No.1341 ラグニタス・デイタイムIPA(アメリカ)

 ラグニタスの季節限定のビールです。グリーンのロゴが可愛いくて目を引くラベルが印象的です。名前の通り,昼間からでも気軽に楽しめるブロンドのボディは,IPAのイメージとは違います。グラスに注ぐだけで辺りにはフローラルでハーバルなアロマが立ち込め,香りだけでもウットリしてしまいます。口当たりは心地良いカーボネーションを感じ,しっかりとモルティな香ばしさとともに華やかなホップフレーバーが鼻腔を抜け,澄み渡るように爽快な喉越しと後味が続き,終始爽やかさを感じる事が出来る逸品です。ラグニタスらしいホップの苦みが心地よいです。アルコール度数4.5%。355ml588円。
☆☆☆☆☆(2012.12.17.)
No.1342 こどもののみもの(サンガリア)

 本日のビールに入れてよいか迷いましたが,一応紹介します。瓶のデザインが,ビールのようですが,中身は,アップル風味の炭酸飲料です。見た目は,ピルスナーのようですが,泡立ちのよい炭酸飲料で,こどもののみのもというだけあって,かなり甘いです。ビールが飲めない子供に雰囲気だけでもということなのでしょうが,教育上あまりよろしくない飲み物です。子供には飲ませず,大人が飲むべきです。原材料は,糖類,ガラナエキス,精製魚油,酸味料,香料,カラメル色素,安定剤などです。もちろん,ノンアルコール。335ml87円。
評価対象外(2012.12.17.)
No.1343 カラメルブラウン(サントリー)

 限定醸造の新ジャンルです。欧州産カラメル麦芽を一部使用することにより実現した甘やかな香りと豊かなコクに,北米産ビターホップ100%使用によるほろ苦さが調和した上質な味わいが特徴です。ピルスナー系の新ジャンルではなくブラウンエール系の新ジャンルは,かなり誤魔化しがききます。日本の地ビールには,この程度の味で500円以上するものも多く見られます。そう考えると,350ml139円のこの新ジャンルは,出来の悪い地ビールを飲むよりずっといいのではないでしょうか。サントリーらしい野心作です。アルコール度数5%。
☆☆☆☆(2012.12.18.)
No.1344 レイクフロントIPA(アメリカ)

 ウィスコンシン州ミルウォーキーにある醸造所が造るIPAです。私好みの柑橘系で,グレープフルーツ主体のホップフレーバーにオレンジピールのニュアンスが最高にいいです。モルトの旨味もしっかりと感じ,ボリューム感もあり,後から麦殻の様なグレイン・フレーバーが口に広がって余韻に浸れます。グラスに沈殿するほどホップが使用されていますが、苦味自体は強過ぎずにバランス良く構成されています。久々の大ヒットビールです。毎日飲みたい旨さです。アルコール度数7%。355ml546円。
☆☆☆☆☆(2012.12.19.)
No.1345 みがき麦(サッポロ)

 イオン株式会社とサッポロビール株式会社が共同開発したリキュール系新ジャンルです。特徴は,「穀皮分離仕込」製法により穀皮に含まれる雑味成分を減らすことで,純粋な麦のうまみを味わえるようにしたそうです。また,ホップにはチェコ産ファインアロマホップを一部使用し,3段階にわけて投入するホップ三段仕込で爽快な香りを実現しているそうです。そして何といってもウリが,価格の安さです。350ml100円。ちょっと節約したいときはいいかもしれません。アルコール度数5%。
☆☆☆(2012.12.20.)
No.1346 ブリュッセル・アップル(ベルギー)

 「ブリュッセル シリーズ」も最後の1本になりました。リンゴを使ったベルジャン・フルーツエールです。爽やかなリンゴの酸味とビールの苦みがうまくマッチしています。個人的には,もう少しビールらしさがあってもいいかなと思うにですが,女性受けしそうなフレッシュなフルーツビールです。泡立ちもクリーミーで,ジュースのようにしつこい甘さもなく喉の渇きをリフレッシュするのに最適です。ビールを飲み過ぎて,飽きたときにお勧めです。アルコール度数が3.2%と低いのが少々物足りないです。330ml462円。
☆☆☆(2012.12.21.)
No.1347 ストゥルブIPA(ベルギー)

 久しぶりに柏の「コクリコ」に行きました。まずは,珍しいベルギーのIPA樽生です。アメリカ向け委託醸造のビールだそうで,アメリカの柑橘系ホップアロマ全開のIPAではなく,本家イギリスのIPAとも異なり,いかにもベルギー的な味わいを醸し出しています。ハラタウホップを使用することによってフラワリーなアロマと上品な苦味を引き出し,強烈な個性のビールに仕上がっています。アルコール度数7.9%。980円。(4〜7時は,40%オフです。)
☆☆☆☆(2012.12.23.)
No.1348 ヴォヌ・ピュアラガー(フィジー諸島)

 2012年より日本に正規輸入が開始されたフィジー諸島のプレミアム・ラガーです。売上金の一部はフィジーのウミガメ保護の為の支援金に回されていて,ビールを楽しむことが自然保護の為の運動にもなります。ヴォヌを造るアイランド・ブリューイングでは,フィジーの綺麗な雨水を利用してビールを造っているため,フルーティな甘味が乗るそうです。こんなにフルーティーで豊潤な甘みとコクがあるピルスナーは初めてです。瑞々しいスッキリとした感動的なビールでした。プレミアムモルツを越えていますね。アルコール度数4.6%。330ml357円。
☆☆☆☆☆(2012.12.25.)
No.1349 グリーンフラッシュ・フレンドシップ・ブリュー(アメリカ)

 サンディエゴのグリーンフラッシュとベルギーのサンフーヤン醸造所によるコラボレーション,フレンドシップブリューの第二弾です。アメリカとヨーロッパのホップを使用し,ベルジャンイーストにて醸造しています。オレンジピール,コリアンダー,隠し味で秘密のスパイスも使用しているようです。柑橘系のホップの香りと共に,ドクターペッパーのような薬の香りが独創的です。ブラック・セゾンという珍しいスタイルの限定醸造スペシャルエールです。濃厚な見た目よりはスッキリした美味しいビールでした。アルコール度数5.7%。355ml630円。
☆☆☆(2012.12.26.)
No.1350 ヌグネ・シトラス・ヒストリクスIPA(ノルウェー)

 とても濃厚なIPAです。副原料にカフェライムリーフ,タンジェリン,ライ麦,オーツ麦を使用して強烈なフレーバーを作り出しています。オレンジマーマレード,松の樹脂,シトラスホップといった複雑な香りが特徴的です。香ばしい麦芽とグレープフルーツ系のビターホップを中心としたフレーバーは,個性的で存在感十分です。決して喉を潤すビールではありません。じっくり味わう芸術的ビールです。アルコール度数7.5%。500ml882円。
☆☆☆☆(2012.12.27.)

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145.本日のビール(118)No.1341〜1350
☆の数は,個人的な味の好みです。最高5つ。