No.1171 ロストコースト・アレイキャット・アンバーエール(アメリカ)

 今日は飲み会がありましたが,車でしたのでずっとキリンフリーで我慢していました。家に帰り飲んだのが,この1本です。オレゴン州との州境に近いカリフォルニア州のユーレカにあるロストコースト醸造所の地ビールです。アレイキャットは,野良猫のことで,悪そうな猫がビールのジョッキを持っている奇抜なデザインのラベルが印象的です。アルコール度数が4.8%と低めの割には,オレンジ系の甘味を携えた優しいホップの風味と,キャラメルのようなコクとナッティな香ばしさが全体を彩っています。個性的ではありますが,上品でバランスのとれた美味しいアンバー・エールでした。低価格が魅力です。355ml380円。キリンフリーの飲み会で高いお金を払うより,やっぱり家飲みですね。
☆☆☆☆(2012.6.12.)
No.1172 ロストコースト・ダウンタウンブラウン(アメリカ)

 ピカソの絵がビールを飲んでいるようなマンガみたいなデザインのラベルです。飲み口の良いフルボディなナッツブラウンエールです。ホップが軽めに香り,焙煎されたクリスタルモルトが感じられます。ナッツやキャラメルといった香ばしい味わいと,ホップの苦みがよいバランスを保っています。スタウトやポーターに近い印象ですが,とても個性的で,地ビールらしいユニークな味を楽しめました。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。えぞ麦酒は価格が良心的なので好感が持てます。機会があったら札幌で立ち寄りたいお店です。アルコール度数5%。355ml380円。
☆☆☆☆(2012.6.13.)
No.1173 ロストコースト・グレイトホワイト(アメリカ)

 サメが陽気にサーフボードを片手にビールを楽しむファンキーなラベルが印象的な,夏場にぴったりのフルーティで爽快な味わいのベルジャン・ウィートエールです。「グレイト・ホワイト」 は「偉大な白ビール」ですが,「グレイト・ホワイト・シャーク」と呼ばれ,巨大で凶暴なサメとして知られるホオジロサメをラベルに表現しているようです。に掛けています。味の方は,アメリカの地ビールには珍しいすっきりした軽い喉ごしのビールでした。麦芽,ホップ以外にコリアンダーやシークレット・ハーブを使用しています。シトラス系の爽やかな味は,夏にぴったりです。アルコール度数4.8%。355ml380円。
☆☆☆☆(2012.6.14.)
No.1174 ロストコースト・タンジェリン(アメリカ)

 ロストコースト醸造所の地ビールです。 タンジェリンという柑橘系(ミカン類の一種)を使用したフルーツ・ウィートエールで,豊かな果実味と酸味,フルーティでまろやかでふんわりとした口当たりが楽しめる爽やか系のエールです。フルーツ・ウィートにも,いろいろ種類がありますが,たいていはグレープフルーツ系のすっきりした味付けが多いと思いますが,このビールは,もろミカン系です。温州ミカンに慣れ親しんだ日本人には懐かしい味ですが,かなりオレンジジュースに近いので,好みの分かれるところだと思います。私は,気に入りました。アルコール度数5%。麦芽使用率42%で発泡酒扱いです。355ml380円。
☆☆☆☆☆(2012.6.16.)
No.1175 プレミアム・アルコール・フリー・ブラック(サッポロ)

 サッポロが,2012年5月,大手ビールメーカーの中で他社に先駆けて黒ビールテイストの0.00%ノンアルコールビールの商品を発売しました。中味は,「苦味」と「コク」が感じられるしっかりとした飲みごたえをベースに,黒ビールがもつ独特の「コク」にこだわりながら,「マイルドな味わい」に仕上げました。原料では黒麦芽を一部使用した麦芽100%麦汁を使用し,製法ではオールインフュージョン法を採用することでこの商品特長である「マイルドな味わい」を実現しています。原材料は,麦芽,水あめ,ホップ,カラメル色素,酸味料,香料,苦味料,酸化防止剤(ビタミンC)となっています。泡立ちがよくクリーミーで,黒ビールらしさはありますが,喉が渇いているときに飲むには少々重いです。350ml143円。
☆☆(2012.6.17.)
No.1176 アサヒ・レッドアイ(アサヒ)

