No.1301 ダークエール(栃木マイクロブルワリー)

 宇都宮市の栃木マイクロブルワリーが造る定番の濃色タイプです。いつも釣りの帰りに立ち寄ろうと思いつつ,なかなか買いに行く機会がなかったのですが,ようやく手に入れることができました。瓶ビールは,定番が2種と季節のフルーツビールの3種類が通常販売されているようです。他にもお店では何種類か飲めるようですが,いつも車で通るところなので,お店で飲めず残念です。無濾過の濁りとハーブスパイスが特徴の個性的なビールでした。アルコール度数5%。330ml525円。
☆☆☆(2012.11.2.)
No.1302 こだわりの完熟梨(栃木マイクロブルワリー)

 引き続き,栃木マイクロブルワリーです。季節限定のフルーツビールで,栃木県芳賀町金田果樹園の梨果汁を使用しています。梨のビールというのも珍しいですが,これが意外に合います。味はきちんとビールで,際物系ではありません。醸造家のこだわりが見えるとても真面目なビールです。次々と季節のフルーツや野菜を原材料に使うチャレンジ精神には脱帽します。アルコール度数5%。無濾過。330ml525円。
☆☆☆☆(2012.11.3.)
No.1303 トゥオール・ライドビア・ホッピーラガー(デンマーク)

 輸入元資料より抜粋「グラスに注ぐと輝くゴールデンアンバー。フレッシュホップのバジルやタラゴンのような馨しいハーブの清涼感が立ち込めます。口に含むとアプリコットやパッションフルーツが飲み易い印象で,清々しいグレープフルーツ系の苦味が心地良さを造り上げます。花のようなホップの香りが全体の印象を優しくさせており,パイナップル系の絶妙な余韻は,もう一杯飲みたくなってしまう危険なホッピーラガーです。」値段が安ければ,毎日飲みたいとってもフルーティーで苦みの効いた美味しいラガーでした。アルコール度数5.2%。330ml609円。
☆☆☆☆☆(2012.11.4.)
No.1304 セルティカ8.8°(フランス)

 フランスのビールは久しぶりです。セルティカはフランスで造られる,ニューフェイスのベルジャン・アビィ・スタイルのブロンドエールです。ベルジャン・アビィ・スタイルそのものが,あまり好みではありません。フランスのビールは,複雑な味わいの捻りをきかしたビールが多いですが,このビールもかなり複雑な味わいです。通の人には美味しいのだと思いますが,ちょっと飲み慣れない味です。セルティック民族に伝わる伝説である,海賊の戦いなどを表現した専用の台座付きのオリジナルグラスで飲まないと良さがわからないのかもしれません。アルコール度数8.8%。330ml441円。
☆☆☆(2012.11.5.)
No.1305 バラストポイント・タング・バックラー・インペリアル・レッドエール(アメリカ)

 バラスポイントのビールはお気に入りなので期待していました。「極めて上質なビールを造り続けるバラストポイントのビールの中でも,一際,異彩を放ち続けるビールがこのタングバックラーです。切り取った舌を手にした冷酷無比な海賊が描かれたこのビールは,ファンの間でも非常に人気の高い超攻撃的なレッドエールとして知られています。その隠れた人気がブリュワリーマスターにも届き,ファン待望のボトルがリリースされることになりました。」とのことで,とても期待したのですが,私には,アルコール度数が高すぎました。ほとんどウイスキーのようなビールで,この超攻撃的なレッドエールを攻略することができませんでした。アルコール度数10%。650ml1323円。
☆☆☆(2012.11.7.)
No.1306 ミッケラー・ビードゥ・スプリングペールエール(デンマーク)

 輸入元資料より抜粋「スウェーデンのストックホルムに本拠を置く有名デザイン集団「ビードゥー(Bedow)」による温度により変化するラベルを採用した遊び心にあふれたホッピーアメリカンペールエール。グラスに注ぐと晴れやかな太陽のオレンジカラーで,爽快なフレッシュホップが元気に弾けます。一口飲むと,エキゾチックフルーツやピーチの南国系フルーツと,グレープフルーツを筆頭にシトラスのせめぎ合い!その隙間から大胆なホップの洪水が一気に駆け抜けます。アルコール度数4.9%の飲み易さに,トロピカルフルーツ,爽快ホップは危ない組み合わせです。少しずつ注ぎながら,ラベルの絵柄が変わるのをお楽しみください。」とのことです。最高に旨い,完璧な1本です。でも,値段が高すぎます。世界3500本限定。330ml672円。
☆☆☆☆☆(2012.11.8.)
No.1307 ブリュードッグ・ケイオス・セオリーIPA(スコットランド)

 とにかく苦いです。ここまで苦いビールはなかなかありません。ホップ中毒の方にお勧めです。ブリュードッグ定番のパンクIPAよりもホップの香りに重点をおいたIPAです。レモンの風味が特徴であるネルソン・ソーヴィンというホップを多量に使用し,色合いもやや濃く琥珀に近いのが特徴です。上品さと力強さの2面性がこのビールの魅力で,海外のビール評価サイトでも高評価を獲得しています。アルコール度数7.1%。330ml462円。
☆☆☆☆(2012.11.10.)
No.1308 入野谷・気の里ビール(南信州ビール)

 長野県宮田村にある南信州ビールがリリースする定番のご当地ビールです。南アルプスの麓に位置する入野谷(伊那市)は,日本最大の断層中央構造線があることで知られ,断層同士がぶつかり合う大きなエネルギーによって「ゼロ磁場」をつくりだしています。この地層から湧き出した天然水をつかって仕込んだビールが気の里ビールです。基本レシピは同社のゴールデンエールと同じですが,こちらは無濾過です。フルーティーで爽やかな味わい深いビールでした。アルコール度数4.5%。330ml500円。
☆☆☆☆(2012.11.12.)
No.1309 百年麦芽(サッポロ)

 サッポロの限定醸造,新ジャンルです。百年麦芽とは,チェコにおいて100年以上受け継がれてきた職人の技による大変希少な「手作り麦芽」のことだそうです。麦を発芽させ麦芽を製造する製麦工程は,世界的に大規模設備が導入され,発芽の調節には冷やした空気を麦の厚い層に通すのが主流になっています。これに対して百年麦芽は麦を床に薄く広げ,発芽の調整を手作業で丁寧に行う伝統的な製法で作られます。この製麦方法により,大麦が持つ芳醇なうまみ,濃厚なコクが引き出されるそうです。サッポロらしい柔らかな喉ごしで,ビールと区別が付かないぐらいよくできた新ジャンルです。アルコール度数5%。350ml110円。
☆☆☆☆(2012.11.13.)
No.1310 アンバーエール(南信州ビール)

 長野県宮田村にある南信州ビールがリリースする定番のアンバーエールスタイルです。色合いはやや赤みがかった琥珀色(アンバー)で,しつこくないカラメル香をともなった上品な味わいが特徴です。この手の地ビールはとかく,カラメルのクセが強調されすぎ,美味しくないものが多い中で,苦み,甘味,香味のバランスが非常に良くとれた洗練されたビールに仕上がっています。無濾過ではなく,濾過している点も地ビールの中では異色で,スッキリとした美味しいビールでした。アルコール度数5.5%。330ml500円。
☆☆☆☆(2012.11.14.)

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141.本日のビール(114)No.1301〜1310
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