No.1351 ザ・ベルギー・ビール(ベルギー)

 セブン&アイ・ホールディングスが販売するベルギービールです。250年以上の歴史を持つビール製造メーカー・マルテンスのブラウマイスターによって製造される日本人好みのピルスナースタイルです。製造に使う水は天然水を使用し,大麦は良質のドイツ産,香りと苦みの決め手となるホップはチェコ産またはドイツ産の最高品質のものを使用しているそうです。ベルギービールらしくない,日本人向けのすっきりした後味とキレが特徴のビールでした。魅力は330ml158円という価格だけのようです。原材料は,麦芽,ホップ,コーン。アルコール度数5%。2012年最後に飲んだビールとなりました。
☆☆☆(2012.12.31.)
No.1352 レイクフロント・オーガニックESB(アメリカ)

 2013年最初の1本です。有機栽培によって土壌の力を受け継いで育った麦にこだわった高品質なエクストラ・スペシャル・ビター・スタイルのビールです。赤みがかったアンバーカラーは,グラスに注いだ時点で期待できます。口に含むと,モルトそのもののアロマが際立ってとても芳ばしく,透明感のある滑らかで艶やかな口当たりです。アメリカンペールエールに比べると,ホップの苦みはそれほどではありませんが,スッキリとキレのある味わい深い1本でした。アルコール度数6%。355ml546円。
☆☆☆☆(2013.1.1.)
No.1353 レイクフロント・フィクストギア・レッドエール(アメリカ)

 グラスに注いだ瞬間,これって本当にレッドエールなのと思うぐらい濃厚な琥珀色をしています。まるでアメリカンIPAのようです。口に含むと,強いホップの苦みと柑橘系のフルーティーな香りが広がります。モルトの甘みもしっかりしていて,芳醇でバランスも最高です。IPAにしては,スッキリ目でグイグイ飲める喉ごしです。やはりこれはアメリカン・レッドエールなのだと,改めて思い直させられました。スッキリしているのに味がしっかりしているこのバランスは絶妙です。早くも今年No.1候補ですね。アルコール度数6.5%。355ml546円。
☆☆☆☆☆(2013.1.2.)
No.1354 レイクプラシッドIPA(アメリカ)

 カラーは濃厚なダークアンバーで,注いだ時の泡立ちが少ないのが気になります。アロマは,好みのシトラス系ではないようです。口に含むと,カラメルを主体にした甘みを感じます。オーツ麦も使用しているという複数種類の麦由来の香ばしいグレイン・フレーバーが,ホップの苦みを押さえ込んでいる印象です。モルティな味わい深い1本ではありますが,個人的にホップの苦みがもっと強烈なIPAを飲みたかったです。アルコール度数7%。355ml504円。
☆☆☆☆(2013.1.3.)
No.1355 マジックハットHIPA(アメリカ)

 マジックハット・ブリューイングのIPAオン・ツアーというシーズナル・シリーズの1つで秋に造られる限定ビールです。グラスに注ぐと意外にも,本当にIPAなのと思わせるゴールデンカラーの液体です。鼻先には色合いとは相反するグレープフルーツなどの柑橘系の香りが漂ってきます。これは確かにIPAなのだなと納得しました。口に含むとフルーティーで芳醇なモルトの甘みがバランス良く感動的な旨さです。いつまでも口内に残るホップの苦みが強烈でなかなかのインパクトです。これまた今年No.1候補ですね。アルコール度数6.7%。355ml567円。
☆☆☆☆☆(2013.1.4.)
No.1356 ニューベルジウム・スノーデイ・ウィンターエール(アメリカ)

 コロラド州フォート・コリンズにあるニュー・ベルジウム・ブリューイングのブラックIPAです。ウィンターエールらしい冬をイメージさせるラベルは,クリスマスを連想させるなかなかデザインです。グラスに注ぐと,かなり濃いめのアンバーカラーで,トップアロマはいかにもIPAらしくホップの爽快な香りが支配的です。コクと苦味がしっかりしていて,それほどフルーティーではなくどちらかというとキリリとした喉ごしです。アルコール度数6.2%。355ml525円。
☆☆☆☆(2013.1.5.)
No.1357 水と緑のエール(月夜野クラフト)

 湯宿温泉にやってきました。途中,群馬県みなかみ町,月夜野びーどろパークで地ビールを購入してきました。湯上がりに飲んだアンバーエール・スタイルの1本目です。グラスに注いで驚きました。まるで,ミルク入り缶コーヒーのようです。無濾過のため,酵母の濁りが半端ではありません。いかにも地ビールらしいです。口に含むと,見た目ほど濃厚ではなく,ほどよいカラメルの甘い香りです。しつこくなく上品な甘さですっきり爽やか。さらりとしていて喉越しもまずまずです。ホップの苦みも抑えめです。アルコール度数5.5%。330ml480円。
☆☆☆☆(2013.1.6.)
No.1358 夕陽の月夜野ピルスナー(月夜野クラフト)

 湯宿温泉2本目です。1本目で驚いたので,期待が高まります。濁りの強いピルスナーだったら洒落にならないなと思ってグラスに注ぐと,見た目はごく普通のピルスナーでなんだか安心しました。口に含むと,モルトの甘みとホップの苦みがバランス良く,フルーティーでゴクゴク飲めます。やっぱり湯上がりのビールはピルスナーに限ると改めて思いました。地ビールの個性としては,物足りない印象もありますが,湯上がりですのでうまかったです。アルコール度数5.5%。330ml480円。
☆☆☆☆(2013.1.6.)
No.1359 蛍の里の黒ビール(月夜野クラフト)

 2本飲んだところで,湯宿温泉外湯巡りに出かけました。宿に戻って飲んだミュンヘンダーク・スタイルの3本目です。意外にも甘さは抑えめで,スッキリしています。この手の地ビールで甘すぎて喉が渇いてしまうようなデザートビールをよく見かけますが,このビールは,湯上がりにぴったり,喉を潤す黒ビールです。月夜野びーどろパークの地ビール売店は,何だか寂れた印象を受けましたが,なかなか実力のある醸造所だと思いました。アルコール度数5.5%。330ml480円。
☆☆☆☆(2013.1.6.)
No.1360 川場ビール・レッドエール(田園プラザ川場)

 湯宿温泉4本目です。群馬県川場村にある道の駅田園プラザ川場で購入した地ビールです。道の駅に醸造所があります。カラメルの香りとほのかな甘味が特徴の季節限定ビールです。ホップのほどよい苦みとカラメル麦芽の香りがうまく調和しています。要冷蔵タイプではありませんが,生とは違ったすっきり感があって美味しかったです。観光地のお土産ビールは期待はずれが多いものですが,なかなかの実力です。アルコール度数5%。330ml420円。地ビールの価格としては,限界に近い安さです。
☆☆☆☆(2013.1.6.)

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147.本日のビール(119)No.1351〜1360
☆の数は,個人的な味の好みです。最高5つ。