No.1381 モンゴゾ・バナナ(ベルギー)

 老舗のヒューグ醸造所が造るフルーツ・ウィートエール・スタイルのビールです。バナナを使ったビールということで,ヴァイツエンのようなビールを想像していたのですが,全く想像と異なるビールでした。伝統的なアフリカのレシピに基づいて造られたビールだそうで,バナナの香りと味が絶妙にミックスされています。味は,バナナそのもので,その割にスッキリしています。ただ,かなり甘いので,おつまみはない方がいいと思います。食後のデザートですね。「モンゴゾ」とは現地語で乾杯という意味だそうです。原材料は,麦芽,ホップ,バナナ,糖類,オレンジピール,コリアンダーです。アルコール度数3.6%。330ml462円。
(2013.2.3.)
No.1382 はかまエール(城端麦酒)

 富山県南栃市の地ビールです。小さなブルワリーで,山本勝氏がひとりで醸造,瓶詰め,販売を行っているそうです。少量生産だけに,なかなか手に入らない貴重な地ビールです。はかまエールは,ブラウンエール・スタイルの定番商品になっています。グラスに注ぐと,濃いブラウン系の色から濃厚な味のイメージがありますが,口に含むと豊かな麦の香りとホップの苦みが感じられるものの,喉ごしは至ってドライです。今の季節には,ちょっとコクが足りない気もしますが,夏に飲めばもっと美味しく飲めるのだと思います。アルコール度数5%。330ml450円。
(2013.2.4.)
No.1383 麦やエール(城端麦酒)

 昨日に続き,富山県南栃市の地ビールです。ライトエール・スタイルの定番商品です。原材料は,英国産の麦100%のエキスを使用しています。原材料は,モルトエクストラクト・バーレイシロップ・ホップです。麦芽使用率が25%未満のため,発泡酒扱いになっています。口に含むと,フルーティーなアロマと共に,すっきりした軽い喉ごしが印象的です。個人的には,もう少しコクがあってもいいように思いますが,スッキリ系が好みの方にはお勧めの1本です。アルコール度数5%。330ml450円。
(2013.2.5.)
No.1384 アンバービア・茜色の生ビール(サントリー)

 イオングループ限定醸造の麦芽100%ビールです。ロースト麦芽を一部使用し,まろやかなコクと旨味が特徴です。この手のアンバーカラー系ビールは,昔からサントリーがチャレンジし,短命を繰り返している印象があります。個人的には好きなのですが,大衆受けしないということなのだと思います。残念なことです。価格的にも魅力的なビールなのですが,味の方は少々大手メーカーらしく無難な線でいっている感じです。やはりこの手のビールは地ビールメーカーに任せておいた方がいいのかなと思います。アルコール度数5.5%。350ml197円。
(2013.2.6.)
No.1385 蔵出し生ビール(サッポロ)

 「サッポロ復活総選挙」で,約3万票を獲得し第1位に輝いた商品です。もともとは,1994年3月から北海道・東北地方を皮切りに全国発売された麦芽100%ビールで,「長期氷温熟成」や「淡麗仕込み」などサッポロビール独自の醸造技術を駆使して仕上げたビールです。発売当時のレシピをもとに,「蔵から出したてのうまさ」を再現してつくられています。高温で短時間仕込むことで爽快な後味を実現するとともに,低温で丁寧に長期熟成させビール本来の深い味わいを引き出しています。麦の旨味がぎっしり詰まっています。コンビニ限定販売。アルコール度数4.5%。350ml215円。
(2013.2.7.)
No.1386 燦燦オーガニック(ヤッホーブルーイング)

 長野県軽井沢町のヤッホーブルーイングが造るオーガニック・ビールです。有機栽培麦芽・ホップを100%使用したこだわりのゴールデンエール・スタイルが特徴です。麦芽のコクとホップの苦みがしっかりしたとても美味しいビールなのですが,ヤッホーブルーイングには,定番のよなよなエールをはじめ個性的な地ビールが多いので,やや印象が薄い気がします。とても美味しいビールですが,他のラインナップが強烈すぎるためにちょっと厳しい評価になりました。アルコール度数5%。350ml250円。
(2013.2.9.)
No.1387 よいこの泡びい〜(ハタ鉱泉)

 主にラムネを製造販売している大阪市の飲料メーカーです。ビールではなく炭酸飲料で,味はオロナミンCを薄くした感じです。何となく面白そうなので購入して,ずっと冷蔵庫に眠っていました。他のビールの邪魔になってきたので,休日の昼間ということもあり,飲んでみました。ビールではありませんが,泡立ちが強烈です。未成年もビールの泡を楽しみたいというコンセプトだと思いますが,なかなかおもしろい商品です。炭酸飲料としても美味しいです。当然ですが,麦芽もホップも使用していません。ノンアルコールです。330ml118円。
(2013.2.11.)
No.1388 日光いろはプレミアム(ファーマーズフォレスト)

 日光にある吉田や酒店で購入しました。醸造元は,宇都宮市にあるろまんちっく村のファーマーズフォレストです。セールスポイントは,4つのこだわりだそうで,水にこだわり「奥日光戦場ヶ原の天然水を使用」,麦にこだわり「麦芽をふんだんに使用(当社比1.3倍)麦の旨味と重厚感を強調」,香りにこだわり「ファインアロマホップが爽やかにほんのりと香る」,喉越しにこだわり「ドイツ産生酵母によりコクがありながらすっきりとした喉越しを表現」となっています。アルコール度数7.5%のずっしりした地ビールらしい飲み応えでした。330ml600円。
(2013.2.16.)
No.1389 日光路麦酒(寒菊銘醸)

 日光の吉田や酒店で購入しました。千葉県の山武市にある地ビール醸造所,寒菊銘醸が造るピルスナースタイルの地ビールです。日光山系の天然水で仕込んだ酵母入り地ビールで,単なるお土産ビールの域を超えた地ビールらしい味わい深い1本になっています。販売は,日光の「米源」と「晃輝」です。日光近辺では比較的入手しやすいようです。日光ビールが醸造休止以来,淋しく思っていましたが,このような地ビールの登場を歓迎します。温泉で湯上がりに飲んだせいもありますが,とても美味しかったです。アルコール度数5%。330ml500円。
(2013.2.16.)
No.1390 日光寒ざらし蕎麦酒(新潟麦酒)

 日光商工会議所と寒ざらし蕎麦の製法を研究してきた地元日光の団体(日光寒ざらし蕎麦研究会)がタイアップし開発したビールです。寒ざらし蕎麦とは,冬の寒さを利用して商品に変化を与え旨味を出す方法で,蕎麦の味が落ちる夏でも,新蕎麦の風味が楽しめるように工夫した古くからの保存方法だそうです。その寒ざらし蕎麦を原材料に加えた上面発酵のエールタイプのビールです。蕎麦の香りはほとんどなく,普通の地ビールとして美味しく飲めました。麦芽使用率は25%未満です。アルコール度数4.5%。310ml525円。日光吉田屋酒店にて購入。
(2013.2.16.)

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151.本日のビール(122)No.1381〜1390