。そんな中,満を持して登場したのが今回の新ジャンルです。120年以上の歴史をもつ「キリンラガービール」の伝統のホップの知見や,「キリン一番搾り生ビール」から受け継いだ麦へのこだわり,「麒麟淡麗<生>」の大麦のおいしさを引き出す技術を生かし,雑味を抑えながら麦本来の味を引き出す新酵母を採用することで,麦100%ならではのうまみがしっかりと感じられながらも,後味に雑味がない“力強く澄みきった飲み飽きないうまさ”を実現したそうです。「麦とホップ」や「金麦」に近い味です。アルコール度数4.5〜5.5%。350ml100円。
(2013.5.26.)
No.1474 ロイヤルピルス(アサヒ)

 イオン・グループが,アサヒとサントリーとコラボしたイオン限定販売ビール2種を同時発売しました。こちらは,アサヒのヴァージョンです。熟成に通常の1.25倍の時間をかけ,香味を落ち着かせることでビールが本来持つコクを実現したそうです。また,良質な苦味や華やかな香りを実現するために,ビターホップ,アロマホップ,ファインホップと3種類のホップを採用するとともに,麦汁の煮沸中に通常1〜2回行うホップの添加を3回に分けて添加したこだわりのプレミアム生ビールです。残念ながら原材料の中に米とスターチを使用していますので,麦100%ではありません。アサヒとサントリー,どちらを取るかと言われたら,私ならサントリーを選びます。好みの分かれるところです。アルコール度数5.5%。350ml198円。
(2013.5.27.)
No.1475 セルヴェッサ・ネグラ(フィリピン)

 フィリピンといえばサンミゲール。サンミゲール社は1890年に設立され,東南アジア初の瓶詰めビール生産のベストセラー醸造所となりました。フィリピンのビール・マーケットの約90%のシェアを占めていて,60ヵ国以上に商品が輸出されているそうです。このセルヴェッサ・ネグラは,麦芽を焦がして苦味と渋みを出しカラメルを加えた甘みのあるクリーミーな味わいが特徴です。意外にスッキリしています。原材料に米を使用している点がマイナスですが,とても安いビールなので許せます。アルコール度数5%。330ml248円。
☆☆☆(2013.5.29.)
No.1476 本旨麦仕込み糖質50%オフ(韓国)

 量販店で売られていました。350ml1本85円。価格が魅力の新ジャンルです。これで美味しければ言うことなしなのですが。原材料は,発泡酒・スピリッツ(大麦)炭酸ガス含有となっています。アルコール度数4.5%。ハイト・ジンロの商品で川商フーズが輸入しています。100ml当たり糖質1.7g。味にこだわらない方なら,これは買いです。私はもう買わないと思います。個人の好みなので試してみてください。
(2013.5.30.)
No.1477 白山わくわくビール・ペールエール(わくわく手づくりファーム川北)

 石川県川北町の地ビールです。霊峰白山の麓に広がる加賀平野。平野を潤す手取川中流の小さな町・川北にある「農業法人わくわく手づくりファーム川北」が醸造しています。このビールは,自家製六条大麦麦芽をベースにしたイングリッシュスタイルのペールエールです。心地よいホップの苦みとスッキリとした飲み口のビールとのことですが,個人的にはアメリカン・ペールエールが好みなので,インパクトに欠ける印象です。地ビールとしては,標準的な出来ではないでしょうか。確かに麦の旨味は大いに感じますが,ホップの苦みが足りないと思います。アルコール度数5%。330ml504円。
(2013.6.1.)
No.1478 白山わくわくビール・こしひかりエール(わくわく手づくりファーム川北)

 昨日に続き,石川県川北町の地ビール「白山わくわくビール」です。昔から米どころ加賀百万石と名高い豊かな土地で,ビール醸造用大麦と副原料に使用するコシヒカリ米を育ています。町の小さなビール工場が,自分たちで育てた麦と地下から汲み上げた白山からの伏流水を原料に,ビール職人がオリジナルレシピで作り上げるビールです。百姓が麦づくりから醸造まで一貫生産しています。コシヒカリ米が生み出すクリーンな味わいと自家製麦芽の芳醇な香りを見事に調和させた爽やかな飲み口が特徴です。米のよさが十分生かされていて日本的な美味しいビールでした。アルコール度数4.5%。330ml504円。
(2013.6.2.)
No.1479 ヱビス・プレミアムブラック(サッポロ)

 これまでの「ヱビス・ザ・ブラック」の「味わい」「香り」「パッケージ」を全面的にリニューアルした新商品です。ヱビスブランドにおける「香りの頂点」を目指し,本商品のために炭火で焙煎したプレミアムロースト麦芽を使用,さらに高温ドリップ製法を採用することで,上質で芳醇なロースト香が特長の麦芽100%本格黒ビールに仕上げたそうです。コクがあるのに後味はスッキリしていて上質な黒ビールに思わず唸ってしまいました。さすがヱビスです。アルコール度数5%。350ml205円。
(2013.6.4.)
No.1480 麦の雫(オリオン)

 沖縄のオリオンビール株式会社が製造する新ジャンル商品の新商品です。麦芽のうまみを存分に引き出すために,原材料の発泡酒に使用する麦芽比率を,通常より高い配合比に設定しています。また,発酵方法にも工夫を凝らし,香り付けのアロマホップをブレンド使用することで,バランスの取れた心地よい香りを実現しています。かなりビールに近い味の新ジャンルです。これは買いですね。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,スターチ,糖類),スピリッツ(大麦)です。アルコール度数5%。350ml108円。アサヒビールが販売しています。
(2013.6.5.)

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160.本日のビール(131)No.1471〜1480