No.1231 ノースアイランドビール・コリアンダーホワイト(SOCブルーイング)

 北海道江別市の地ビールです。有限会社カナディアンブルワリーが2011年9月,SOCブルーイング株式会社に社名を変更しました。今日の1本は,ノースアイランドビールの季節商品ベルジャンホワイトです。原料には,北海道の江別で栽培された小麦「ハルユタカ」を使い仕込んでいます。小麦でんぷんがもたらすクリーミーなテイストと,コリアンダーやオレンジピールの香り,そして穏やかな酸味が調和して夏らしい爽やかなテイストをつくりだしています。社名が変わっても,中身は変わっていません。バランスの良さは,普遍です。個人的に北海道を代表する優れた醸造所だと思います。アルコール度数5.5%。330ml588円。
☆☆☆☆(2012.8.23.)
No.1232 コローニア(ベアレン)

 岩手県盛岡市のベアレン醸造所が季節限定品としてリリースしているビールです。ドイツの伝統的なビアスタイルであるケルッシュでつくられていて,モルトに由来するほのかな甘味と,ほんのりとしたフルーツ香が特徴です。ベアレンの造る地ビールは,どのビールも地ビールらしい柔らかな喉ごしで,洗練されたキレはありませんが,かえって地ビールらしくて好感が持てます。価格も良心的で,次々と新しいタイプに挑戦している優れた醸造所です。アルコール度数5%。330ml400円。
☆☆☆☆(2012.8.24.)
No.1233 湘南ビール・オートエール(熊澤酒造)

 一関地ビールフェスティバル2012に行ってきました。チケットは,Mサイズ(200cc)7枚綴り2000円です。1杯あたり300円。出店は,時間帯ごとに変わり,常時50種類ほどの地ビールが飲めるようになっています。どこからいこうか迷うところですが,まず1杯目は,湘南ビールの限定最新作からスタートです。オート麦を使用したエールです。真夏の野外で飲むビールが不味かろうはずがありません。いきなり,満足の1杯に出会ってしまいました。熊澤酒造は,神奈川県茅ヶ崎市にある酒造メーカーです。一般的に酒造メーカーが造る地ビールは,ノウハウがしっかりしていて美味しいものが多いです。
☆☆☆☆(2012.8.25.)
No.1234 ペールエール(横浜ビール)

 2杯目です。横浜市の地ビール醸造所が造るアメリカ産のホップを使用した琥珀色のペールエールです。個人的に好きなスタイルなので一口目から感激です。一関まで来た甲斐があったというものです。やや抑えめのアメリカンホップの苦みは上品で柑橘系のフレーバーが心地よいです。何杯もお代わりしたいところですが,いろんな種類の地ビールが飲みたいので,1杯だけで我慢です。アルコール度数5%。酵母は,アメリカンエールイーストを使用しているとのことでした。
☆☆☆☆☆(2012.8.25.)
No.1235 箕面ビール・イングリッシュビター(エイジェイアイビア)

 3杯目です。大阪府箕面市の地ビールです。社長さんが自ら店頭に立ち販売していました。瓶では販売していないリアルエールで期待したのですが,私にはちょっと軽すぎました。横浜ペールエールの後に飲んだのがいけなかったのでしょうか。なんだか水っぽくて,苦いだけのビールのように感じました。もう少しコクが欲しい感じがしますが,夏の暑い日には,こんなゴクゴク飲めるビールがいいのかも知れません。アルコール度数4.5%。
☆☆☆(2012.8.25.)
No.1236 ハーヴェストムーン・秋麦(イクスピアリ)

 4杯目です。千葉県浦安市のディズニーリゾートにあるイクスピアリで製造しているハーヴェストムーンです。5種類のレギュラーアイテムのほか,季節限定ビールを多くリリースしています。この「秋麦」は,通常の1.3倍の麦芽を使用しています。酵母由来のフルーティーなアロマ,6%のアルコールがもたらすリッチなボディとフレーバー。地ビール版キリン秋味といったところでしょうか。秋にはまだまだ早いですが,豊潤な味わい深い1杯でした。
☆☆☆☆(2012.8.25.)
No.1237 セゾンスタイル(ベイブルーイングヨコハマ)

 5杯目です。1年前にオープンしたばかりの横浜市の地ビールです。醸造者は,地ビールを製造販売する横浜ビールに6年間務めていた横浜出身の鈴木真也氏です。小さな醸造所ですが,次々と新しいスタイルに挑戦しています。残念ながら,瓶での販売はありませんが,美味しい樽生を提供してくれます。ベルギービールのようなとてもフルーティーなスッキリしたビールでした。若さ溢れる野心作だと思います。美味しかったです。
☆☆☆☆(2012.8.25.)
No.1238 キューイIPA(あくら)

 6杯目です。秋田市のあくらが造るIPAです。そろそろフルーツビールで口直ししようかなと思って購入しました。飲んでみてびっくり。フルーツビールではありません。キューイは,ニュージーランド(キューイ)産の2種類のホップ(モトゥエカ・ネルソンソーヴィン)を使用しているところから名付けられたようです。モトゥエカが持つ柑橘系のアロマとネルソンソーヴィンの白ワインに似たキャラクターがフルーティーで強い苦みをバランス良く引き出しています。素晴らしいIPAに感動しました。
☆☆☆☆☆(2012.8.25.)
No.1239 トロピカルピンク(城端麦酒)

 今度こそ口直しのフルーツビールです。富山県南栃市の城端麦酒が造る夏季限定ビールです。7杯目に,昨年も飲んだレモンのような爽やかさのグレートブルー,8杯目にとてもフルーティーなトロピカルピンクをいただきました。買いに行くのが面倒なので,2杯同時です。トロピカルピンクは,ピンクグレープフルーツを用いたビアカクテルで,ビールらしさはあまりありません。見た目にも夏らしく,地ビールならではの遊び心溢れるビールでした。2杯飲んだ割には,飲んだ感じはあまりありません。あくまでも口直しです。
☆☆☆(2012.8.25.)
No.1240 アップルラガー(福島路ビール)

 9杯目です。懲りずに,フルーツ系で攻めます。福島市の地ビール醸造所が造る福島県産のリンゴを使用したフルーツビールです。リンゴの甘みと酸味がビールによくマッチしています。伊達市のリンゴ農家と共同開発したそうです。先ほどのビールよりは,ずっとビールらしいのですが,さすがに,フルーツビール3連発は利きました。普通のビールが飲みたくなりました。飲む順番を考えながら買うべきでした。反省。
☆☆☆(2012.8.25.)

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