No.1081  ウルズス(ベアレン)

 盛岡市の地ビールです。昨日に続き,冬季限定のヴァイツェンボック・スタイルのビールです。ウルズスとは,ラテン語で「強い熊」の意味だそうです。その名の通り,濃厚で高アルコールの冬にぴったりのビールとなっています。ベアレンらしく,喉ごしは柔らかで,アルコール度数7%の割には飲みやすいです。また,ベアレン独特の甘みもあり,久しぶりに飲むベアレンビール,美味しくいただきました。330ml560円。
☆☆☆(2012.1.24.)
No.1082 箕面ビール・カベルネ(エイ・ジェイ・アイ・ビア)

 箕面市の地ビールです。麦と葡萄とホップが奏でる絶妙なバランスが特徴のフルーツビールです。原材料にワイン造りに用いられる葡萄品種として人気の高いカベルネ・ソーヴィニオン種をふんだんに使用しています。また,エール酵母を使用して低温でゆっくり発酵させ,じっくり時間をかけて熟成させています。見た目の通り,ビール+赤ワイン÷2といった感じで,分類上は一応ビールかなといったぎりぎりのバランスです。濃厚で,冬にぴったりのビールでした。アルコール度数7%。330ml577円。
☆☆☆(2012.1.25.)

No.1083 十字峡ケルシュ(宇奈月ビール)

 富山県黒部市の地ビールです。宇奈月麦酒館の地ビールで,標高3千メートル級の山々から流れ落ちる黒部川の名水と,地元宇奈月の大地の恵みをふんだんに受けた「黒部産二条麦」を原料とし,酵母が活きています。醸造は,本場ドイツからブラウマイスターを招いて,伝統の技術で愛情を込めて生産しているそうです。富山県の居酒屋で飲んだので,それなりに美味しかったですが,できれば宇奈月麦酒館で飲みたかったです。すっきりした喉ごしの良いビールでした。アルコール度数5%。
☆☆☆(2012.1.27.)
No.1084 トロッコ・アルト(宇奈月ビール)

 富山市内の土産物屋さんで購入しました。390円です。缶ビールなので瓶と違って要冷蔵ではなく,あちこちで販売されています。全体として生産量も増えているようなので経営がしっかりしたメーカーだと思います。コンクールでも毎年入賞しているようです。味の方は,アルトではありますが,強烈な個性はなく誰にでも飲みやすいビールを目指したという感じです。カラメル麦芽も抑え気味です。飲みやすいといえば飲みやすいのですが,少々印象も薄くなってしまいます。上品な味ですが,その点が残念です。アルコール度数5%。
☆☆☆(2012.1.29.)
No.1085 カモシカ・ボック(宇奈月ビール)

 引き続き宇奈月ビールです。実は,ボック・スタイルはあまり好きではありません。濃厚で,甘みがあるのが苦手なのです。でも,このビールはなかなかいけます。ロースト麦芽の個性を抑え気味にして,日本人の舌に合うように醸造しているのだと思います。強烈なキャラクターは持っていませんが,控えめで上品なビールでした。アルコール度数6%。せっっかく富山に来たのだから,他の地ビールも飲んでみたかったのですが,宇奈月ビールが幅を利かせているようです。缶の強みということでしょうか。城端麦酒も飲んでみたかったのですが,時間がなくて見つけることができませんでした。
☆☆☆(2012.1.29.)
No.1086 スタウト(エチゴビール)

 新潟市の地ビールメーカー,エチゴビールは,無濾過の瓶シリーズと,濾過した瓶・缶シリーズの豊富なラインナップを誇っています。この缶ビールは,アイリッシュスタイル(スタウトの原点)をもとに仕込んだ本格派スタウトです。贅沢に使用した麦芽の風味とエールのフルーティーな味わい,ホップのさわやかな香りが融合したビールです。他のスタウトによく見られる甘ったるいぼやけた味ではなく,キリリとしたグイグイ飲めるとても美味しいビールでした。アルコール度数7%。350ml260円。地ビールとしては,驚異的な安さです。
☆☆☆☆(2012.2.4.)
No.1087 泉ポーター(八海山)

 新潟県南魚沼市の地ビールです。というよりも,日本酒の方がずっと有名な醸造所のビールです。ポーター・スタイルというのは,18世紀初頭のロンドンで台頭し,その後,ペールエール人気で勢力を失い,スタウト・スタイルの登場によって,衰退したタイプだそうだ。この泉ポーターは,ポーターの割にはすっきりしていて,スタウトタイプのような喉ごしです。アルコール度数も,5%と抑えめで,かなり日本人向けにアレンジした飲みやすいビールに仕上がっています。
☆☆☆☆(2012.2.7.)
No.1088 パストレイク・カスパ(ふれあい下妻)

 下妻市の地ビールです。「ビアスパークしもつま」に併設した醸造所で造られています。瓶入りを購入して塩原温泉の温泉宿に持ち込みました。温泉とビールの組み合わせは最高です。このビールは,季節限定のアメリカン・ペール・エール・スタイルです。アメリカ産カスケードホップが効いた,フルーティーな香りのビールです。地ビールの出来としては,ごく標準的なものだと思います。価格が安かったのと,湯上がりに飲んだということで,評価はちょっと甘いです。アルコール度数5%。330ml420円。
☆☆☆☆(2012.2.11.)
No.1089 塩原温泉プレミアム(栃木マイクロブルワリー)

 塩原温泉で購入した地ビールです。製造は,宇都宮の栃木マイクロブルワリーです。企画は,塩原の「ブレス」です。何といっても特徴は,大同元年に発見された塩原温泉には11の温泉が点在し,その中の飲用可能な温泉(光雲荘源泉「ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉」を100%使用)を仕込み水に使用し,醸造していることです。温泉を使ったビールというのは,聞いたことがありません。温泉のミネラル分がコクに繋がり味わいのあるビールに仕上がっています。無濾過のビールで,濁りが半端ではありません。酵母なのか温泉成分なのかは不明です。ハーブスパイス入り。栃木マイクロブルワリーは,なかなかの実力者です。330ml630円。
☆☆☆☆(2012.2.11.)
No.1090 パストレイク・ホワイト(ふれあい下妻)

 今回の旅の目的は,温泉とビールです。3本目いきます。ビアスパークしもつまで購入した地ビールです。小麦麦芽を30%使用した,淡い黄金色の小麦ビール。ホワイトというネーミングから,ヒューガルデンホワイトのようなビールを想像しましたが,そんなにホワイトでもありません。味は,ベルギー系で,ホップの苦みを抑えたフルーティーではあるけれど少し癖があります。正直好みではありませんでした。アルコール度数5%。330ml420円。
☆☆☆(2012.2.11.)

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113.本日のビール(92)No.1081〜1090
☆の数は,個人的な味の好みです。ビールそのものを評価するものではありません。最高5つ。