No.26  冬物語(サッポロビール)

 今年も,早くも冬物語の季節になりました。1988年に日本初の季節限定ビールとして発売して以来,本年で発売25年目だそうです。今年のの冬物語は,発売25年を記念して1988年発売当時の深みのあるコクとキレの良い後味を再現しています。コクと苦味は,ホップを煮沸の前後2回に分けて添加し,丁寧に仕込むことで造りだし,すっきりとしたのどごしは,原料の一部に米を使用することで実現したそうです。もともとあまり好みではないので,とりあえず,毎年1回飲めばいいかなというのが,正直な感想です。アルコール度数5.5%。近所のスーパーで350ml180円。
☆☆☆(2012.10.13.)
No.25 琥珀ヱビス(サッポロ)

 毎年限定醸造でリリースされる琥珀ヱビスです。いつも,缶のデザインの良さに酔ってしまう私ですが,今年のデザインもなかなかなものです。味のイメージにぴったりの色づかい,ヱビスさまの変わらぬトレードマークと,センスの良さに思わず唸ってしまいます。それで味の方ですが,ヱビスの秋冬バージョンとも言うべき,しっかりとした麦芽の風味が楽しめます。ただ,見た目よりは薄味で,アメリカンペールエールを飲んだあとでは,何とも物足りない印象です。まあ,国産ビールとしては,なかなかのできばえと言っていいでしょう。アルコール度数5.5%。350ml218円。
☆☆☆☆(2012.10.22.)
No.15 モルツ(サントリー)

 モルツを飲むのは何年ぶりでしょうか。プレミアムモルツの登場以来飲んでいないような気がします。プレミアムモルツ登場以前は,麦芽100%のモルツを気に入って飲んでいたのですが,久しぶりに「やまや」で見つけて買ってみた次第です。プレミアムモルツに慣れてしまったせいか,昔の旨さは感じられませんでした。なんだか物足りない感じです。あまりにもプレミアムモルツが旨すぎたのかもしれません。サントリーも生産に力を入れていないのがわかるような気がします。完全に過去のビールです。取り柄と言えば,大瓶633ml278円という安さでしょうか。
☆☆☆(2012.10.25.)
No.179 アンカー・スチーム(アメリカ)

 久しぶりに飲んだアメリカン地ビールの草分けです。私が初めて飲んだアメリカの地ビールで,アメリカビールはバドワイザーのような軽いビールばかりという間違った認識を変えてくれた貴重な1本です。ラガー酵母(下面酵母・発酵温度5〜10℃)をエール酵母(上面酵母・発酵温度15〜25℃)のように常温で発酵させる事(ハイブリッドシステム)により,ラガー特有のコクと麦香がありながらもエールのような華やかな香りも兼ね備えたビールです。味わいもモルトの旨みがしっかりとしていて,深みもあり,さらに喉越しにはキレもあるのでグイグイと飲めてしまう本当に美味しいエールです。アルコール度数4.9%。355ml378円。
☆☆☆☆(2012.11.6.)
No.173 ピルスナー・ウルケル(チェコ)

 ピルスナー・ウルケルは,チェコのピルゼンで1842年から生産されているビールです。現在はSABミラーがピルスナー・ウルケルのブランドを所有しています。ビールの種類としては下面発酵(ラガービール)に属します。コクが強いけれど,ラガービールよりもアルコール濃度は少なく,一般的なピルスナーよりもホップの苦味が強いのが特徴です。欧州では珍しく,カルシウムの含有量やアルカリ度の低い軟水を使用していて,麦の風味を損なわない滑らかで柔らかい口当たりと共に,キリッとした炭酸の刺激,ホップ由来のしっかりとした苦味が口に広がり,爽快感のある喉越しと余韻を楽しむ事が出来ます。アルコール度数5%。330ml358円。
☆☆☆☆(2012.11.11.)
No.70 ぐぐっと生(韓国)

 酒の量販店「やまや」のオリジナルブランド,新ジャンルです。味は今一つですが,350ml85円という価格が魅力です。やまやのホームページによれば,「『ぐぐっと生』は,『ぐぐっとうなる飲み応え』をコンセプトとし,厳選された原料から造られた発泡酒に,炭濾過仕上げのホワイトスピリッツを加えることにより,スッキリした切れ味と,アルコール5%の飲み応えある味わいの両立を実現しました。2012年度モンドセレクション で銀賞を受賞。」とのことです。私の飲み方としては,そのままでは今一つなので,果汁を加えてチューハイ感覚で飲むのがお勧めです。
☆☆(2012.11.17.)
No.153 マオウ(スペイン)

 スペイン資本でヨーロッパを代表するメーカーであるマオウ社の代表的なビールです。このビールは,世界3大サッカーリーグの一つである「リーガ・エスパニョーラ」のオフィシャルビールになっているそうです。サッカーの日本代表であれば,キリンですが,スペインではマオウです。贔屓しなくてもビールでは日本の勝ちでしょう。スペインで最良のホップ・イーストを使用し,軽やかなタイプのピルゼンタイプラガーで,程良いボディの高品質ビールとのことですが,副原料にコーンを使用しています。やっぱり麦芽100%の一番搾りの勝ちです。アルコール度数5.5%。330ml198円。
☆☆(2012.11.19.)
No.126 タイガー(シンガポール)

 基本的に日本の大手ビールメーカーと同じピルスナースタイルのビールです。シンガポールのみならずマレーシア,タイ,ベトナムでよく飲まれているビールです。1931年からのヨーロッパの伝統製法にこだわり続けるその味は,最高級の麦芽とホップで醸造し,タイガーゴールドメダルの名称にも表される通り,世界各国で最高の栄誉を与えれています。日本のビールに飽きたときに飲むのはいいですが,価格を考えると,あえて飲む必要はないのかなと思います。久しぶりなので前回の評価を一つ上げたいと思います。アルコール度数5%。330ml298円。
☆☆☆(2012.11.22.)
No.157 ぐぐっと生・黒(韓国)

 酒の量販店「やまや」ブランド,韓国からの新ジャンルです。昨日は宴会があり,一番搾りを飲み過ぎました。それで本日は,ピルスナーより黒系が飲みたくて,冷蔵庫を開けると,ずっと眠っていたこれしかなく,仕方がないので久しぶりに飲んだ次第です。サッポロの麦とホップ黒と比べると,すっきり感がなく甘みが気になります。価格だけが魅力の新ジャンルです。原材料は,発泡酒・スピリッツです。アルコール度数5.3%。350ml85円。
☆☆(2012.11.24.)
No.119 青島ビール(中国)

 1903年ドイツのゲルマンビール会社青島株式会社がビール製造を開始したのが始まりです。1919年ドイツから日本の大日本麦酒が経営を行うことになりました。1945年の日本の敗戦によって青島ビールの経営権は中国側に完全に接収され,中華民国及び中華人民共和国の国営企業による経営となりました。1993年に民営化,1999年のアサヒとの合弁化を経て,現在は日本ビールが輸入しています。中国No1のビールです。日本のピルスナーに飽きたとき,たまに飲むと美味しいです。アルコール度数4.7%。330ml288円。
☆☆☆(2012.11.25.)

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136.本日のビール・飲み直し(5)