No.1041 シエラネバダ・タンブラー・オータム・ブラウンエール(アメリカ)

 シエラネバダ・ブリューイングの秋限定シーズナルビールです。紅葉の季節に合わせた赤茶色のブラウンエールです。枯れたイメージを醸し出すためにローストなモルトを使用しているこだわりの1本です。味わいもナッティでアーモンドやヘーゼルナッツのような
芳ばしさを感じ,ロースティなブレッド香とダークチョコレート,キャラメルのような艶のある程よい甘さと深みのあるコクが印象的です。ホップの苦みは,抑え気味です。アルコール度数5.5%。355ml504円。
☆☆☆☆(2011.11.21.)
No.1042 グリーンフラッシュ・ダブル・スタウト(アメリカ)

 グリーンフラッシュ醸造所が造る濃厚なダブルスタウトです。グリーンフラッシュといえば,ホップの利いたビールがお馴染みですが,こちらは深いコクがウリになっています。複雑なフレーバーは,エスプレッソコーヒーやココアを連想させる冬にぴったりの1本です。とにかく濃厚なスタウトですが,不思議に喉ごしはスムーズ。寒い日に暖かい部屋でじっくりと味わいたいビールでした。アルコール度数8.8%。355ml630円。
☆☆☆☆(2011.11.22.)
No.1043 レッドロマンス(サントリー)

 限定醸造のカシスを使った赤い第3のビールです。ビールというにはかなり抵抗がありますが,原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・糖類・カシス)スピリッツ(小麦)となっています。ホップの苦みがかろうじてビールらしさを出しています。カクテルか,ベルギーのフルーツビールのようでもあり,なかなかの野心作だと思います。カシス果汁4%。アルコール度数5%。350ml139円。安いので,ジュース代わりにいいかもしれません。
☆☆☆(2011.11.24.)
No.1044 丹沢のしずくハニー(厚木ビール)

 厚木市にある地ビール醸造所が,丹沢山系の伏流水を使用して造っています。原材料には,麦芽・ホップのほかに地場産のハチミツを使用しています。ハチミツを使用しているというと,甘いビールを連想してしまいますが,ほのかにハチミツの香りがする程度で,上品な味わいに仕上げています。繊細で美味しいビールでした。アルコール度数5%。330ml504円。発泡酒扱いです。
☆☆☆☆(2011.11.28.)
No.1045 薩摩ビール・ヴァイツェン(薩摩麦酒)

 鹿児島県霧島市の地ビールで,本場ドイツビールを忠実に再現しています。小麦麦芽を使ったドイツ・バイエルン地方の上面発酵ビール(ヴァイツェン)にこだわり,麦芽やホップなどの原材料もドイツ産のものを取り寄せています。水は霧島山系の水を使用しています。淡色ビールで,小麦を多量に使用し,苦味が比較的少なく,炭酸ガスの含有量が多いのが特徴です。酸味と甘味が適度にミックスした重厚なビールです。酵母入り無濾過。アルコール度数5%。330ml420円。
☆☆☆☆(2011.11.30.)
No.1046 薩摩ビール・ヴァイツェン・ドュンケル(薩摩麦酒)

 昨日に続き,薩摩地ビールです。ヴァイツェンにカラメル麦芽を多く配合した濃色ビールです。ヴァイツェン独特のフルーティさと爽やかな酸味はそのままに,カラメル麦芽の香ばしさも加わった味わい深い地ビールです。名前の通り,ヴァイツェンとドュンケルのハーフ&ハーフのような感じで,両方の味が楽しめる珍しいタイプのビールでした。このようなタイプのビールを飲めるのが,地ビールの魅力です。ピルスナーに飽きたときにぴったりです。とても気に入りました。アルコール度数5%。330ml420円。
☆☆☆☆☆(2011.12.1.)
No.1047 札幌開拓使麦酒プレミアム(サッポロ)

 コンビニで買った限定醸造ビールです。缶の裏の説明には,次のようにあります。「明治9年(1876年)にビール製造が始まったサッポロビールの発祥の地である北海道札幌。その地で,日本のビール草創記において先駆の気概をもって発足した開拓使麦酒醸造所。以降,ビール造りの想いと魂は130年以上にわたって受け継がれてきました。そんな先人への敬意を表して造った,麦芽100%の豊潤な味わいの本格プレミアムビールです。」これは,ピルスナーの傑作です。とても美味しくいただきました。北海道産大麦麦芽,希少な富良野産ホップを一部使用しています。千葉工場で製造しています。アルコール度数5.5%。350ml224円。
☆☆☆☆☆(2011.12.6.)
No.1048 初号アサヒビール復刻版(アサヒ)

 コンビニで買った限定醸造ビールです。缶の裏の説明には,次のようにあります。「今から約120年前,1892年(明治25年)に『アサヒビール』が発売され,1900年のパリ万博においては『金賞』を獲得するなど世界的にも認められたブランドとなりました。その後,現在のアサヒビール(株)の社名の起源となった歴史そのビールを今回『初号アサヒビール復刻版』として,当時の分析書を基に現代の原材料・設備・技術で再現いたしました。」麒麟ラガービールに似た懐かしい味です。奇しくもサッポロと同じような企画のビールとなりました。値段の差でしょうか,個人的には,サッポロの勝ちです。アルコール度数5.5%。350ml217円。 
☆☆☆(2011.12.7.)
No.1049 深みの逸品(サントリー)

 銘柄名と缶のデザインで,琥珀エビスのような先入観があったのですが,グラスに注いでみると淡色系で少々ガッカリ。濃密な旨味と豊かなコクがウリのようですが,サントリーには,プレミアムモルツという絶対的なビールがあるため,ちょっと期待はずれでした。セブン&アイ限定のビールで,缶の裏には,7つのこだわりが書いてありました。「@麦芽を贅沢に使用した濃密な旨味と豊かなコクAハラタウ産アロマホップ100%の爽やかな香りBアルコール度数6.5%の力強い飲み応えC麦芽100%。D天然水100%仕込Eデコクション製法Fレイトホッピング製法」だそうです。350ml238円。
☆☆☆☆(2011.12.8.)
No.1050 サッポロ生黒ラベル東北ホップ100%(サッポロ)

 2011年限定醸造の東北ホップを100%使用した黒ラベルです。麦芽は100%ではなく,米・コーン・スターチを使用している点がマイナスです。ホップが東北産かどうかまで判別できるほど舌が肥えていませんので,ごく普通のビールに感じました。「札幌開拓使麦酒プレミアム」がとても旨かっただけに,少々残念です。期待しすぎました。アルコール度数5%。350ml215円。
☆☆☆(2011.12.9.)

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109.本日のビール(88)No.1041〜1050
☆の数は,個人的な味の好みです。最高5つ。