 完熟トマト果汁20%を使用してつくった世界初の缶入りレッドアイです。6月12日よりコンビニ限定,期間限定で発売されました。麦のコクにトマトの旨みを加え,すっきりとしながらも深みとコクのある味わいに仕上がっています。ビール類というよりは,苦みも少なく,チューハイやカクテルなどの低アルコール飲料に分類した方がよいかも知れません。まあ,野心作ではありますので,その点は評価したいと思います。原材料は,麦芽,ホップ,糖類,カラメル色素,トマト果汁,レモン果汁,酵母エキス,大豆タンパク,香料,野菜色素,酸味料となっています。分類上は,発泡酒です。アルコール度数3.5%。350ml198円。発泡酒にしては,高いかな。
☆☆☆(2012.6.17.)
No.1177 マッドリヴァー・スティールヘッド・ポーター(アメリカ)

 海外に入ったことがありませんが,マッドリヴァー醸造所について調べてみると,次のように書いてありました。「カリフォルニアのかなり北部に位置する醸造所で,周囲に何もない土地に構えた大きい醸造所が印象的です。ビールのバリエーションはかなり豊富で,知名度も高く,その実力は2010年度のアメリカン・ビア・フェスティバルのスモール・ブリュワリー部門において,『ブリュワー・オブ・ザ・イヤー』の栄冠に輝いたことで名実ともに第1級の称号を得た,いま最も勢いのある北カリフォルニアの星。」だそうです。なめらかなローストモルト,程よいマイルドなホップの味わいがある黒いエールです。コーヒーやチョコレートを感じさせる濃厚なビールでした。アルコール度数6%。355ml380円。
☆☆☆(2012.6.18.)
No.1178 日本の彩プレミアム夏の香り(サッポロ)

 コンビニ季節限定のビールです。希少な国産麦芽とホップをベースに日本ならではの素材として,北海道産の米を使用しています。近年の麦100%を逆手に取った商品です。季節の素材として爽やかに香る良質で希少な富良野産のホップ「ゴールデンスター」を一部使用し,清々しい爽快な味わいを実現したそうですが,サッポロ黒ラベルをちょっと濃くしたような感じで,プレミアム感はそれほど感じません。サッポロ独特の柔らかな喉ごしは健在ですが,新鮮な驚きはありません。サッポロらしい堅実さです。アルコール度数5%。350ml224円。
☆☆☆(2012.6.19.)
No.1179 ロストコースト・エイトボール・スタウト(アメリカ)

 ロストコースト醸造所の地ビールです。ビリヤードのエイトボールをデザインしたラベルで,エイトボールの黒が示す通りの漆黒のスタウトです。味の方は,よく焼いたトーストやナッツといった香ばしい香りと,甘いバニラ,チョコレート,コーヒーのような深い味で,濃厚で,クリーミーなスタウトでした。アロマティックで深い味わいなのに,アルコール度数は意外に低く,その分飲みやすくなっています。それでも,喉を潤すというよりは,味わうビールで,夏向きではありません。アルコール度数6%。355ml380円。えぞ麦酒が輸入しています。安いです。
☆☆☆(2012.6.20.)
No.1180 シエラネバダ・ホップティマム・ホールコーン(アメリカ)

 シエラネバダ醸造所の限定醸造,インペリアルIPAスタイルのビールです。ホップ伯爵がラベルに描かれた主役がホップのウルトラ・ホッピーなインペリアルIPAです。ホール・コーンという表記がありますが,とうもろこしを使用しているのではなく,ホップの毬花のことを「コーン」と呼ぶことからホール・ホップという毬花のまま使用するという意味です。IBU100という驚異の数値が示すとおり,強烈なホップの苦みがこのビールの全てと言っても過言ではありません。アルコール度数は10.4%と高めですが,苦みが強烈すぎて,アルコール度数が高いことを感じさせません。355ml672円。
☆☆☆☆☆(2012.6.21.)

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124.本日のビール(101)No.1171〜1180
☆の数は,個人的な味の好みです。最高5つ。